グローバルに広がる調達の専門チーム「Prokura」―A.T. カーニーが仕掛ける成果直結の“戦略実行モデル”とは―

2025/10/09

sponsored by A.T. カーニー description

2025年春、日本に上陸した調達・サプライチェーン特化型チーム「Prokura(プロキュラ)」。2021年にA.T. カーニー(グローバルブランド名はKearney)傘下となり、デンマーク発の専門家集団として欧州で実績を積み上げてきた彼らは、調達を単なるコスト削減ではなく、企業価値を高める戦略機能と位置付ける。戦略策定にとどまらず、実行を通じて成果に直結させる“戦略実行モデル”こそが最大の強みだ。今回は、ProkuraのアソシエイトパートナーであるMartin Rydland氏と、A.T. カーニーで長年オペレーション領域をリードする芳川天音氏に、Prokuraの魅力とキャリアの可能性を聞いた。

〈Profile〉
写真左/Martin Rydland
Prokura アソシエイトパートナー
LSE(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス)で政治学の学士号と修士号を取得。12年間のオペレーションズコンサルティング経験と、日本企業(IHI)での2年間の勤務経験を有する。日本、ノルウェー、英国、米国、チェコ共和国にて、あらゆる業界における調達およびサプライチェーンに携わり、特に調達オペレーションモデル構築、調達変革、コスト削減、調達能力の強化等のテーマへ注力。
写真右/芳川天音(よしかわ・あまね)
A.T. カーニー シニアパートナー
東京大学大学院工学系研究科修士卒。自動車、エネルギー業界を中心に、国会・官公庁への出向/協働も含めて12年間のコンサルティング経験を持つ。長期戦略、シナリオプランニング、新規事業戦略、成長・M&A戦略等のテーマに従事。特に、自動車業界の最新技術動向、ブランディングから販売流通アフター領域まで深い造詣を持つ。

※内容や肩書は2025年10月の記事公開当時のものです。

“企業を支える基盤”から“競争力の源泉”へ。今、調達・サプライチェーンが注目される理由

――まず、Prokuraとはどのような組織なのでしょうか。

芳川:Prokuraは、デンマーク発の調達・サプライチェーン特化型のコンサルティングチームです。2025年4月からA.T. カーニーの東京オフィス内に拠点を設け、われわれと協働する形で活動を開始しました。

最大の特徴は、ゼネラリスト型ではなく「調達に特化したコンサルティング」である点です。私たちは、調達を単なるコスト削減の手段ではなく、企業価値を高める戦略機能と位置付けています。調達の在り方を見直すことは、コストだけでなくレジリエンスや競争力強化といった経営の根幹に直結するからです。Prokuraでは、戦略策定と実行の両方を担い、クライアントの持続的な成長を支援することを使命としています。

Martin:ヨーロッパではこの分野のスペシャリストが高く評価されています。私自身も以前のファームでゼネラリスト的な仕事をしていた時よりも、今の方が成果も見えやすく、クライアントに具体的なインパクトを届けられると感じます。実行力に強みを持つProkuraならではのやりがいですね。

――2025年にA.T. カーニーにジョインした狙いや背景も教えてください。

芳川:私は元々A.T. カーニーの戦略オペレーション領域に長く携わってきました。その立場から見ると、Prokuraが加わることで、コンサルタント一人一人の成長スピードが格段に上がったと感じています。広範なテーマを扱うゼネラリストのキャリアも魅力的ですが、若手や中途で入った人材が専門性を早期に磨くのは簡単ではありません。今回Prokuraが加わったことで、若手人材がキャリアを加速できる場を提供できるようになったのは大きな意味があると思っています。

Martin:私は欧州のProkura出身ですが、調達やサプライチェーンに特化したコンサルティングは、日本市場ではまだ十分に広がっていません。A.T. カーニーに加わることで、グローバルで培った手法やカルチャーを日本でも展開できると考えています。特に「戦略を実行に落とし込む」というA.T. カーニーの強みと、Prokuraの実行力は非常に相性がいい。短期的には両者の協業スタイルを根付かせ、長期的には日本市場で必要とされる全てのサービスを提供できる規模に拡大することを目指しています。

