【イベントレポート】元MBB中途採用面接官と業界の専門家が語るPEキャリアへの挑戦、戦略コンサルのケース面接徹底対策|ANDONE|外資就活ネクスト PITCH

2026/04/21
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元MBB中途採用面接官と業界の専門家が語るPEキャリアへの挑戦、戦略コンサルのケース面接徹底対策と題し、ANDONEのお二人にご登壇頂きました。
実務を経験しているからこその視点で、PEファンド、戦略コンサルの市況や魅力を語って頂きました。


<登壇者>
description 三原 卓也(みはら たくや)
株式会社ANDONE 代表取締役CEO

嶋村 莉貴(しまむら りき)
株式会社ANDONE 取締役COO

三原:ANDONE代表を務めます三原と申します。 私は大学卒業後、三井物産でエネルギー本部に所属し、石油トレーディングやLNG事業投資に従事しました。その後ゴールドマンサックスに転職し、証券部門でVice Presidentとしてコモディティデリバティブの営業、取引執行を担当しました。 さらにベイン・アンド・カンパニーに転職、戦略コンサルタントのマネージャーとして大企業向けの経営戦略立案のご支援を行い、中途採用におけるケース面接の面接官も務めておりました。 その後、嶋村とともに株式会社ANDONEを共同創業いたしました。

嶋村:株式会社ANDONEの嶋村と申します。 新卒でJACリクルートメントに入社し、金融・コンサル領域等に特化したヘッドハンターとしてキャリアをスタートしました。 その後、香港に移り、主に金融やPE・HF・VC・不動産ファンドなどの投資ファンド領域の他、CXOポジションを含めキーマンの採用支援しておりました。 2020年に帰国し、日本M&Aセンターにおいてシニアコンサルタント/チーフとして大企業や中堅中小企業を対象としたM&A実務に従事いたしました。PEファンドとのディール実務も多く経験いたしました。

会社紹介

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弊社は今、人・戦略・投資というこの三つを軸に人と企業の成長のご支援をさせて頂いております。 具体的には、ハイクラス・エグゼクティブ向けの人材紹介、戦略経営コンサルティング、中小企業向け自己勘定投資事業になります。 現在、人材紹介事業に最も注力しております。
description 弊社の得意領域は、PE・ヘッジファンド・不動産ファンドなどの投資領域と、戦略・総合・IT・FASなどのコンサルティング領域です。外資大手から新興系、ブティックまで幅広くカバーしています。

本日は特にPEファンドと戦略コンサルに焦点を当ててお話します。

PEファンドの採用市況

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日本のPE市場は拡大を続けており、海外資金の流入や投資件数・金額の増加、ファンド数の増加が背景にあります。これに伴い採用枠も増加し、ジュニアからシニアまで人材需要が高まっています。 加えて、採用間口の拡大により多様なバックグラウンドの採用が進んでいます。 さらに報酬設計も進化し、若手からキャリーが付与されるなど、「PEキャリアへの挑戦」の機会が広がっています。

description こちらはPEファンドのプレーヤーマップです。 PEといってもプレーヤーは非常に多様で、候補者によって合うファンドは異なります。 また、多くのPEは10〜30名ほどの小規模組織の為、採用ではカルチャーへの適合が特に重視されます。

PEファンドはそれぞれ組織文化や投資哲学が大きく異なります。 その為、候補者の志向を丁寧に伺い、最適なファンドをご提案する事を重視しています。 ご志向に基づいた最適なファンドとの"ご縁"をしっかりご支援させて頂ければと考えております。

PEファンドの面接で問われる視点

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PEファンドの面接では、スキルセットとマインドセットの両方が重要視されます。 スキル面ではケース面接による論理思考力や、モデリングテストによるファイナンス力が重視されます。 一方で特に重要なのが、投資家としての思考や具体的な投資アイデアといったマインドセットです。 戦略論に偏り投資視点が弱い場合は見送りになるケースも多いです。

PEファンドの選考突破に向けて、三つの重要なポイントをお伝えします。

description 1)情報収集
PE選考では、ファンドの特徴や投資スタイル、投資対象、実際の投資案件の業界・企業理解含め様々なインプットが必要です。 私たちは各PEファンドとの関係を通じて、他エージェントよりも深い情報を持っております。 実務ベースの内容に加え、ネットには出ていない生の情報もお伝えする事が可能です。

2)実践対策
アウトプットの質を高める為に、ケース課題やモデリングのサンプルに加え、PE面接の想定質問集をご用意しています。 投資志向や投資アイデアがどのように問われるかなど、具体的な質問をもとに対策をお伝えします。

