【イベントレポート】新時代の資本主義を生き抜く、次世代型プロフェッショナルの創造 投資サイド、経営サイド、両軸で活躍できるハイブリッドプレイヤーになるためには|ROLEUP|外資就活ネクスト PITCH

2026/04/15
#キャリア戦略
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ROLEUP PITCHイベントレポート

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M&Aアドバイザリーを中心にFAS事業を展開する株式会社ROLEUP。ミッドスモール領域に特化し、設立からわずか2期目でM&Aリーグテーブル上位にランクインするなど急成長を遂げている。本セッションでは、代表取締役社長の渡邉達也氏とシニアマネージャーの前車湧斗氏が登壇し、投資と経営の両軸で活躍する「ハイブリッドプレイヤー」になるためのキャリア形成について語った。

登壇者プロフィール

渡邉 達也 氏 株式会社ROLEUP 代表取締役社長 / ROLEUP税理士法人 / ROLEUP監査法人 代表社員。公認会計士・税理士・行政書士。有限責任監査法人トーマツ、PwCアドバイザリー合同会社、デロイトトーマツ、日本プライベートエクイティを経て2022年9月ROLEUP創業。慶應義塾大学経済学部卒。

前車 湧斗 氏 シニアマネージャー(担当領域:FA、投資ファンド/金融機関/事業会社カバレッジ)。三菱UFJモルガン・スタンレー証券、ベンチャーCFOを経て2025年ROLEUP入社。

ROLEUPの概要とサービス

セッション冒頭、渡邉氏が株式会社ROLEUPの全体像を紹介した。ROLEUPは2022年9月に設立され、東京都千代田区丸の内に本社を構える。M&Aアドバイザリーおよびデューデリジェンスを中心にFAS事業を展開しており、大手ファーム出身の公認会計士・税理士、M&Aアドバイザー、PEファンド出身者、IBD出身者など100名超のプロフェッショナルスタッフが在籍している。出身元はDeloitte、PwC、EY、あずさ、日本PE、野村證券、MUFJ等と多様だ。

ROLEUP会社概要

グループ会社としてROLEUP税理士法人、ROLEUP監査法人、ROLEUP行政書士事務所を擁し、ワンファーム体制でクライアントを支援する。

M&Aファイナンシャルアドバイザリーを軸としたサービス体系

ROLEUPのサービスは、M&AファイナンシャルアドバイザリーとM&A税務サービスを二本柱としている。初期構想からプランニング、デューデリジェンス、クロージング、そしてPMI支援に至るまで、M&Aプロセスを一気通貫でカバーする体制が特徴だ。加えて、税理士法人・監査法人の業務案内も充実しており、税務・会計面からの支援も手厚い。

ROLEUPプロフェッショナルサービス

投資経営人材プラットフォーム

ROLEUPのもう一つの大きな特徴が「投資経営人材プラットフォーム」だ。プロフェッショナル人材(財務・会計・法務)とプロ経営人材(CEO・COO・CFO)の両方をクライアント企業に提供する仕組みを構築している。M&Aアドバイザリーを入口として、投資後の経営支援まで一貫して関与できるのがROLEUPの強みである。

投資経営人材プラットフォーム

M&Aリーグテーブル上位の実績と成長の背景

ROLEUPの実績として特筆すべきは、LSEG(ロンドン証券取引所グループ、旧リフィニティブ)が発表したM&A市場リーグテーブル「日本M&Aレビュー2026年(1‐3月期)フィナンシャル・アドバイザー」にて、昨年に比べ大きく飛躍し、日本企業関連公表案件数ベース12位(前年23位)、完了案件数ベース13位(前年22位)にランクインしたことだ。設立からわずか4期目での快挙である。

M&Aリーグテーブル実績

ミッドスモール領域に特化し、中堅中小企業の業界再編を通じた日本の生産性向上をミッションに掲げている。渡邉氏は、この急成長の要因として「マーケットイン発想」と「顧客ニーズ起点」のアプローチを挙げた。クライアントが真に求めるサービスを起点に事業を組み立てることで、短期間で信頼を獲得してきたという。

