【イベントレポート】金融フロント職の転職最前線 PE・VC・外資IBDの採用活動と選考突破のノウハウを大公開|XG Partners|外資就活ネクスト PITCH

2026/04/09
#投資銀行
#金融
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XG Partners PITCHイベントレポート

sponsored by XG Partners

金融業界のトッププレイヤー各社から信頼を集めるヘッドハンティングファーム XG Partnersによる、IBD・PE・VCの転職マーケット最前線をお届けする。採用市場の活況、各業種で求められる経験、面接対策について、プロフェッショナルならではの視点で解説が行われた。

登壇者紹介

渡辺 多加史 XG Partners
投資銀行領域のリードとして、多くの企業の転職支援を担当。

高木 百合絵 XG Partners
PEファンドにて投資実務を経験し、現在はその経験をもとにファンド転職専門のヘッドハンターとして年間100名以上の転職支援に携わる。

加藤 大政 XG Partners
VC特化のエージェントとして、キャリア形成のサポートに従事。

IBDの採用市場の活況とその背景

渡辺:IBDの採用ニーズは2024年10月頃から高まり、2025年度も高い状況です。市場改革によりM&Aが増加し、日系証券会社やバルジブラケット、外資M&Aブティックでも案件が増加しております。グローバルでも、特に日本のミッドマーケットの伸長に期待が高まっており、この領域を強化していこうという動きが出ております。

一方でPEファンドへの人材流出やライフステージの変化による商社への転職により中堅層が不足し、採用競争が激化しています。この流れから、2026年も外資IBDでは積極採用が続く見込みです。

IBD面接でPRすべき要素(アナリスト・アソシエイト)

渡辺:面接でPRすべき要素を3軸で整理いたしました。

1)ハードスキル

こちらは業務経験・専門知識を指します。投資銀行では財務モデリング、DCF法を使ったバリュエーションやコンプス設定、事業計画評価が重要です。面接では、リスクフリーレートなどよく出現する議論に対してのフォローアップの質問も出て参ります。また、FAとしてエグゼキューションに主体的に関わり、DDコールの推進やIMの工夫などで案件に貢献した経験も強く評価されます。

2)ソフトスキル

性格的な特性のうち、業務に資するものです。チームワークが重要で、上司や同僚と連携しながら仕事を進める姿勢をPRすることが大切です。また、感情やモチベーションをコントロールできるマチュアさも合否に関わる重要な要素になります。苦しい状況でも案件をやり切るプロフェッショナリズムを具体的な案件経験とともに伝えられると評価につながります。

3)独自の視点

このポジションならではの視点になります。ジュニアバンカーの方々の場合、お客様が社内の上位職と捉えることができます。彼らの目線を持ち、どう動いて欲しいか、どう先回りできるかを考えて行動する姿勢も重要です。そうした視点で日々の業務に取り組めば、自然と評価につながる経験を積むことができます。

IBD面接でPRすべき要素(VP)

渡辺:VPがPRすべき点も同様に3軸でお伝えいたします。

1)ハードスキル

特定のセクターナレッジが求められます。例えば、インダストリアルズやコンシューマーなどの知見やエグゼキューション経験が重要になります。職階が上がると、顧客との関係性構築力や案件推進のマネジメント能力も具体的な経験をもとに問われます。

2)ソフトスキル

リーダーシップ・マチュアさ・プロフェッショナリズムが重要で、特に組織を牽引する視点からのアピールが良いです。VPとしては、メンバー育成やチーム状態改善をどう行ったかという経験が重視されます。

3)独自の視点

シニアVPでは、クライアント経営層との関係構築やバジェット達成への貢献といった経営視点の実績が評価されます。

IBDまとめ

渡辺:各ポジションに応じて志望企業が求めるハードスキルとソフトスキルを踏まえた戦略的な自己PRが重要です。ジュニアバンカーはディール実行能力と上位者視点での行動力、VP以上はセクターナレッジやリーダーシップ、顧客との関係構築力になります。

実践的PE転職対策:市場のリアル

高木:それでは、PEの転職対策について3つの観点からお話させて頂きます。

2025年PE転職マーケットのリアルとしては、求人数は横ばいから微増、志願者数は増加となります。PEの採用枠は変動が大きく、一部のファンドでは今年の求人がクローズした一方、新設ファンドや海外ファンドの日本チームの立ち上げが増え、全体ではプラスに転じました。金利変動、競争激化、バリュープッシュの増加など求める人材像がはっきりした年とも言えます。

特に、IBDやFASなどM&A即戦力人材への需要が高まっています。また、投資前の事業仮説やバリューアップを重視する流れから、コンサル出身者の採用ニーズも一部ファンドで顕在化しています。

PEが本当に評価している軸

高木:PEファンドは、3つの本質的評価軸を見る傾向があります。

①事業理解×数字に落とす力

PE面接で最も差が出るのは、事業理解と数字を結びつけて説明できるかという点です。事業の全体像や成長余地・企業価値に影響する要素を整理し、それを数字としてどう表れるかを自分の言葉で語れるかが重要になります。

