【INTERVIEW 03:エネルギー業界からA.T. カーニーへ】コンサルティング未経験者が成長するために必須のマインドセットとは

2024/01/19

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沼田諒平氏は、前職で培った知識と経験を生かし、現在、エネルギー・素材プラクティクスのマネージャーとしてチームをけん引している。未経験からの転職組だが、コンサルタントとしての成長はマインドセットの切り替えが大きなきっかけだったと振り返る。A.T. カーニーという戦略ファームの魅力に加え、未経験者がコンサルタントとして活躍するために必要なものについて語ってもらった。

〈Profile〉
沼田諒平(ぬまた・りょうへい)
マネージャー
エネルギー・素材プラクティスのコアメンバー。大学院修了後、新卒で千代田化工建設に入社。エンジニアとしてLNGプラント・医薬品製造プラント・太陽光発電所の設計・施工管理に従事した後、2020年にA.T. カーニーに入社。前職の知識と経験を生かし、エネルギー・電力領域を中心に組織変革やリスクマネジメントプロジェクトなどに従事している。

※内容や肩書は2024年1月の記事公開当時のものです。

プラントエンジニアからコンサルタントへ

――これまでのキャリアと、転職先としてA.T. カーニーを選ばれた理由をお聞かせください。

沼田:前職はプラントエンジニアでした。エネルギー関連の仕事がしたくて就職して5年半ほど勤めたのですが、転職を考えるようになったのは会社が赤字を出してしまったことがきっかけです。エンジニアなので経営のことは何も分からないし、何もできない。そんな自分にもどかしさを感じて、もっとビジネス全般のナレッジを深めたいと考えました。

最初はエネルギー系の商社を検討していたのですが、エージェントの方から「コンサルも向いているかもしれない」と提案されまして。当時はコンサルティング業界の知識はあまりなくて、ケース面接と呼ばれる難しい面接があるらしい、という程度のイメージでした。ただ、面接対策をしてみるとそれがとても面白いんですよね。そういう意味では、たしかに向いていたのかもしれません。

3社ほど面接をしていただいて、A.T. カーニーに決めたのは議論が一番楽しかったからです。今もはっきり覚えていますが、レンタサイクルの市場規模の算出と売り上げ改善策をテーマに面接官の方と議論をして、非常に盛り上がりました。A.T. カーニーは純粋に面接を楽しむことができて、それが最終的に入社を決めた理由です。

――現在のお仕事について教えていただけますか。

沼田:エネルギー領域のクライアントを支援しています。A.T. カーニーとしても長くご支援を続けている企業で、私自身としての関わりは中長期的なリスクマネジメントの戦略策定が最初でした。例えば日本は海外からエネルギーを買って発電をして売るわけですが、海外のエネルギー市場と国内の電力市場は別々の動きをすることも多いんですね。そういった動きに対応するためにどのようなリスク管理体系が必要かから検討を開始し、実行に落とすところまで支援しています。

私の場合、前職でプラントの設計をしていたので、その時の経験はかなり生きています。エネルギー業界はかなり専門性の求められる業界なのですが、前職で培った全般的な知識・経験がありますし、何よりも実際に現場を知っているので、クライアントの業務や悩みのイメージがつきやすい。そこは間違いなく自分の強みになっています。 description

自らの気づきと周囲のサポートでスキルを磨く

――沼田さんの場合、他業界からの転職になりますが、コンサルタントとしてのスキルはどのようにして身に付けていったのでしょうか。

沼田:コンサルのスキルは皆無だったので、全てを身に付ける必要があり、1つずつクリアしていった感じですね。自分の弱さに気付く方法は2つあります。1つは仕事に取り組む中で、自分自身で足りない部分を実感すること。もう1つは周囲からのフィードバックです。プロジェクトの前後、あるいは最中にもマネージャーから「こうした部分を改善したらいいよ」と助言してもらえましたし、自分でも先輩方を見てスキルを盗むようにしていました。

――苦労した点はありますか?

沼田:マインドセットです。私の甘えみたいなところかもしれませんが、最初は仕事をやり切る覚悟がおそらく足りなかったと思います。上司に言われたから、というような気持ちが残っていて、それはプロフェッショナルとしては言語道断です。

ただ、そこを反省し、マインドセットを変えたことでブレイクスルーも起きました。「上司もメンバーもいるけれど、このタスクは自分がやるんだ」「彼らとのディスカッションは自分の仮説を進化させるために行うんだ」という意識を持つように変えたんです。それによって仕事が自分事になり、成長できたのかなと思います。

――未経験で入社して2年半でマネージャーに昇進されていますが、成長のスピードも非常に早かったのでないでしょうか。

沼田:昇進については私の能力というより、チームのマネージャーやメンバー、そしてプロジェクトとのめぐりあわせで、たまたまバリューを発揮できたのかなと捉えています。

――ご自身ではどういった部分を評価されたと思いますか?