――なぜ今、調達・サプライチェーンが重要になっているのでしょうか。

Martin:要因は大きく二つあります。一つはイノベーションのサイクルが加速していること。新しい技術や製品の模倣も早くなった現代では、営業や開発だけでは差別化が難しく、最終的には“オペレーション力”の差が競争力を左右します。

もう一つはサプライチェーンそのものが不安定化していることです。地政学的リスクや災害リスクが頻発する中、調達機能は「コストを抑える部門」から「企業の持続可能性を支える戦略機能」へとシフトしてきました。

芳川:付け加えると、経済のグローバル化も背景にあります。企業が複数の地域に生産・調達拠点を持つ時代においては、いかに早くリスクを察知し、安定的なサプライチェーンを構築できるかが経営の最重要課題となっています。

日本の製造業は現場力や改善力に強みがありますが、縦割り組織の壁が本質的な最適化を阻むことも少なくありません。だからこそ調達を切り口に、営業・品質・生産などを巻き込みながら全社横断で取り組むことが不可欠です。短期的なコスト効果にとどまらず、中長期的なレジリエンスと競争力強化を両立できる点が、今この領域が注目される大きな理由だと思います。 description

設計や工程の見直し、地域戦略の再構築まで踏み込み、調達を切り口に全社最適化を実現する

――Prokuraが提供している具体的なサービスについて教えてください。

芳川:一言で「調達」と言っても、私たちが支援している領域は非常に幅広いです。例えば自動車メーカーでは、車両が高機能化する一方で価格は上げられないという課題があります。その状況で収益を確保するためには、単に仕入れの価格交渉を進めるだけでは不十分。サプライヤーと一緒に、どうすれば工程を減らせるか、材料を見直せるか、あるいは設計そのものを工夫できるかといった「ものづくりの仕組み」に踏み込む必要があります。

Martin:ヨーロッパでも同様ですが、調達は単なる取引の窓口ではなく、全社最適を考える戦略的機能です。例えば私たちは、各部署がバラバラに進めている購買や開発の情報を統合し、共通のサプライヤーや部品を活用して規模のメリットを生かしたり、交渉力を高めたりといった効果を生み出しています。時にはサプライヤー側の工場改善にまで入り込むケースもありますね。

芳川:また、エネルギー価格や人件費が上昇する中で、企業努力だけではどうしても吸収できない場合もあります。その際は、卸先やエンドユーザーに理解してもらえるよう、データに基づいた説明を設計し、販売価格を調整することも重要です。これは調達部門だけでは難しい領域で、われわれの知見が大きく役立つところだと考えています。

Martin:さらに付け加えると、地域選択も大きなテーマです。国際環境の変化によって一国依存のリスクが高まる中で、インドや東南アジアなど複数地域に調達先を分散させるのか、それとも国内回帰するのか。こうした判断はサプライチェーン戦略そのものです。私たちは各国の事例やデータを踏まえ、クライアントと共に最適なオプションを検討し、一緒に実現していきます。

芳川:結果として、調達という切り口から入っても、サービスの実態はサプライチェーン全体、さらには事業構造の最適化まで広がります。設計、製造、品質保証、営業など幅広い部門と連携しながら、企業全体の競争力を高める取り組みを伴走型で進めているのが特徴です。

――領域特化とはいえ、かなり広範な知見が求められるのですね。

Martin:確かに調達やサプライチェーンは広範に見えますが、実際には高い専門性が横に広がっていく形です。製造原価削減に取り組んでいれば、必然的に生産工程や品質保証の知識が身に付きますし、調達のグローバル最適化を進めれば、地政学や物流の知見も欠かせない。つまり、一つの専門領域に深く入り込みながら、自然に周辺領域へ知識が広がっていくのです。

