「経営の主体者になれる」コンサル・投資銀行出身者が語るPEファンドで働く醍醐味
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PEファンド(プライベート・エクイティ・ファンド)は機関投資家などから募った資金で未公開株を取得し、投資先の経営支援を通じて企業価値を向上させ、高いリターンを目指す。中でもベインキャピタルは世界最大級のPEファンドであり、日本国内でも業界をリードする存在として豊富な実績を持つ。
単なるリターンの追求ではなく、投資先の中長期的な成長を目的として投資活動を行うのがベインキャピタルの大きな特徴でもある。投資先企業の経営に深く入り込んでいく支援姿勢は、高く評価されている。
投資銀行やコンサルティングファームから同社へ転職した3人に、PEファンドで働く醍醐味(だいごみ)とは何か、なぜベインキャピタルを選んだのか、詳しく聞いた。
※内容や肩書は2025年10月の記事公開当時のものです。
自身が経営の主体者となり、トップから現場まで深く入り込む
――それぞれコンサルティングファーム、投資銀行からの転職ですが、PEファンドを選んだ理由を教えてください。またその中でもベインキャピタルを選んだのはなぜですか。
吉田:コンサルティングファームとPEファンドで大きく異なるのは、「経営の論点を誰が考えるか」という点です。コンサルティングファームでは、クライアントが既に経営の論点を特定していて、その解決をサポートする外部委託先として働くことが多いと思います。一方PEファンドでは、経営の論点を考えるのは自分たち。株式を保有する経営パートナーとして、最上段の問いに自ら向き合うことになります。
加えて、コンサルティングファームではプロジェクトが半年〜1年ほどで終わることが多く、最終的な成果まで見届けられないケースも珍しくありません。しかしPEファンドは投資期間が平均5年と長いため、自分が考えて実行したことを最後まで責任を持って見守ることができます。総合的に、コンサルティングファームよりもPEファンドの方が「経営の本質に触れられるのでは」と考えて、転職を決意しました。
ベインキャピタルを選んだのは、コンサルティング能力をより直接的に生かせる会社だと考えたからです。当社はコンサルティング的なアプローチを積極的に活用しているPEファンドで、実際にコンサルティングファーム出身の従業員が多いという特徴があります。

佐々木:前職ではM&Aや資金調達のアドバイザリーという立場で仕事をしていました。しかし、取引の場で経営の手綱を握る立場にあるPEファンドと関わるうちに、「自分も経営の主体となって案件を動かしてみたい」と強く思うようになったのです。
さらに、PE投資はガバナンスへの一定の関与と、基本的には株式の長期保有が前提となっているため、投資だけでなくその後の事業運営にも深く携わることができます。これは投資銀行では経験できないことで、非常に魅力的だと感じました。
大谷:私は前職でもPE投資業務を行っていました。転職先を選ぶ上で最も重視したのは、「投資先企業にどこまで深く入り込めるか」という点でした。日本におけるPEファンドの価値の源泉の一つは、現場レベルでの改善ができることにあると思っています。ベインキャピタルは、PEファンドの中でも特にハンズオンで、現場レベルでの支援を重視している会社なので大きな魅力を覚えました。
大手企業、中堅企業、グローバル企業――投資実績の幅広さが魅力
――現在の職務内容を教えてください。
佐々木:PE投資は、案件発掘、資金調達、エグゼキューション(案件実行)、バリューアップ(ポートフォリオワーク)、イグジットという流れで行われます。私はディールチームの若手として、エグゼキューションや一部のポートフォリオワークに携わっています。
エグゼキューション業務はビジネスデューデリジェンスや財務デューデリジェンスなどさまざまありますが、私はその一要素(モジュール)を担います。ただし、最終的には全てを一人で回すことが求められるため、幅広い知識と連携が求められます。投資実行後は、ポートフォリオワークを専門に行うチームと連携してバリューアップを行っていきます。自分がデューデリジェンスを担当していたモジュールに関する施策をリードする機会も多く、自らの仮説を実行に移し、時には軌道修正しながら投資先への支援を行います。
大谷:私たちプリンシパル含め、一定以上の職位になれば、案件を取りまとめ、プロセスマネジメントや案件に対する総合的な評価・判断を担います。また、これと並行して、案件発掘も行います。
案件の取りまとめでは、メンバーが持つ個々のモジュールやその連携を把握するだけでなく、案件のリスクとリターンをできる限り正確に可視化し、適切な判断を下すことが求められます。時には不確定な情報しかない中で選択を迫られることもありますが、それこそがこの仕事の面白さだと感じています。
案件発掘においては、一人一人が機械、自動車、半導体といった担当セクターを持ち、日々の業務の合間でわれわれの貢献余地が大きいと考える企業へアプローチしていきます。投資後も、イグジットまで基本的にその案件に関わり続けます。