沼田:そうですね……。それこそさっきのマインドセットのお話かもしれませんが、この人だったら最後までしっかり仕事をやり遂げてくれるだろうと思ってもらえたのではないでしょうか。クライアントからもメンバーからも、そう評価してもらえたと思いたい(笑)。

現在担当しているクライアントは長期のお付き合いがあり、プロジェクトのフェーズによっては私が外れる可能性もあったのですが、その時もぜひ沼田さんをと言っていただいて、それはとてもうれしかったです。私もクライアントのことが好きなので、ぜひ継続的にご支援したいと思っています。 description

クライアントからの感謝とメンバーの成長が最大の喜び

――仕事のやりがいはどんなところに感じますか。

沼田:やっぱりクライアントが喜んでくれるのが一番のやりがいですね。前職からエネルギー業界にお世話になっているわけで、エネルギー領域に対して何かしらの恩返しをしたいという気持ちが強いです。そもそも社会人になって最初のうちは、バリューを出せる状態ではありません。その自分を社会人として独り立ちさせてくれた前職には感謝しかありませんし、先方からしたら要らぬお世話かもしれませんが、ゆくゆくは何かの形で恩返しをしたいと思っています。

あとは、以前は自分自身の成長にフォーカスしていたのですが、マネージャーという立場になったことで最近はメンバーの成長を喜びに感じるようになりました。彼らが私も経験したような難しい局面に立ち、自分自身と周囲の力を掛け合わせながら解決していく過程を見るのがとてもうれしいです。

――あえて自分の成長という部分では、これからどこを伸ばしたいとお考えですか?

沼田:A.T. カーニーでは「尖った個」という言い方をしていますが、まだそれは自分にはないと思っています。例えば私が経営者と2時間、1対1で未来を語れるレベルかと言えば、おそらくそこまでの引き出しはありません。経営者が欲しい示唆を出せるようになるために、自分ならではの武器を磨いていきたいですね。

――マネージャーというお立場から、若手の成長に必要なものは何だと感じていますか。

沼田:1つは素直さだと思います。それも表面上の素直さではなく、本当に自分の欠点に深いレベルで向き合い、それを改善できるかどうか。もう1つは、やはり自分でこれをやり切るんだという覚悟です。素直さと覚悟を持った人であれば、間違いなく成長していくことができるでしょう。

A.T. カーニーはその点でも非常に素晴らしい環境が揃っており、若手でもどんどん責任あるタスクを任せてもらえます。もちろん、「この仕事ならこの粒度で任せて大丈夫だろう」という想定をしながらなので、過剰な負担にはならないはずです。

――ご自身もそうやって成長してきたのでしょうか?

沼田:その通りです。あるプロジェクトで、当時の私としては大きな責任を背負うことになったのですが、自分がこれをやるんだと覚悟した瞬間にマインドが切り替わりました。それまでは逐一上司に聞いていたのですが、それをやっていたら間に合わないし、とにかく自分だったらどうするかを必死に考えました。あれは非常に良い経験で、今でも感謝しています。 description

未経験者には、自分が戦える領域や武器を明確にしておくことをお勧めしたい

――沼田さんのように未経験からコンサルタントに挑戦する方にアドバイスをお願いします。

沼田:まずは自分で「できること」と「できないこと」を明確にしておくのがいいと思います。私の場合、エネルギーは知っているけれど他は知らない。だから戦う領域をすぐにエネルギーに絞ることができました。もちろんそれまでとは違う領域をやってみたいという意欲も素晴らしいですが、新しい挑戦をするにしても、自分がどこで戦えるかを把握した上で取り組む方が心理的なストレスは減るでしょう。

スキルについては、それまでの仕事で培ったものは全て使えると思います。どのスキルも一般化していくとあらゆる領域に通用するはずで、それをきちんと言語化して使える状態にしておくのがお勧めです。私は大学院時代、仮説を立てながら実験と検証を繰り返して学会で発表していました。コンサルティングの仕事においても、リサーチと分析を重ね、仮説を立ててクラアントに報告するという流れは変わりません。そんな風にスキルを一般化して語れるようにしておくと、あらゆる経験がコンサルティングという仕事に使えるはずです。

――A.T. カーニーに向いているのはどんな人だと思いますか?

沼田:議論を楽しめる人でしょうか。私だけでなく、本音で議論をすることを楽しんでいる人が多いと感じます。ただ、議論を楽しむには間違いを恐れないことが大切です。まずは自分の考えが正しいと信じて積極的に発言する、その上で間違いだと分かればすぐにそれを受け入れて次に進む。自説にこだわらず、常にアップデートできる人が向いていると思います。

あとは、この会社には何かしらパッションを持った方が多い。日本を良くしたい、業界を良くしたいという熱い気持ちを持っている人が集まっているので、そうしたカルチャーに共感できる方がいいですね。

――沼田さんのお話を聞いていても、ご出身のエネルギー業界への恩返しや、後輩たちへのまなざしなど、熱いものを感じます。ベクトルが外向きという印象です。

沼田:もちろん自分にも向けていますよ。ただ、最初は自分の成長のためにこの仕事に取り組んでいましたが、最近はそれを外に向けていこうという気持ちが強くなってきました。単純に、受けた恩はお返ししたいという感覚です。テイクより少しだけギブが多いくらいで死んでいければいいですね(笑)。

――最後に求職者の方にメッセージをお願いします。

沼田:私も実は入社を決断するときにすごく悩んだんです。調べれば調べるほど不安も大きくなってしまって。でも、思い切って転職して本当に良かったです。思い切れた理由は、お伝えしたようにケース面接が非常に楽しかったから。もし悩んでいる方がいれば、まずは面接を受けてみてはどうでしょうか。自分を動かすという意味でもお勧めですし、面接を受けた上でどうするかを判断していただいても構いません。A.T. カーニーの面接での経験と学びは、例え転職しなくても役に立つので、どっちに転んでも良かったと思えるはずです。ぜひ気軽にご応募いただければと思います。 description

コラム作成者
外資就活ネクスト編集部
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