3)壁打ち
私たちは壁打ち相手として個別アドバイスも行っています。 三原はケース対策を、嶋村は投資アイデアや投資実務の視点から助言が可能です。

PE転職に関しては、事前準備が全てです。我々としても、しっかりフォロー出来ればと思っております。

三原:続いて、戦略コンサルの魅力とケース面接対策における視点というテーマでご説明いたします。

戦略コンサルの魅力

description 戦略コンサルは、大企業の経営中枢に関わりながら汎用的なビジネススキルを身につけられる点が魅力です。また、キャリアのハブとして機能し、PE・VC・外資事業会社・スタートアップ幹部・起業など幅広い進路が開けます。 多くのファームでMBA費用を全額負担する制度があり、MBAが現実的な選択肢となる点も利点です。 しかし、そのキャリアを得る為には厳しい選考を突破する必要があります。

戦略コンサルの面接スタイル

description 戦略コンサルの選考で特徴的なのはケース面接であり、フェルミ推定やビジネスケースといった課題が出題されます。評価基準は面接官によってに異なりますが、面接官の多くは減点方式で総合的に評価することが多い印象です。 その為、各評価項目をバランスよく満たすような準備が必要です。

ケース面接での主要な減点要因

description 実際に、面接官が発したネガティブフィードバックを二つに分解いたしました。

1)基礎スキルの不足
基礎スキルには論理的思考能力、構造化能力、仮説思考、計算能力などがあります。 施策検討が構造的に整理されず、思いつきで語られており、説得力に欠ける等と言った、論理的に解を導出する力に対するフィードバックが見られます。

2)応用能力の不足
基礎スキルの不足を一般解を導出する能力とするならば、そこから個別解に落とし込む応用能力が不足するというフィードバックも昨今は多く見られます。 設定されている企業状況の理解が浅く、解答が一般論に留まるというフィードバックです。 基礎スキルが高い候補者ほど、既存のフレームワーク等に依存し過ぎて企業特性を踏まえた提案が出来ないケースがあります。 これは、一般解を個別解に進化出来る力が不足していると言い換えられます。

昨今、候補者の多くがケース面接への対策を万全にする中、候補者の本質的な思考能力の高さを見極めるのが難しくなっているというファームの課題を耳にします。 結果、トレンドとしては、ケース面接でも一般解ではなく、個別解への進化過程を見極め、準備を通じて強化が難しい応用力を図る問いへの対応を重視する傾向が強まっているという印象です。

ビジネスケース紹介

description ここからは、その応用力を見るケースの例を二つご紹介します。

①海外のジンメーカーの売上向上施策
・日本国内で10年間1%程度のシェアを維持
・目標は今後5年間で日本での売上を2倍

②本邦ランニングシューズメーカーの売上向上施策
・国内ランニングシューズ市場で40%のシェアを保有するリーディングカンパニー
・目標は今後5年間で日本での売上を2倍

この二つの設問に対して、どのような施策を検討すべきか考えてみて下さい。

①では、たとえばコンビニでの販促、EC販売強化などの施策を考えた方もいるかと思います。しかし、ここでは10年間シェア1%を維持しているという点に注目してほしいのです。 この商品は、マス向け商品ではなく、根強いコアなファンがいるニッチ商品である可能性が高いです。 その為、バーや高級レストランで売られる商品であって、ToCの販売促進の施策は方向性として適切ではないかもしれません。寧ろ、BtoB営業戦略が施策の中心に置かれるべきと考えられます。

②では、多くの候補者は、素直にランニングシューズの売上向上を狙う施策検討に終始すると思います。 一方で、ランニングシューズ市場でシェア40%の同社が売上2倍を目指すという極めて野心的な目標に目を向ける必要があります。 ランニングシューズ市場でのシェア拡大だけでは目標達成は難しく、狙う市場そのものを変えるといった大胆な戦略転換を打ち出す発想が求められます。

座学的に勉強してきたケース面接の型に落とし込もうという気持ちが強過ぎると、お題における条件設定とそこから導出される示唆へ思いを巡らす事が出来なくなります。 その落とし穴にはまる候補者を私自身も面接官の立場で多く見てきました。

ケース面接での見送り理由

description 昨今、ケース面接では、既述の通り、具体的な条件を加える事によって型にまった思考に捕らわれがちな候補者を炙り出す出題が増えています。 重要なのは条件やクライアントの置かれた状況を正確に理解し、前提に応じて柔軟に施策の方向転換が出来る力です。 応用能力と聞くと、鍛えるのが難しいスキルの様な印象を持ちますが、突き詰めれば応用能力もパターン認識であり、反復練習とフィードバックによる軌道修正で強化可能です

ケース面接対策の進め方

description ケース面接対策では、まず土台として「型」を習得する事が重要です。 関連書籍や資料を通じて、どの様な思考プロセスで施策を検討すべきか、どの様な解法パターンがあるか等を理解します。 その上で過去問題を用いた反復練習を行い、模擬面接で応用力を高めることで、内定レベルに近づくことができます。 応用力を高める上では、模擬面接の面接官は、戦略コンサル経験者で、かつ、面接官経験のある方に務めてもらうのが最も効果的です。 弊社では、ベインにてManagerとしてケース面接の面接官を務めた私、三原が模擬面接含め伴走支援しております。

