“個”のパッションと尖りを結集し、関西を変え、日本を変え、世界に貢献する
sponsored by A.T. カーニー

現在、A.T. カーニーは関西への本格的なコミットメントを強めている。その狙いは、単なる地域拠点の強化にとどまらない。企業の経営とオペレーション現場の双方に深く入り込み、大規模な構造変革を支えながら、日本の産業競争力を高めることを志す。活動の射程は関西企業の国内外に広がる事業全体に及び、国内にとどまらず、多国籍企業の海外拠点にも広がっている。その神髄は、本質的な正しさにこだわって戦略を磨き抜くことに加え、各企業が培ってきた歴史や組織風土、経営や現場を指揮する人々の人柄やネットワークなどを深く洞察した上で、実効性のある変革を構想・推進することだ。関西への強い思いを起点に動き出したこの挑戦を通じて、地域企業にどう向き合い、どのような未来を描こうとしているのか。2人の言葉から、その背景や仕事の本質に迫る。
※内容や肩書は2026年5月の記事公開当時のものです
個人の思いを、組織の挑戦へ。今、関西へのコミットメントが強まる理由
――なぜ今、A.T. カーニーとして関西に本格的に向き合おうとしているのでしょうか。
日山:前提として伝えておきたいのは、関西に対する取り組みは、突発的に始まったものではないということです。A.T. カーニーはこれまでも、関西に本社を置くグローバル企業を継続的に支援してきました。ですから、「土台のなかったテーマに急に取り組む」という話ではありません。
今このタイミングでモメンタムがさらに強まっている理由を挙げるとすれば、それは私たちのパッションに尽きると思います。私も蓮田も関西で生まれ育ち、家族や友人、恩師など多くの大切な人々が今も関西にいます。そしてまた自分の子供たちも、関西の社会の中で育っています。
実は私はキャリアの最初の15年ほどはとにかく新興国で仕事をすることにこだわっていました。2020年にコロナ禍のあおりでインドネシアの起業が頓挫して関西に戻り、改めて自分の故郷に向き合った時、あとは死ぬまで関西の子供たちの未来を明るくすることに全力を尽くそうと考えました。そうした中で、当時日本代表を務めていた関灘(現アジアパシフィック代表兼日本法人会長)と会う機会があり、「それだけ強い思いがあるなら、うちでやればいいじゃないか」と背中を押してもらいました。
当初は個人的な問題意識から始まった側面もありますが、現在ではここにいる蓮田をはじめ共感してくれる仲間がどんどん増え、ものすごい熱量と個性が結集した素晴らしいチームができつつあります。
――個人の思いが起点だったのですね。
日山:はい。私たちのファームがとても大切にしている価値観の一つとして「組織としてのパーパスと個人のパッションの融合」があります。関西での取り組みは、まさにそういった価値観が具現化している一例だと感じています。
A.T. カーニーでは、採用時から昇進に至るまで「自分は何者であり、仕事を通じて何を成し遂げたいのか」という問いに向き合い続けることが求められます。挑戦的な課題に取り組む中で、そうした軸が自身の行動とキャリアを支える重要な基盤となり、結果として自らを奮起させる原動力、ひいては競争力の源泉の双方につながっていると考えています。
――蓮田さんも、以前から地域に対する思いを持っていたのでしょうか。
蓮田:そうですね。私は大阪の堺市出身で、元々行政やパブリックセクターに関心を持っていました。過去に一度A.T. カーニーを離れ、地元の市議選に挑戦したこともあります。結果として当選には至りませんでしたが、その経験を通じて自分が地域に対して抱いていたパッションや問題意識はよりクリアになりました。
その後の進路を考える中で、関灘や日山をはじめとしたパートナー層から私のようなジュニアコンサルタントに至るまで、地域起点で日本を変え、ひいては世界に貢献するという志を持っている仲間がA.T. カーニーに集まっていることが後押しとなって、復帰を決めました。先輩たちが単に熱い思いを語るだけでなく、強い個としてクライアントに対して、目に見える成果を出すことに真摯に向き合い、変革をリードしている姿に引かれたことも大きな理由です。私自身も、A.T. カーニーで関西や周辺地域を起点として社会を良くするような仕事がしたい、もっと腕を磨きたい、と考えるようになりました。
――仕事に取り組む上で大切にしている考え方などはありますか。
蓮田:戦略コンサルティングという職業上、クライアントと向き合う際にはどうしても論点、目的や変革指針などを考えることに意識が向きがちです。しかし、これまでの経験を振り返ると、それだけでは本当に価値のある支援はやり切れないと感じています。少し単純に聞こえるかもしれませんが、まずは「そこにいる」ことがとても大切だと思う場面がよくあります。
例えば以前、香川県の直島や豊島、岡山県の犬島で美術館事業などを手掛ける公益財団法人に約1年間出向した際には、リモートワークも可能でしたが、自らの意思で直島に住むことにしました。現場に身を置き、同じ空気を感じながら、その土地の風土やそこに集う人々が大切にしている価値観、暮らしや時間の流れを理解した上で仕事に向き合いたいと考えたからです。現地にいるからこそ仲間になれますし、そこでしか得られない感覚や洞察を持つからこそ、熱意を持って実行までやり切ることができるのだと感じています。