②投資家としての見立て力

PEの選考では事業理解や数字の操作だけではなく、どう判断するのかという見立て力が問われます。どの前提やリスクを重視し、最終的に投資するかどうかの結論を自分なりに持てているかが重要な評価軸です。

③PEファンドならではの機能・介在価値の理解

PE面接では、PEファンドが企業にどのように介在し、どんな変化を生み出す存在かを理解しているかが重要です。商社や事業会社のM&A、コンサルやIBDとの違いを踏まえ、資本リストラクチャリングやガバナンスの設計・経営リソースの再配置など、PE特有の役割を説明できるかが評価されます。

最短距離でPEに合格する3ステップ

高木:実際に具体的に対策を進めていく3ステップで紹介します。

①志望動機

PE転職では、まず志望動機の土台を固めることが重要です。経営に関わりたい、企業成長を支援したいといった抽象的な理由だけではPEを志望する必然性が弱くなります。PEという立場を選ぶ理由を明確に整理し、志望動機を再構築することが大切です。

②投資仮説

PE選考では、ケース課題だけでなく初期面接から投資仮説のディスカッションが行われることが多いです。特につまずくのが銘柄選定で、PEとしての介在価値や改善余地、成長の伸びしろが見える銘柄を選ぶことが重要になります。

③モデルテスト

モデルテストに不安を持つ方は多いですが、全てのPEファンドで出題されるわけではなく、ケース中心の場合もあります。また、バックグラウンドで評価ポイントが違います。特にコンサル出身の方は、ビジネスモデルの理解・収益性ドライバーの構造化・成長仮説・リスク整理といった投資ストーリーの組み立てが重要視されます。また、モデルは投資家視点の補助ツールであり、投資判断への接続が本質です。

PEまとめ

高木:まとめとして、①PE転職は難易度が高いが、戦略とマッチング次第で射程圏内、②PEファンドが見ているのは事業×数字・投資家視点・PEファンドならではの価値、③準備は志望動機→投資仮説→モデル理解の順番が最も効率的、ということをお伝えしました。自分の強みや対策について具体的な話をお聞きになりたいという方は、ぜひ外資就活ネクストのエージェントページよりお問い合わせください。

VCとは?VC業界の魅力について

加藤:改めまして、加藤と申します。私からはVC業界のお話をさせて頂きます。今回はVCの仕事・どんな人が向いているのかをお伝えいたします。

最近、VCは20代・30代の転職先として注目を浴びつつあります。スタートアップの発掘・投資・支援を通じてIPOやM&Aを目指し、将来の産業づくりに関われる点が特徴です。PEが成熟企業へ短期投資するのに対し、VCは創業期の企業へ長期的に伴走する点が大きな違いです。新しい技術やビジネスに触れられる環境やキャリー報酬の魅力もありますが、ファンド期間が長く報酬受取まで時間がかかる点には注意が必要です。

VCとは?VC業界の魅力

2025年のVC転職市場

加藤:ここ数年で最も採用が活発な時期となっています。背景には、LPや政府からの資金流入の安定、ファンド設立数が過去数年で最多クラスであることがあります。その結果、新規独立ファンドの立ち上げや海外VC・外資系企業の日本参入などが進み、採用活動も活発化しています。

2025年のVC転職市場

VCで描けるキャリア形成

加藤:VCに入るとどんな選択肢が広がるのか、ご説明いたします。一番多いのはアソシエイトからパートナーへとVC内で昇進していくケースです。VCはその魅力から別の業界に行くというのは少なく、経験年数がそのままコネクションにもつながり、市場価値が上がっていくというのも魅力の一つです。例えば、PEやCVCへの転職、スタートアップのCxO、起業といったキャリアに進む例もあります。独立志向が高い方はVC領域では非常に良いご経験が積めると思います。

VCで描けるキャリア形成

VC各社が求める経験とは?

加藤:VCでは、PEと同様にソーシングからエグジットまでの投資プロセスのどこかに強みを持つ人材が評価されます。戦略コンサルやIBDに加え、事業投資、新規事業開発、起業経験、特定領域の専門知識を持つ人材もニーズが高まっています。一方で、VCはスキルだけでなくカルチャーフィットや熱意が重視され、起業家と長期的に伴走できる姿勢が求められます。

VC各社が求める経験

VC選考に向けて準備すること

加藤:VCの面接では、ケース面接やモデルテストは少なく、なぜVCなのか、なぜベンチャーを支援したいのかといったWhyを深く問われます。志望理由が浅いと評価が下がるため、動機や熱意を言語化し、実際の行動と結びつけて説明できることが重要です。対策としては、気になるスタートアップや領域をリサーチし、自身の興味がある領域を熱量高く話せるようになることです。また、書籍やSNSなどで情報収集を行うことも有効です。一方、ファンドごとにカラーが大きく異なり、経験や価値観とのマッチングが何より重要な業界となってきております。

VCにご興味をお持ち頂けた方は、ぜひご連絡ください。

VC選考に向けて準備すること

コラム作成者
外資就活ネクスト編集部
外資就活ネクストは、「外資就活ドットコム」の姉妹サイトであり、現役プロフェッショナルのキャリア形成を支援するプラットフォームです。 独自の企画取材を通して、プロフェッショナルが必要とする情報をお伝えします。
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