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日本最年少ビリオネア(*)、佐上峻作率いる新進気鋭のコンサルティングファーム、クオンツ・コンサルティング(クオンツ)。2025年10月に創業8年目を迎えるM&A総研ホールディングスの第二の柱となる事業として立ち上がり1年半、破竹の勢いで成長するクオンツの名を聞く人も増えてきているのではないだろうか。コンサルビジネスを再定義し、コンサル業界の新常識をつくるヘッドライナーである同社は、従来のコンサルティングファームと何が違うのか。
IT・コンサル領域に特化した人材紹介エージェントであり、クオンツを創業期から支援し、1人目のパートナー人材を紹介した実績を持つKVC Partners(KVC)の大橋花織氏が迫る。
* 2024年5月29日にフォーブスが発表した「日本長者番付 2024」に最年少の33歳で41位に番付入りした
※内容や肩書は2025年4月の記事公開当時のものです。
クオンツと他ファームの圧倒的な違いとは
大橋:クオンツは2023年10月の創業から1年半で、内定承諾者を含めて約100人の規模になったと聞きました。他の新興コンサルティングファームと比較しても急成長だといえますよね。この背景には何があるのでしょうか。
佐上:私たちは他のコンサルティングファームとはビジネスモデルが異なります。コンサルタントによる「人月モデル」だけではなく、ファイナンスの要素を重視しているのです。
そういった、コンサルの要素だけでなくファイナンスの要素も加えた価値提供を顧客にできているというのはクオンツの他ファームとの大きな差別化要因だと感じます。
「顧客の利益を重視する」から選ばれる。企業の利益を上げるための支援
大橋:クオンツは「戦略とITに強いコンサルティングファーム」という印象を持たれることが多いと思いますが、どんなプロジェクトを手掛けているのでしょうか。
佐上:現状では全体の5〜6割が戦略案件で、残りがIT関連のプロジェクトです。ITの割合は今後も高まっていくと見込んでいます。
戦略案件の中身としては、M&A戦略や人材育成、営業改革といったテーマが多いですね。とある大手総合商社のM&A戦略案件では、当社を含む10社以上のコンサルティングファームがコンペで競い合い、私たちが受注しました。こうした場面でも私たちは顧客から高頻度で選ばれています。
大橋:なぜクオンツは多くの顧客から選ばれるのですか。
佐上:私たちは徹底して戦略の先にある案件獲得や営業実務にまで踏み込み、顧客が利益を上げるための支援をしています。BPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)の提案をする際も、私たちは株価を上げていくためのIR的な視点を忘れません。
大橋:具体的な案件についても聞きたいです。
佐上:前述の大手総合商社のM&A案件では、既存事業のさらなる拡大を目的としたM&A実行に向け、戦略策定とターゲティング支援を進めました。現場での対応プロセスを最大限効率化することを目指し、対象業界の約700社から20社を選定し、M&A総合研究所と協業をしてソーシングを実行しました。M&Aの実現性と効果にこだわる姿勢が高く評価されました。
また、大手SIerのプロジェクトでは、四つの本部を横断する次期中期経営計画の策定を支援しています。トップダウンとボトムアップの両方の視点で検討し、2カ月弱の期間で本部横断の中期経営計画大方針を決定。このプロセスが評価され、本部単位の個別の中期経営計画検討支援を継続しているところです。
コンサルの意義とジレンマ
大橋:こうした事例を聞くとコンサルの存在意義を深く実感します。一方、顧客企業の立場で考えれば、コンサル依存から脱却することが、長期的には企業価値を向上する目標になるはず。しかし「顧客のコンサル依存を継続することがコンサルにとっての利益になる」という現実もあり、コンサル業界出身の転職希望者はここにジレンマを抱える人も少なくありません。
佐上:だからこそ、コンサルタント一人一人が、自分のやっている仕事や作業がどう株価に影響するかを考えなければいけないのではないでしょうか。
大切なのはコンサルの目的です。戦略を練って終わりではなく、結果として企業価値を高める必要があります。頭ではそう理解していても、企業価値を高めるために必要なことが見えず、ひたすら目の前のタスクに追われている人も多いのではないでしょうか。