投資・経営プロフェッショナルとしてのキャリア形成

「資本」と「経営」を同時にコントロールする時代

渡邉氏は、日本企業の構造的な特徴からキャリア論を展開した。日本では上場企業は全企業の1%未満にすぎず、99%超が「資本と経営が一致」するオーナー企業である。つまり、キャリアを進める上では「経営」すなわち事業領域の経験のみならず、「資本」すなわちファイナンス領域を同時にコントロールする力が求められる。

資本と経営の関係

投資銀行やFASでの経験と、経営コンサルティングの知見を併せ持つことが、これからのプロフェッショナルには不可欠だ。渡邉氏は、PEファンドの投資マネージャーとプロフェッショナル経営者の両方を目指すべきだと述べ、資本と経営を一致させた「投資経営人材」の誕生――それは起業か事業承継によって実現されると説いた。

35歳までに基盤を築くキャリア設計

渡邉氏は、35歳頃までにキャリアの基盤を築くことが鍵だと強調した。ROLEUPでは横断プール型のアサイン体制を採用しており、「資本」と「経営」の基礎スキルセットを同時に習得できる環境が整っている。戦略策定からFA、DD(財務・税務・ビジネス)、企業価値算定、PMI(戦略・オペレーション・管理)まで一気通貫で関与できる点が、他のファームにはない魅力だ。

キャリア形成

横断プール型サービス

リテール、IBD、CFO経験後のキャリア形成

続いて前車氏が登壇し、自身のキャリアストーリーを語った。前車氏は三菱UFJモルガン・スタンレー証券でリテール営業から投資銀行部門へ移り、その後スタートアップのCFOを経てROLEUPに入社した。

王道キャリアの限界と自身のポジショニング

前車氏は、いわゆる「王道キャリア」に限界を感じ、自身の強みを活かしたポジショニングの重要性を認識したという。証券会社での営業経験やIBDでのディール経験、スタートアップCFOとしての経営経験など、多様な経験を組み合わせることで独自のキャリアを築いてきた。

ROLEUPを選んだ理由

前車氏がROLEUPを選んだ理由は三つある。第一に、専門スキルを活かしながら自由度高く多様な案件に取り組めること。第二に、経営や組織づくりに直接関与できること。第三に、投資と経営を同時に経験できる環境があることだ。ROLEUPは直近1年で40〜50名が新たに参画しており、多様なバックグラウンドのメンバーが集まる活気ある組織だという。

Q&A

セッション後半では、参加者からの質問に登壇者が回答した。

投資と経営の両輪で活躍できる人材の共通点は?

渡邉氏は「挑戦する姿勢」「自身の強みを磨くこと」「コミュニケーション能力」「顧客起点の発想」を挙げた。特に、既存の枠にとらわれずに新しい領域に踏み出す姿勢が、ハイブリッドプレイヤーとしての成長を加速させるという。

ワンファーム体制の具体的な強みは?

専門領域に分断されず、FA・FAS・DD・Tax・Valuation・PMIまで一貫して対応できる点が最大の強みだ。クライアントにとっては窓口が一つになり、プロフェッショナルにとっては幅広い経験を積める環境となる。

投資家としての眼力はどのように身につけるのか?

渡邉氏は、PEファンドや事業会社での実践経験が最も重要だと回答した。投資の意思決定は座学だけでは身につかず、短期間での習得は難しい。だからこそ、実践環境で学ぶことが不可欠であり、ROLEUPではそうした機会を早期から提供しているとのことだ。

多様なバックグラウンドの人材も歓迎か?

保険営業出身者を含め、多様なバックグラウンドの人材を歓迎しているという。重要なのは出身業界ではなく、学ぶ意欲と挑戦する姿勢だ。実際に、ROLEUPには金融・会計以外のバックグラウンドを持つメンバーも数多く在籍している。

コラム作成者
外資就活ネクスト編集部
外資就活ネクストは、「外資就活ドットコム」の姉妹サイトであり、現役プロフェッショナルのキャリア形成を支援するプラットフォームです。 独自の企画取材を通して、プロフェッショナルが必要とする情報をお伝えします。