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「世界中に広がる知見を、日本企業の変革に注ぎ込みたい」。そうした思いを抱き、2013年に日本市場に本格参入を果たしたキャップジェミニが、この数年で急拡大を遂げている。欧州発のコンサルティングファームならではの多角的なアプローチを基に、戦略・IT・エンジニアリングを一気通貫で提供。海外展開する大手企業のグローバルオペレーティングモデルの再構築に大きく貢献している。
現在は日本国内でも総勢1400人体制となり、多様なコンサルタントが活躍し、上流のビジネスモデル変革にも踏み込んだ包括的な支援を加速しているという。「自ら行動し、社会を変えたい」という意欲を持つ若者にとって、ここには無限の可能性が広がっている。
※内容や肩書は2025年4月の記事公開当時のものです。
多国籍な知見と最先端の技術力を武器に、“世界に挑む日本企業”の変革を支援する
――まずはキャップジェミニのサービス全体像と、他のコンサルファームとの違いを聞かせてください。
殿村:キャップジェミニはいわゆる総合型コンサルティングファームです。ただ、その中でも大きく三つの強み・特徴があると考えています。
一つ目はグローバルに強い点です。海外進出した日本企業の多くが、グローバルでのオペレーティングモデル構築に難渋しています。一方でわれわれは欧州発のファームということもあり、米国流だけではなく、多国間にまたがるクロスボーダープロジェクトの豊富な経験から多様な“やり方”を熟知しています。これをフルに活用し、「どうすれば日本企業が真にグローバルなオペレーティングモデルを構築できるか」を多角的に支援している点が大きな特徴です。
二つ目がエンドツーエンドで支援できる組織力。キャップジェミニは、経営戦略やIT戦略の策定、ITシステム開発運用、さらにビジネスプロセスの運用やエンジニアリングサービスまでグローバルスケールで一貫して取り組むことのできる数少ないグローバルファームです。
最後は、ソフト・ハード両面を本格的に手掛けるエンジニアリング部門を自社グループ内に持っている点です。例えば、自動車業界でEV化やソフトウエア化が進む中で、われわれは“根本的にアーキテクチャを設計し直す”ようなプロジェクトを手掛けられます。さらに、英国ケンブリッジ大学近郊には、数多くのPhDを擁するディープテック集団のケンブリッジコンサルタンツも有しています。これらは他のファームにはないユニークな強みだと思いますね。
――1点目に関して、大半の大手企業は随分前から海外進出していると思いますが、それでもまだ適切なモデルを構築できていないのでしょうか。
殿村:自前で海外に進出したにせよ、海外の企業をM&Aで買収したにせよ、グローバル視点でガバナンスやマネジメントのプラットフォームが完成していると胸を張れる企業はまだあまり多くないでしょう。
その背景を一言で言えば、かつては日本のマーケットがあまりにも巨大だったことにあると思います。ビジネスのやり方もそれにひも付くシステムやプロセスも、日本発で手掛ければ良かったのです。もちろんその手法をそのまま海外に持っていってもスムーズに事は進みませんが、当時は利益の大半を日本市場で稼いでいた事情もあります。あるいは海外では国内とは別建ての仕組みをごく小規模で作る企業も多かったと思います。
しかし現在はトップ企業の多くが海外で利益の過半を稼ぐフェーズに入っています。そうなると、単に日本スタイルを海外に持っていくだけでは済みません。グローバル本社では、全世界に展開するビジネスをデータドリブンで経営する仕組みが不可欠になります。さらに、地域ごとの事情やグローバルな競合相手を前提としたビジネスモデル、ガバナンスやシステムを、ゼロベースで構築し直す必要があるのです。
――具体的にはどのような支援を行うのでしょうか。
殿村:戦略を練る段階から、人事・財務・サプライチェーン・顧客チャネルなどのオペレーションや業務プロセス、エンジニアリング体制、さらにはそれらを統合するITシステムの刷新まで、まさにエンドツーエンドで伴走します。
経営手法やオペレーティングモデルに関して、絶対的に正しい「グローバルスタンダード」が存在するわけではありません。フランス流もアメリカ流もドイツ流もアジア流もあります。そういった異質なものを融合させて、各企業に合ったモデルを構築することが成功の大きな鍵です。そのためにキャップジェミニは、グローバルチームとの強力なコラボレーションを通じて、戦略から最終的なテクノロジー実装までを一貫して支援しています。
クラウドネイティブの先駆者を迎え入れ、公共領域にも進出。国内と海外をまたぐエンドツーエンド体制が加速する
――この数年で、キャップジェミニにはどのような変化が起きていますか。
殿村:まずは規模が拡大していることです。ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング(BTC)社の買収を含めて、この3年で500人の組織から1400人規模へと急拡大しました。
クラウドネイティブのアプリケーション開発に強みを持つBTCをグループに迎え入れ、国内のIT領域、特にクラウドやデータ活用などの先端技術対応力が飛躍的に高まっています。また、BTCは公共分野の実績も豊富で、これまで手薄だった公共領域もカバーできる体制に変わったことも大きいですね。
この組織拡大は、われわれが目指す「エンドツーエンドのトランスフォーメーション支援」を進める上で欠かせない投資でした。キャップジェミニはグローバルで34万人規模の膨大な人材・知見を擁していますが、日本ローカルならではの案件やスピード感にも対応する必要があります。日本側の人的リソースや専門性を厚くすることで、クライアントとの議論や実行支援をさらにスムーズに進められるようになりました。