Q&A

description 嶋村:頂いた質問にお答えいたします。

Q:戦略コンサルは未経験者も歓迎との事ですが、未経験者として入社する難しさとは?また、三原さんはそれをどのように克服したのでしょうか。

三原:ベインやゴールドマンサックス共に未経験入社でしたが、共通して難しかったのはアンラーンです。 前職の成功体験や型を捨て、新たな環境に素直に適応する姿勢が求められます。 入社当初は、守破離の「守」に徹し、会社特有の思考や仕事の進め方を否定することなくとりあえず吸収する事、それが何より重要です。

Q:PE、戦略コンサルをそれぞれの転職市場を俯瞰した時、ここ数年で重要視するようになったスキルや経験は?

嶋村:PEに関しては、人間力です。 スモールやミッドキャップの採用も増え、売り主の意思決定を引き出せる信頼性、そういう意味での人間力が重視されています。 その為、ビヘイビア面接の深掘りが強まり、従来のスキル対策だけでは不十分になっています。 一方で、人間力次第で突破出来るケースもあり、間口は広がっている印象です。

三原:戦略コンサルでは、特定業界・テーマに特化せず、幅広い業界・案件に対応する力が求められます。 その為、具体的な特定の経験やスキルが重要視されるというよりも、より汎用的で抽象的な素養、例えば、知的好奇心などのメンタリティが重視されます。

Q:これまで多数のキャリア支援採用に関われてきた中で、この人は必ず伸びると感じる候補者の特徴やスタンスは?

嶋村:常に外部へのアンテナを高く持っている人です。 PE転職はポジションが限定的であり、ご縁とタイミングの要素が大きく、日頃からの情報収集が非常に重要です。 外部情報への感度が高い人ほどチャンスを掴みやすく、その後も凄く伸びると感じています。

三原:長期的に楽観主義で短期的には悲観主義というバランス感がある人です。 伸びる人は長期的には楽観的な自信があり、短期的には課題をしっかりと直視する現実感があります。 長期と短期で矛盾する素養をバランス感を持ちながら保てる人が伸びると思います。

Q:PEファンドでは未経験者の採用枠も多いとの事だが、金融出身の候補者と比べて面接の違いは何か?

嶋村:PEの転職の中で金融出身者はモデリングテストでスキルを重視される傾向があります。 コンサルや事業会社出身者は、ケース面接で評価される事が多いです。

Q:ケース面接は応用能力重視へのシフトが起きているとあるが、模擬面接を実施する中で応用能力が高い候補者に見られる思考の特徴的パターンは?

三原:知的好奇心です。応用力の高い人は、なぜ?を突き詰める思考習慣を持っています。 日常的な疑問を深掘りする積み重ねが、思考の厚みに繋がります。 型をなぞるだけでなく、前提や設問の意図を疑う姿勢を持つ事が重要です。

Q:コンサルPE特化のエージェントはいくつかありますが、ANDONE様として候補者クライアント双方に提供している他では代替しづらい価値は?

嶋村:プロファームで経験してきた点になります。 PEのお客様とお話しする時に、投資スタイルやEBITDA水準などの投資対象の詳細、バリューアップ体制など、より現場目線で具体的にヒアリングしています。 また、海外拠点との連携や組織の実態まで踏み込んだ情報提供が可能です。 PEファンドとの業務経験がないエージェントが多い中で、こうした解像度の高さが当社の強みです。

三原:コンサルに関しては選考対策です。 コンサル業界ではエージェントが持つ情報・案件そのものの差別化が難しい中で、弊社はベインでManager/面接官を務めた私が提供する内定確率を高める選考対策に圧倒的な強みがあります。 また、私自身、ベインでは未経験中途社員として入社しながらアーリープロモーションでManager昇進を果たしました。 候補者がコンサルファームへご入社頂いたあとも、オンボーディングにおけるTips共有が可能である点は他社には代替出来ない提供価値かと思います。

最後に

嶋村:PEや戦略コンサル以外にも絶賛支援可能です。 直近は新興系のコンサルファームやM&A仲介なども実績が多数ございます。 キャリアアップやキャリアチェンジしていきたい方もご支援出来ますので、ぜひご相談頂ければ幸いです。 就活ネクスト様で我々のエージェントページもございます。ぜひ宜しくお願いいたします。

三原:ここでは話しきれなかった部分も多分にありますので、ぜひお問い合わせ頂ければなと思っております。本日はどうもありがとうございました。

嶋村:ありがとうございました。

コラム作成者
外資就活ネクスト編集部
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