クオンツでは常に顧客やプロジェクトの全体像を見て、結果を出し、コンサルタント一人一人が自分の仕事の意義を感じられるようにしています。
大橋:現職のコンサルティングファームがそうした環境ではなく、不満を感じている人も、クオンツでなら伸び伸びと動けるかもしれませんね。
佐上:少なくとも「自分は何のためにコンサルをやっているんだろう」と感じることはないと思います。
企業時価総額数兆円という20年間の壁を「通過点」として捉える
佐上:クオンツではパーパスに基づいて「日本企業の効率化を促進して企業価値を向上させる」というコンセプトビジョンを打ち立て、マイルストーンとして自社としても「時価総額数兆円企業になる」という大きな目標を持っています。その実現に向けて事業と組織規模の拡大を進めているので、コンサルタントとして迷うことはないはずです。
日本のベンチャーで1兆円に到達した企業としては楽天やZOZOなど複数ありますが、いずれも創業から20年以上が経過しており、この20年以内に生まれた会社は1社も1兆円に届いていません。これは、日本社会では新たな産業が育ちにくいという現実を表しています。なぜなら、私たちの世代が生まれた頃から、既に世の中は満たされているからです。
これからの日本で真に求められるのは、新しいものを生み出すことではなく、既にあるものを効率化していくことでしょう。私たちはそのためにテクノロジーと戦略を駆使し、同世代のメンバーで時価総額数兆円企業を成し遂げたいと考えています。
大橋:佐上さんは、どのようにしてこのビジョンにたどり着いたのですか。
佐上:私は学生時代、農学部で生物を研究していました。生物は皆、それぞれが暮らす環境の変化に適応し、進化し続けることを宿命づけられています。それは人間も例外ではなく、進化することに意味があるはず。そんな視点を持ち、ビジネスパーソンとしてどんな進化に寄与できるかを考えたときに、「今あるエコシステムを効率化していくこと」を志したんです。
効率化を進めなければ、日本企業は海外に後れを取り続けることになります。コンサルティングファームのレベルが上がれば日本企業の経営レベルが底上げされ、ひいては日本経済全体の発展につながるはずです。私たちはそのための通過点として、日本でも数が限られる時価総額数兆円企業になることを目標としています。
「10年で5000人」を目指すクオンツの人材戦略とビジョン
大橋:今後はどんな人材を採用していきたいと考えていますか。
佐上:コンサルタント経験者はもちろんですが、それだけではなく、コンサル未経験者やIT人材も含めて幅広く採用していきたいと考えています。
直近ではSIer出身者の採用も増えています。SIer出身のコンサル未経験者は、コンサル経験者のように戦略を描く力がないと感じることもあるかもしれません。でも、クオンツは決して「戦略をどんどん描ける人」だけを求めているわけではないんです。テクノロジーファーストで動き、エンジニアとして顧客に価値提供できる人も歓迎しているので、ぜひクオンツの門戸をたたいてもらえたらと思っています。先ほど話した日本企業の効率化を推し進めるためには、IT人材の力が必要です。
大橋:これからクオンツに加わる人に向けたメッセージを聞かせてください。100人規模となったクオンツですが、新しく加わって活躍するチャンスはまだまだありますか。
佐上:もちろんです。5年後に1000人、10年後に5000人規模になることをイメージしているので、現在のクオンツは創業の初期フェーズに過ぎません。これからクオンツが伸びていく過程を見ることは大きな経験になるはずですし、経営視点を持って自ら事業を作り出す面白さも味わえると思います。
大橋:いい意味で今後の成長を予測できないことも、クオンツの魅力なのかもしれませんね。私も、クオンツと共に成長したいと考える志の高い人材を紹介していきたいです。
佐上氏から見たKVC Partnersとは
大橋:佐上さんはKVC Partnersにどんなことを期待しますか。
佐上:KVC にはクオンツの立ち上げ時から支援してもらっており、現在執行役員・パートナーを務める武藤祐希もKVC経由の入社でした。
KVCは、コンサルマーケットを本当によく見ていると思います。人材を紹介して終わりではなく、コンサルティングファームの未来を一緒に考えてくれるエージェントだと感じます。私にとっては、同じ夢を見られる貴重なパートナー。日本を変えていくクオンツを成長させるため、これからも力を貸してもらいたいと考えています。