芳川:その結果、コンサルタントは飽きが来るどころか、むしろ経験を積むほどに新しい学びや挑戦が増えていきます。ゼネラルな戦略テーマとは違い、調達やオペレーションは「手を動かす実行」を伴うため、短期間で深い知見を積み上げられるのも魅力です。しかもわれわれのプロジェクトは必ずA.T. カーニーのストラテジック・オペレーション・プラクティス(SOP)のエキスパートと混成チームを組みます。だからこそ、Prokuraの専門性とA.T. カーニーの幅広い知見が融合し、よりシームレスで総合的な価値提供が可能になるのです。 description

―Heroes go home early― 効率性と成果を重視しながら、人生も楽しむProkuraの哲学

――SOPとProkuraの協業スタイルについて、もう少し詳しく教えてください。

芳川:案件の立ち上げ段階から両方の専門家が一緒に入り、戦略設計と実行計画を同時に考えていきます。例えばクライアントの経営課題を議論する際には、SOPのメンバーが全体戦略の方向性を示し、Prokuraが調達・サプライチェーンの具体的な打ち手を提示する。その場で相互に意見をぶつけ合うことで、現実的かつ実効性の高い提案が作られていくのです。こうした日常的な協働が、若手コンサルタントの視野を広げ、専門性と戦略思考の両方を同時に磨ける環境を築き上げています。

Martin:そのスタイルは非常にユニークだと思います。一般的には「別チーム同士で協力する」という形が多いですが、私たちは完全に一体。クライアントから見ても、戦略と実行を行き来しながら成果を出せることは大きなメリットでしょう。しかも、各メンバーは自分の興味がある領域を掘り下げつつ、周辺テーマも自然に学べる環境にある。だからこそ専門性を高めながら視野も広がり、チーム全体の成長スピードも速いと感じています。

――その他に、働き方やカルチャーに関して特徴的なポイントがあれば聞かせてください。

Martin:私たちは「Heroes go home early.」という言葉を大切にしています。効率的に価値を出す人こそ、早く帰って家族や趣味の時間を持つべきだという考え方です。働き方をモニタリングし、プロジェクトの進め方を調整する仕組みもあり、無理な長時間労働を前提としていません。

芳川:カルチャーの根底には「多様性とフラットさ」があります。国籍やバックグラウンドにかかわらず、誰もが仲間として意見を言い合える雰囲気です。専門性に対する強いパッションを持つ“オタク気質”の人たちが、互いを尊重しながら集まっている。だからこそ楽しく、かつ持続可能に働けるのだと思います。

――Prokuraが求めるのはどんな人材ですか。

芳川:まず「自分の経験を武器にしたい」という強い思いを持っていてほしいですね。調達やサプライチェーンの知見を本気で磨きたい人にとって、Prokuraは理想的な環境です。専門性を高めながら、戦略から実行まで幅広いテーマに触れられるチャンスがあります。

Martin:私からは二つ。一つは「自分の成果を実感したい人」。案件の結果が数字やプロセス改善として見えるのが、この仕事の醍醐味(だいごみ)です。もう一つは「効率的に働き、人生を楽しみたい人」。短時間で集中して成果を出し、その分を家族や自分の時間に使うスタイルを歓迎しています。

――最後に、転職を検討中の皆さんにメッセージをお願いします。

Martin:自分の仕事の価値を実感したい、成果を目に見える形で残したい。そう考える人には、Prokuraはきっとフィットします。クライアントの経営に直結するテーマに携わりながら、自分自身も専門性を磨き続けられる環境です。

芳川:Prokuraには、効率的に成果を出しつつ、自分の人生や家族との時間も大切にできるカルチャーがあります。多国籍で多様な仲間と学び合いながら、戦略から実行までを一体で支援する仕事は、他にはない経験になるはずです。調達・サプライチェーンという成長領域で、共に挑戦し、価値を届けていける人を待っています。 description

コラム作成者
外資就活ネクスト編集部
外資就活ネクストは、「外資就活ドットコム」の姉妹サイトであり、現役プロフェッショナルのキャリア形成を支援するプラットフォームです。 独自の企画取材を通して、プロフェッショナルが必要とする情報をお伝えします。