最近では、日山と一緒に仕事をするようになり、真因を捉えることが容易ではない課題に向き合う機会も多くあります。そうした非常に複雑な問題を解き続けて目に見える成果を積み重ねるには、現地・現物・現場に没入する気概と、点ではなく線でイシューを捉えようとするマインドが重要だと考えています。A.T. カーニーの関西チームでも、こうした姿勢が自然と共有されていると実感しています。
ファームとしての総合力だけでなく、“個”としての姿勢も問われる
――実際に関西企業を支援する中で、東京とは異なる点を感じることはありますか。
日山:関西の特徴とまでは言い切れないかもしれませんが、一人一人の人間として向き合おうとしてくださるクライアントがとても多いと感じています。
例えばプロジェクトを提案する際も、クライアントから実際の推進体制や関与の仕方について、非常に具体的に確認されることが多くあります。誰がどのようにコミットするのかを明確にした上で、長期にわたって信頼関係を築ける体制が重視されているのだと思います。コンサルタント一人一人の専門性や能力はもちろんのこと、仕事に向き合う姿勢やパッションも含めて「ホンモノなのか?」と自然に問われている。この点は、冒頭に話した私たちA.T. カーニーが根底で大切にしている価値観と相通じるところがありますね。
もう一つ印象的なのは、ジュニアメンバーに対しても温かく向き合ってくださるクライアントがとても多いことです。中長期に及ぶ構造改革や戦略設計・実行に伴走する中では、メンバーが成長機会を得るために役割の変更が発生することもあります。そうすると事あるごとに、「あの時の彼は、彼女はその後元気にしているか? 今はどこで頑張っているの?」と気に掛けて頂くことが少なくありません。プロモーションして大きく羽ばたいていることを伝えると、ぜひお祝いをしたいといって自分事のように喜んでくださるようなありがたいシーンを、幾度となく経験してきました。
――なるほど。蓮田さんは、そうした関西企業の特徴を、現場感覚としてどのように受け止めていますか。
蓮田:これは関西企業に限った話ではありませんが、目に見える成果を出すためには、変革のWhy(なぜ変えるのか)、What(何を成すか)に加え、How(どうやって変えるのか)の設計が重要だと考えています。特にHowのデザインにおいては、とても繊細なファクト収集と緻密な思考の積み重ねが欠かせません。
私たちのクライアント企業は、それぞれとても長い歴史と確固たる成功体験、そしてその道筋で培われた哲学や独自の意思決定メカニズムを持っています。われわれが容易に考え付くような提案では、「それは既に考えた」「新しさに欠ける」「どうせうまくいかない」と受け止められてしまいます。そうした中で、いかにわれわれの視点やアプローチにひねりを効かせ、機運と成功の確度を高めるのかを、日山たちパートナー陣と日常的に議論を重ねています。
また、クライアントが何を誇りとし、どのような価値観や方法論を大切にしてきたのかを深く理解することも重要です。そのために、組織のさまざまな層の人々へのヒアリングを通じて仮説を検証しながら磨き込み、クライアントの現場や現実を丁寧に捉えていく。時には、プロジェクトの論点を自ら揺り動かしてでも、本質的な価値創出につながる打ち手を見極める姿勢が求められていると感じています。
これからの“チーム”と“価値”を、自らの手でつくり上げる
――今このタイミングでチームに加わる魅力について聞かせてください。
日山:魅力は圧倒的な自由だと思います。本日話したように、A.T. カーニーは組織としてのパーパスと個のパッションの融合をとても大切にしており、それぞれの強みや志向に応じて、多様な形で価値を発揮できる環境があります。私たちのチームとしては「関西を変え、日本を変え、世界に貢献する」という志をしっかりと共有しながらも、その実現に向けたアプローチは、個々の強みやアスピレーションに応じて無限大のバリエーションが存在し得ると考えています。関西を愛し、関西に軸足を置きながら、自身のキャリアを主体的に描いていきたい人にとっては、とてもエキサイティングな環境が整っていると確信しています。
――関西企業の支援といっても、関西圏で完結するわけではないのですね。
日山:はい、その通りです。現在も関西のクライアントに対して20~30人規模のメンバーが支援をしていますが、物理的に京阪神にいるのはそのうち半分強ほどです。残りのメンバーは、クライアントの海外拠点や国内各地の開発・生産・販売・サービス拠点など、競争戦略上重要なイシューに応じて各現場に入り込み、腕まくりしてクライアントと協働しています。
――どんな人にこの環境が向いていると感じますか?
蓮田:関西コミュニティーの中に身を投じながら日々成長し、クライアントに貢献する結果として関西を盛り上げていきたい、という思いを持っている人にフィットする環境だと思います。もしも共感してくれる人がいらっしゃれば、ぜひとも直接お話ができればうれしいです。
日山:あと一点補足すると、関西「人」採用ではありませんので、関西にゆかりがあるかどうかが重要だとは決して思っていません。私自身も、ガーナや南アフリカ、インドネシアなどでの暮らしと仕事を心から愛してキャリアを過ごし、代え難い成長の機会をもらったと感謝しています。「関西に貢献し、自己成長していく」という志を共有し、キャリアの一環として参画する人も大歓迎です。
関西には、挑戦と創造の土壌に加え、経済・人口規模や観光資源、食文化など、世界的にも魅力的で秀逸なアセットがあります。こうした強みを生かしながら、関西を基盤とした多様な人材が集い価値を磨き上げていくことで、関西発の新たな価値を国内外に発信していけると信じています。