――案件発掘からエグゼキューションまでには、どのくらいの期間を要するのですか。
大谷:案件ごとに変わりますが、最初の提案から投資まで、数年かかることも珍しくない世界です。長い目で社会全体を見据え、地道に種をまいていく根気強さが必要な仕事といえるかもしれません。
――投資先は、やはり大手企業が多いのでしょうか。
吉田:そう思われている方が多いのですが、実はベインキャピタルは大手企業から中堅企業、さらにいえば国内中心の企業だけでなくグローバル企業まで、幅広く投資しています。PE業界は「大手企業だけ」「中堅企業だけ」など投資先を限定しているファンドが多い中、当社は世界最大級のPEファンドながら、国内中堅企業の投資に特化した「日本ファンド」も組成しており、さまざまな企業へ投資できる体制になっているのです。
超大手企業の経営をドライブするインパクトの大きい仕事も、経営層から現場までの距離が近いからこその“手触り”感がある仕事も、どちらも経験できる環境は他にないと思います。前職のコンサルティングファームと比較しても、経験できることの幅が広いと強く感じています。
経営の手綱を握るからこそ身に付く、多角的な視点と思考力
――PEファンド、そしてベインキャピタルで働く醍醐味はどこにあると思いますか。
大谷:端的にいえば、多角的な視点を持てるところだと思います。ビジネスは多角的な目線を持つことで、その本質がつかめるようになるものです。ただ、戦略コンサルタントであれば経営視点、M&Aアドバイザリーであれば株主視点など、置かれる立場によっては中心に据えるべき視点が固定化されてしまうこともよくあります。
一方で、ベインキャピタルでは、経営視点、取引先視点、株主視点、さらには従業員視点まで、あらゆるステークホルダーの視点に立って、俯瞰(ふかん)的に企業の行く末を考えることが求められます。
吉田:例えば、ある企業が非常にいい製品を作っていたり高い技術を持っているのに、正しい価格設定がされておらず赤字になっている場合。まず私たちは経営視点や株主視点に立って「価格を適切な水準まで値上げして収益を出すことで、事業は確実に軌道に乗る」という判断をして、投資を行います。
他方で、実際に顧客と対面する営業の立場になって考えてみると、「顧客に怒られてしまうのでは」「失注してしまい自分の営業成績に傷が付くのでは」というような不安が募るはずです。経営・株主視点での論理だけでなく、営業の現場で働く従業員、さらには顧客が抱く感情も含めて、考えを巡らす必要があります。
経営者がどんなに素晴らしい戦略を描いたとしても、現場の従業員に納得して動いてもらえなければ意味がありません。この値上げの例のように、各ステークホルダーの考え・論理や思いが必ずしも一致するわけではないからこそ、PEファンドとして経営支援をする際には「誰がどんな考え方・思いをするのか」と多角的な視点で思考を巡らせることがとても重要なのです。
――多角的な視点は、どのように身に付けていくのでしょう。
佐々木:場数を踏むしかありません。その点、ベインキャピタルは若手に新しい挑戦の機会をどんどん与えてくれるため、早いうちから多角的な視点を身に付けたい人にはピッタリだと思います。

吉田:当社には国内外で数多くの経営支援実績があるため、さまざまな視点から物事を考えてきた経験値や、その中で編み出した知見が豊富に蓄積されています。そんな幾多の知識や経験を持つシニアメンバーと働くことで、深い洞察力や卓越した着眼点を擬似体験できるのは、他にない魅力だと思います。
――これまでで特に印象に残っているプロジェクトを教えてください。
吉田:日立金属(現プロテリアル)のアメリカ子会社に出向し、新型コロナウイルス禍で赤字になっていた事業を立て直したプロジェクトが印象に残っています。ベインキャピタルの人間でありながら、日立金属のアメリカ事業に深く入り込み、日本本社との橋渡し役を担いつつ、大規模事業のバリューアップに直接貢献できたことは、他ではなかなか得ることのできない大変貴重な経験でした。
大谷:私と佐々木が同じチームで進めた、ジャムコという会社のプロジェクトが思い出深いです。ジャムコは航空機内の設備などを製造している会社で、ステークホルダーも非常に多い上場企業でした。しかし、コロナ禍で厳しい事業運営を強いられることになったのです。
われわれは株式の非公開化、さらなる成長のための戦略と、ベインキャピタルとしてどのような価値提供ができるのかを提案、根気強く「なぜ非公開化が株主にとっても、取引先にとっても、従業員にとってもいいのか」を説き、最終的には合意を得ることができたのです。
ジャムコの経営支援はこの先数年ほど続きます。自分で進めたプロジェクトに長く関わっていけるのはPE投資の醍醐味ですし、自分を奮い立たせるモチベーションになっています。
企業オーナーの視点で経営の“本質”を極めたい人におすすめ
――ベインキャピタルに向いているのはどんな人だと思いますか。
佐々木:早いうちから裁量を持って積極的に行動したい人におすすめです。ベインキャピタルは規模が大きいPEファンドながら、年次に関係なく意見を求められ、どんどん挑戦させてくれる風土があります。私自身、転職してからは「佐々木さんはどう考えているのか? 何がしたいのか?」と意見を求められる機会が増えました。
吉田:経営の本質的な部分に興味を持っている人に向いていると思います。コンサルティング業務では、クライアントの定めたテーマや内容に対する検討を非常に高い効率で実行することが重要視されます。そのため、自分自身で最上段から経営論点を考え抜く機会や、白紙の段階から優先順位付けを実施する機会はまれだと思います。私は「自分が経営者だったらどうするか」と考えることが好きだったため、前職時代はもどかしさを感じることもありました。
だからといって、「コンサルタントを数年経験した」程度では、事業会社の要職にはなかなか就けないもの。「経営戦略の立案から実行までの一連を自分で担い、経営の本質に触れたい」といった人は、ぜひ当社の門をたたいてみてほしいです。
大谷:ベインキャピタルが他のPEファンドと最も違うのは、事業へのコミットメントの深さです。そのため事業そのものに強い関心がある人は、とても相性がいいと思います。私たちは経営課題をかなり細かく分解して、「何から手をつけるべきか」という具体的なアクションに落とし込んでいきます。このプロセスに面白みを感じられる人は、ベインキャピタルでの仕事も楽しめると思います。
