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「グローバルな環境で最先端技術を学びながら、エンジニアとして、テクノロジーコンサルタントとしての市場価値を高めたい」。そんな思いを持った人にぜひ知ってほしいのが、キャップジェミニ・エンジニアリングのカルチャーだ。キャップジェミニ・エンジニアリングは、キャップジェミニの中でも研究開発およびエンジニアリングの支援を行う部門のブランドである。同部門は、世界中の知見を活用しながら、日本市場に最適化したソリューションを提供するという強みを持っている。この点は他ファームとの明確な差別化ポイントであり、高い意欲を持って働くメンバーにとってもベストな成長環境であることは間違いない。
今回話を聞いたのは、エンジニアリングR&D事業部(キャップジェミニ・エンジニアリング)の事業部長である熊谷太一郎氏と、未経験からネットワークエンジニアに転身した山内ひかり氏。2人のキャリアヒストリーを通じて、同社の持つ大きな可能性を探っていく。
※内容や肩書は2025年4月の記事公開当時のものです。
「クライアントに知見を残す」という唯一無二のアプローチ
――まずはお二人のキャリアと入社動機を聞かせてください。熊谷さんからお願いします。
熊谷:私は2024年7月に入社して、現在は日本のエンジニアリングR&D部門の事業部長を務めています。元々は欧米系の通信機器・半導体企業で技術・企画部門の統括責任者を務め、その後大手コンサルティングファームでマネージングディレクターとして働いていました。
キャップジェミニに転職した理由は大きく三つあります。一つ目は、「クライアントに知見を残すコンサルティングとエンジニアリング」というアプローチに共感したことです。従来のコンサルティングは、戦略策定やシステム開発を請け負って、成果物として納品する形が一般的です。しかし、それではノウハウがクライアント側に十分に残らず、企業の自走力が高まりにくい。キャップジェミニでは「伴走型」を掲げ、技術開発のプロセス変革と開発支援をクライアントと共に進めることで、組織全体の成長を支援するスタイルを取っています。これは、日本の製造業やテクノロジー企業にとって特に重要な価値を提供できると確信しました。
二つ目は、キャップジェミニがグローバルな知見を日本市場に最適化しながら提供できるポジションにあることです。欧米ではキャップジェミニのエンジニアリング領域の実績は非常に高く、さまざまな分野で大きなシェアを持っています。その知見を日本企業向けに最適化しながら提供できる点に大きな可能性を感じました。
最後はプライベートも関連しますが、柔軟な働き方ができる環境も魅力です。私は長年海外で生活してきたこともあり、日本と欧米を行き来するライフスタイルを続けています。キャップジェミニには居住エリアに関係なく各プロジェクトに最適な人材をアサインして体制を組む「グローバルショア」の考え方が定着しており、ロケーションに関係なく働ける環境です。一人一人の働きやすさに加えて、プロジェクトの品質を高められる非常に良い手法だと思っています。
――お客さまに知見を残すのは素晴らしいと思いますが、そうするとキャップジェミニとしてはリピート機会が減るのではないですか?
