元コンサルでも元投資銀行でもない私が、倍率130倍を突破し総合商社に転職できた理由
2020/03/17
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30代で年収2,000万円に到達することもあるほど、ステータスもサラリーも期待できる総合商社。それだけに転職市場でも人気が高く、選考倍率は100倍を超えることも珍しくありません。

総合商社への転職の実態は、コンサル・投資銀行出身者がほとんどであり、事業会社からの中途入社はハードルが高いといわれています。

今回は、食品系メーカーに新卒入社した後、130倍もの選考倍率を突破して総合商社に転職した高橋 豊さん(仮名)に、「転職に至った経緯」「総合商社に転職をするために必要な経験や能力」についてお聞きしました。

〈Profile〉
高橋 豊(仮名)
財閥系総合商社 食品部門勤務 
2011年に新卒で食品メーカーに入社し、新規ブランドの立ち上げに一貫して携わる。17年11月、新卒時代に一度落ちた総合商社への転職に成功し入社。現在に至る。


【目次】
・新卒で一番面白い仕事を経験したから、転職時期が早まった
・「なぜ?なぜ?なぜ?」。商社の面接は前職の成果を”徹底的”に深掘りしてくる
・20代後半で年収1,200万~1,300万円。前職にかかわらず年収が決まる
・優秀な人材ばかりで成長できた。ただ歯がゆいことは「商社はあくまで脇役」

新卒で一番面白い仕事を経験したから、転職時期が早まった

ーー前職のお仕事と、転職された経緯について教えてください。

高橋:私は将来自分の食品ブランドを開発したいと思い、食品メーカーに新卒入社しました。経営企画室に配属されたのですが、当時会社は新規事業に力を入れており、入社直後から新規事業へ挑戦することができました。

ーーどのような新規事業でしたか。

高橋:経営企画室での最初の仕事は、他社とJV(Joint Venture:共同出資企業体)を作り、新しい食品ブランドを立ち上げるプロジェクトでした。入社3年目にはその会社に出向。自分で企画した事業を実際に推進することができて、仕事はとてもエキサイティングでした。

ただ出向してから2年経って異動することになり、プロジェクトから離れなければならなくなりました。そこでまた同じようなエキサイティングな経験がしたいと考え、転職を考えるようになりました。

ーー新規事業の仕事がとても楽しかったのですね。

高橋:かなり面白い仕事でした。ただ、最初に面白い仕事をしてしまったからこそ退職時期が早まったという側面はあるかもしれません。

ーー転職活動では最初から総合商社を意識していましたか。

高橋:意識していましたね。実は新卒の時も現在勤務している総合商社を受けていたのですが、当時は落ちてしまいました。でも転職活動時に、この商社に勤めている友人に事前に話を聞いたところ、改めて面白いなと思ったのです。

ただ実は、自分には入るのは難しいかな、とも思っていました。だから正直、受かればラッキーという気持ちで受けていたのです。幸い採用されたので本当に良かったです。

「なぜ?なぜ?なぜ?」。商社の面接は前職の成果を”徹底的”に深掘りしてくる

ーー総合商社の中途採用選考では、どのような選考が行われましたか。

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コラム作成者
外資就活ネクスト編集部
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