――なるほど。単に人数を増やすだけでなく、より幅広い領域で専門性を発揮できるようになっているわけですね。
殿村:その通りです。今の話に加えて、上流といわれる戦略領域のプロフェッショナルも今後さらに拡充していきます。
近年はトランスフォーメンションの規模もどんどん大きくなってきていて、オペレーションやITのみならず「ビジネスモデルをどう再構築するか」といった経営視点まで踏み込んだ相談も増えています。そうなると、やはり上流の戦略やマネジメントに関するコンサルティングが不可欠です。
グローバルでは元々キャップジェミニ・インベントというブランドで戦略コンサルティングに注力していて豊富な実績がありますが、日本のチームはまだ十分とは言えません。そこで、グローバルの知見も持ち込んで、経営戦略レベルまで踏み込んだサポート体制を強化しているところです。
新規事業の構想やグローバルM&Aを前提とした経営戦略立案、ガバナンス改革など、抜本的なビジネスモデルの転換をテーマに、われわれのグローバルナレッジを総動員して支援する。その上で、ITプラットフォームの構築やエンジニアリング、運用定着までエンドツーエンドでやり切るわけです。
――この数年で大きな変化が起きているのですね。2013年に日本に本格参入した当初のビジョンと比べると、現状はいかがでしょうか。
殿村:率直に言って、当初想定していた以上のピッチで進んでいます。日本のトップ企業のグローバル展開を支援するという目標については、既に本格的に支援をさせてもらっています。その上で、今後はより総合的なトランスフォーメーション、さらに公共分野など社会全体を巻き込む変革をどこまで主導できるかが次のチャレンジだと思っています。
多様性を生かして社会を変革するキャップジェミニの人材戦略
――組織拡大に伴う採用方針の変化や、求める人材像を教えてください。
殿村:まず、採用方針の根幹は変わりません。「自ら考え、自ら動く」姿勢を持った人に来てほしいという思いです。待ちの姿勢ではなく、自分がアクションを起こして業界や社会を変えていくんだという気概が、コンサルティングの現場では生きてくると思います。
さらに言えば、「ビジネス」「テクノロジー」「グローバル(海外展開)」の三つの要素がキャップジェミニのDNA。いずれか一つに自信があって、残りの二つは入社後に学んでいくという意欲を持った人は大歓迎です。組織が拡大してきたことでカバレッジが広がり、国内における公共分野やクラウドネイティブなど技術色の強い案件も増えましたので、より幅広いバックグラウンドの人々に活躍してもらうことができるでしょう。
――実際に入社後はどのように学ぶことになるのでしょうか。
殿村:基本は「プロジェクトを通じて学ぶ」がコンサルタントの王道ですね。とはいえ、グローバルレベルでの研修体制も充実させています。eラーニングで各インダストリーやテクノロジーを学び、必要に応じて対面のトレーニングも受けられる。英語ができれば海外オフィスのプロジェクトにもアサインされますし、逆に海外から人を招いて国内で一緒にトランスフォーメーションに取り組むケースもあります。若手であっても、熱意と適性次第で多様なチャンスをつかめるはずです。
――キャップジェミニで働くやりがいについても聞かせてください。
殿村:自分のアクションで企業や社会が大きく変わっていく瞬間を目の当たりにできること。これが最大のやりがいだと思います。「自分たちが提案して実行した結果、企業や行政が新しいモデルに移行した」という成果が見えるのはうれしいですよね。
また、「顧客企業の成長を強くドライブさせる」ことと、「社会全体の仕組み作りにインパクトを与える」ことを、キャップジェミニはどちらも重視しています。利益の拡大と社会貢献は両立可能ですし、そのための変革を後押しできるのが私たちの仕事です。若いうちからそうした意義を感じながらキャリアを積めるのは、大きな魅力だと考えています。
――貴社のダイバーシティ環境はどうなっていますか。
殿村:キャップジェミニにとって多様性は常に大きなテーマです。日本法人がこの3年で3倍近くの規模になってきたとはいえ、外国籍のコンサルタントや海外拠点との連携が、われわれの付加価値であることは変わりません。DEI(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)やサステナビリティにも力を注いでいます。
われわれの理想は、日本人が海外プロジェクトのリーダーを務めたり、逆に海外から来たメンバーが日本の案件をけん引したりするケースが当たり前になること。日本国内に閉じこもることなく、多国籍なチームで社会や企業を変えていける人材こそ、キャップジェミニで大きく活躍できるはずです。
――最後に、キャップジェミニへの転職を考えている人へメッセージをお願いします。
殿村:キャップジェミニは、日本のトップ企業だけでなく公共分野も含めて「グローバルにビジネスとテクノロジーの両面からトランスフォーメーションを支援する」体制を整えてきました。今後は戦略・経営の上流領域もさらに強化し、まさにエンドツーエンドで変革をリードできる存在を目指しています。
だからこそ、当社に入ってくれる人には「自分の力で何かを成し遂げるんだ」という強い思いを持っていてほしい。そういう人であれば、世界中の仲間とコラボレーションできるこの環境で、多様な価値観や知見を吸収しながらどんどん成長できるでしょう。多くの人に、われわれのユニークな特徴を知ってもらえればうれしいですね。