熊谷:確かにその可能性はありますが、私たちはそれを「悪いこと」ではなく「より良い循環」だと捉えています。クライアントの社内に知見が定着すれば、より自立的に課題解決できるようになり、その結果、また新たな戦略や技術開発のニーズが生まれます。もちろん私たちはそのときに備えて、常にお客さまの“一歩も二歩も先”の知見を蓄えておくことが必須です。
世界中で野心的かつ先進的なプロジェクトをクライアントと共に進めることで、実践的な最新技術や業界の先端動向に触れる機会は豊富にあります。もちろん、私たち自身も自助努力は惜しみません。キャップジェミニは世界各地に複数の研究開発拠点を有しており、最先端の技術や知見を継続的にアップデートしています。こうした取り組みを通じて常に最先端の知識を備え、新たな価値を提供し続けることができるのです。今日のインタビューを行っている「Japan Automotive Innovation Lab」も、筑波大学と協力して研究を行っている当社拠点の一つです。
――なるほど。それでは続いて山内さんのキャリアと入社動機も聞かせてください。
山内:私はこれまで、メーカーでの資材調達や国立研究所の特許管理など、ITとは無縁の仕事をしていました。ただその中でエンジニアの人たちと関わる機会が多く、徐々に高度な専門性を持って働く姿に憧れを持つようになりました。
そうした状況で育児休暇に入り、このまま事務職を続けるのか、それとも新たな仕事に挑戦するのかをじっくり考えて、挑戦の道を選んだという背景です。キャップジェミニを選んだのは、在宅勤務や柔軟な働き方がしやすい環境で、世界を舞台に挑戦できると思ったからです。ちょうどキャップジェミニが私の住んでいるつくば市で女性向けのリスキリングセミナーを開催しており、「ここでなら自分の希望するキャリアを築けるのでは」と感じて応募しました。
育児休暇中に元々興味のあったネットワーク技術の勉強を始め、資格も取得していたのですが、やはり実務となると本の知識だけでは通用しないことを実感しています。
――現在はどのような仕事を担当しているのでしょうか。
山内:ネットワークエンジニアとして、テクニカルサポートを担当しています。お客さまのネットワーク環境で発生したトラブルの解決がメイン業務ですが、実際のネットワーク構成は複雑で、資格の勉強だけでは分からなかった「実務のリアル」を日々学んでいるところです。
未経験からの挑戦で不安もありましたが、キャップジェミニにはグローバルレベルでナレッジ共有の仕組みが整っており、社内のCoE(センター・オブ・エクセレンス)などを活用しながら学び続けることができます。新しい技術を吸収し、それを実践で生かすサイクルが非常に早いので、自分の成長を実感しながら働けています。
日本発の技術を、世界のスタンダードへ
――エンジニアリングR&D事業部が提供しているサービスについて教えてください。
熊谷:グローバルでは、キャップジェミニ・エンジニアリングというブランドで活動している事業部門です。世界中のクライアント企業に対して、最先端の技術ソリューションとエンジニアリングサービスを提供しています。対象業界も非常に幅広く、自動車、航空宇宙、通信、メディカルデバイス、半導体…。グローバル展開している数多くの大手企業とパートナーシップを築き、製品開発を支援してきました。
先ほども話した通り、日本市場においては、“欧米の先進的な事例”を活用しつつ“日本の技術や文化に最適化”した形で提供することが重要です。例えば、欧米では既にEVや自動運転が普及しており、ソフトウエアも含めた先進的な事例が多数あります。一方で、海外と日本では道路環境も人々の行動パターンも異なるため、そうした点も考慮しなければなりません。最適な提案を行うためには、先端テクノロジーと地域の特性を深く理解し、適応させることが不可欠です。
――自動車以外の事例も紹介してもらえますか?
熊谷:医療機器にAIを搭載する事例を紹介しましょう。AIを利活用した手術支援に取り組んでいます。大手術は複雑であり長時間かかるわけですが、イマーシブな情報と画像データを組み合わせて、医療従事者を補助し負荷の軽減を目指す取り組みになります。 また、従来、MRIやCTスキャンといった医療機器は、撮影した画像を医師や技師が一つ一つ確認し、診断を行う必要がありました。そうすると、当然ある程度の時間も必要ですし、担当する人の経験や技量によって診断結果に差異が出る可能性もあるわけです。
そうした課題に対応するため、AIによるデジタルツインデータアルゴリズムおよび画像解析システムの開発を支援しています。クライアント企業は画像や電磁に関するエンジニアリングの知見は豊富に持っているものの、実装できるAIエンジニアの体制が十分ではなかった ので、当社がサポートすることになりました。クライアントと共にアーキテクチャを設計し、実現するためのソフトウエアをインドで開発。実際の医療現場で使いやすいシステムになるよう慎重に進めています。
