「自分が好き病」と「全部やりたい病」に打ち勝つこと。ベンチャー若手経営者へインタビュー #02
はじめに
メガベンチャー2社に勤め、20代のころから経営企画、広告事業部長、取締役など企業の重責を担うポジションを経験した後、従業員30人規模のITスタートアップに転職し、現在は30代半ばの年齢で取締役に就任されている方へのインタビューの後編です。
前編では、若手でも大きなポジションを掴むことができるベンチャー企業ならではの良さやマネジメントの難しさを語っていただきました。
後編である今回はベンチャー企業で活躍できる人の特徴や、中途入社者が直面しやすい悩み、そしてご自身の夢を語っていただきました。
ぜひご覧ください。
前編:20代で取締役に。ベンチャー経営者がもがき苦しみながら生み出したマネジメント手法に迫る

0から1ではなく、1から10を埋める生き方を選択
- 当時在籍されていた経営企画部門では具体的にどのような業務を行われていたのでしょうか。
株主総会や経営会議の運営や子会社の監査、M&A案件の精査をやっていました。最後に手がけたのは2社のIT系メディア企業を会社が買収した後のPMIです。いわゆる買収後の統合作業の責任者ですね。
その仕事がひと段落した後、もう一度、広告事業部長を任されることになりました。自分でPMIを行った広告会社2社の広告売上を伸ばしなさいという指示がでたのです。
- また大変な思いをした広告事業部長に戻られたのですね。
そうですね。しかし3社に渡るベンチャー企業で就業経験の中でも、その当時の仕事が一番印象に残っています。
当時買収した2社は収益はなく組織も数名でしたが、その会社をお金の面と組織の面でずっと大きくすることができたのです。
自分が現在の会社で取締役として行っている仕事の原体験というか、天職を見つけることができた瞬間でもあり、非常に楽しかったですね。
- なるほど。天職と言えるような仕事をされていたのにも関わらず、その後30人規模のITベンチャーにジョインされ取締役に就かれていると先ほどお伺いしました。起業の道を選択せず転職をされたのはどうしてでしょうか。