――この仕事のやりがいはどんなところだと思いますか。
熊谷:今話した医療機器の事例などは、非常に社会貢献性が高く、私たちとしても大きなやりがいを感じています。それ以外にも、多くの日本企業が抱える「デジタルに関する知見不足」「ソフトウエア人材不足」といった課題に対峙して、クライアント企業の競争力を高めていく仕事はとてもダイナミックです。
また、海外の知見を日本に持ち込むだけでなく、日本発の成果や知見を世界に広げられることも非常に大きなやりがいです。例えば、筑波大学と共同研究した成果を論文にもまとめていますし、自分たちの手で生み出した技術が世界のスタンダードになっていく瞬間に立ち会えることは、かけがえのない喜びです。
山内:私が感じるやりがいは、インプットした知識を即座にアウトプットできる環境があることです。毎日新しい技術や知識を学びながら、それをすぐに実践で生かす機会が多くあるので、成長のスピードがとても早いと感じています。
もう一つ大きいのは、「日本にいながらグローバルな視点を学べること」です。私のチームには外国籍のエンジニアも多く、彼らと協力しながら仕事を進めることで、技術だけでなく異文化コミュニケーションのスキルも磨かれています。
熊谷:さらに付け加えると、「日本に籍を置いたまま」海外のプロジェクトに参加することも可能です。キャップジェミニはグローバルで人材をデータベース化しており、例えば「こういう経験が5年以上あるリーダークラスの人材」と検索すれば、世界中の該当者がすぐにリストアップされます。
海外オフィスのチームから日本のメンバーにオファーが来ることもあれば、その逆ももちろんあるわけです。双方が合意すれば、正式にプロジェクトへの参加が決まります。数カ月から半年ほど現地に赴任するケースもありますし、基本はリモートで対応しつつ月に1回だけ出張するようなケースもありますね。
キャップジェミニでは、人材を国ごとに囲うのではなく、グローバルな視点で最適なチームを構成することを重視しています。本人が「海外のプロジェクトに挑戦したい」と意思を示せば、それに応じた機会を提供できる環境が整っているのも、当社ならではの魅力です。
知識に貪欲であれ。学び続けることが、成長の唯一の条件だ
――これから入社してくる人にはどんなことを期待しますか。
熊谷:一番期待したいのは、知識に貪欲であることです。エンジニアリングの世界は常に進化していますし、新しい技術や課題に向き合い続けることが求められます。これまでの経験にとらわれず、常に学び続ける姿勢を持っている人は、キャップジェミニで大きく成長できると思います。
また、「多様なバックグラウンドを持つメンバーがいるからこそ、チームが強くなる」というのが私たちの考え方です。国籍や経歴はもちろん、元々エンジニアではなかった人も多く活躍しています。文系出身でも、クライアントの課題を正しく言語化し、プロジェクトを円滑に進める役割で活躍しているメンバーもいますね。
それぞれの強みを生かしながら、一緒に成長していける人に来てもらえればうれしいです。
山内:私も、学び続けることを楽しめることが大切だと思っています。未経験からでも新しい技術を学ぶ機会が多くありますし、学んだことをすぐに実践して成長を実感できる環境でもあります。だからこそ、知らないことにワクワクできる人にはとても向いていると思います。
――ありがとうございます。最後に、今後のキャリアを検討中の人にメッセージをお願いします。
熊谷:キャリアの選択は、簡単な決断ではないですよね。特に、今いる環境を変えるのは勇気のいることだと思います。でも、「自分の市場価値を高めていく」、あるいは「新しいフィールドで挑戦する」ことに興味があるなら、ぜひキャップジェミニの扉をたたいてみてください。
ここには、クライアントと共に成長しながら、自分の専門性を磨ける環境が整っています。また、グローバルなプロジェクトにも関わることができるため、日本国内にとどまらず、世界を舞台に活躍するチャンスも広がっています。
私たちは、皆さんにキャリアを押し付けるのではなく、一緒に考え、最適な道を模索するスタンスです。まずは話を聞くだけでも構いませんので、ぜひ気軽に相談してください。
山内:私自身、キャリアチェンジを決断するのはとても悩みました。ただ、「やりたい仕事」と「自分に合った働き方」はどこかに必ずあると信じて行動を続けた結果、今の環境を手に入れることができたのだと思っています。
もし、「挑戦してみたい」「学びたい」という気持ちがあるなら、その気持ちを大切にしてほしいですね。キャップジェミニには、挑戦を後押ししてくれる環境と、支えてくれる仲間がいます。一歩踏み出せば、きっと新しい世界が広がります。私もまだまだ学びの途中ですが、一緒に成長していける仲間に出会えることを楽しみにしています。