BCGから機械学習の世界へ。その決断を支えた“社会を変える仕事”への渇望

2022/02/14

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コンサルティングファームの次のキャリアとして、テクノロジー領域の事業会社を見据える人は多いのではないだろうか。ボストン コンサルティング グループ(以下、BCG)出身の内藤慧里奈さんも、その一人だ。

「転職活動時には、実務経験を積める事業会社で、中でも風通しの良さそうなベンチャーを検討していた」と振り返る内藤さん。そんな彼女が最終的に選んだのは、機械学習などの先端的な技術で社会課題解決を目指す、PKSHA Technology(以下、PKSHA)だった。コンサルから、テクノロジーの先端に携わる異業種の環境へ――。この決断の背景にあった思いと、PKSHAで得た新たな知見について語ってもらった。

〈Profile〉
内藤慧里奈(ないとう・さりな)
東京大学大学院 農学生命科学研究科を修了後、2017年に新卒でBCGへ入社。アソシエイトおよびコンサルタントとして、ヘルスケア、金融、通信の各業界のプロジェクトに携わる。2021年にPKSHAへジョインし、マーケティング領域を中心とした案件に従事。


「世の中に役立つ成果」を追い掛け、研究ではなくビジネスの世界へ

――内藤さんは東京大学大学院の生命科学系の出身なんですね。

子どもの頃は研究者になりたいと考えていました。その思いのまま、大学院では生命科学系の研究室に在籍し、微生物のタンパク質の研究に携わっていました。結果的に研究者の道には進みませんでしたが、優秀で熱心な人たちが真理を追究するアカデミアの世界に一瞬でも身を置けたことは、とても貴重な経験となりました。

――なぜアカデミアではなく、ビジネスの世界を目指すことになったのでしょう。

内藤:自分の関心が「より短期的に社会へ影響をもたらす」ことに向いていると感じたからです。

生命科学系の研究は、成果が出るまでに長い時間がかかります。計画は1週間で考えたとしても実験は数年かかる、そんなことがざらにありました。また研究成果が出てからも、何かしらの形で世に出るまでにさらに時間を要します。

そうした環境で、真理の追究そのものに重きを置くのではなく、世の中に役立つ成果を追いかけたいと思うようになりました。

それを踏まえてファーストキャリアを考えたときに、まずはもっと短期的に成果を出す働き方をしたいと思い、コンサルティングファームを志望しました。数社の選考を受け、最初に内定をいただいたBCGに入社しました。

コンサルの世界はハードワークが求められる環境だと聞いていたので、何十年も同じ会社に居続けるというよりは、当初から「ビジネススキルを身に付けて次のステージへ進もう」と考えていましたね。

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軸を絞って、人々の生活を良い方向に変えていきたい

――コンサル時代はどのようなプロジェクトに関わっていましたか。

内藤:入社当初はヘルスケア業界のプロジェクトを担当しました。学生時代に学んだ知識を生かしながら、マニアックな市場を深く分析したり、ヘルスケア以外にもこれまでに触れたことのないような領域を学んだりして、視野が大きく広がりました。

コンサル時代の後半は、通信業界大手のプロジェクトに参加しました。新規事業のマーケティングに関わる仕事です。これが面白くて、私のマーケティングへの興味の入り口となり、現在につながっています。

――やりがいのある現場に身を置いていたのですね。そこからなぜ、転職を考えるようになったのでしょうか。

内藤:一つ一つのプロジェクトは学びも多かったです。その時々はやりがいと感じていたのですが、一定数のプロジェクトを経験したところで、改めて「これによって人々の生活にどれほどポジティブな影響を生み出せているんだろう?」と考えると、確信が持てなくなってしまったんですよね。

もちろん、社会に良いインパクトを与えていると思うのですが、それを実感できる間もなく目まぐるしく多様なプロジェクトに携わります。そのため、もう少し軸を絞って、業界理解や経験を積み重ねながら仕事をしたいと考えるようになっていました。

もう一つの理由は体調面での不安です。率直に言えば「このままハードワークを続けるのは厳しいかもしれないな……」と。当時は27歳でしたが、健康診断結果がオールAではなかったんですよ。コロナ禍で在宅勤務になり、一日中、家でPCと向き合っていたことも影響していたと思います。

PKSHAを選んだ理由は「確かな技術力」と将来性

――転職活動で重視していたことは何ですか。

内藤:前述の通り、何らかの軸に絞って実務経験を積めることです。特に、テクノロジー領域で考えると、PKSHAはとても魅力的な選択肢でした。

元々私は、情報系のテクノロジーに明るいわけではありませんでした。コンサル時代は関連するプロジェクトに少しだけ携わった程度。

ただ、今後数十年のキャリアや社会変化を考えるうちに、これからの世の中の変革の中心となるテクノロジー領域に身を置かなければいけないと、切迫感に近い思いを持つようになりました。そういった観点では、他のスタートアップや、GAFAも漠然と視野には入れていました。

――最終的にPKSHAを選んだ理由を聞きたいです。

内藤:PKSHAは、AI(人工知能)という急成長している領域で最先端の技術があり、今後ますます規模を拡大していくフェーズにありながら、着実に実績を積み上げているという点で魅力的に感じました。

その点、GAFAなどは知名度も高く、技術力も同様に最先端だと思いますが、やはり既にグローバルの大企業なので、業種や部門も細分化されており、自分がその企業のコアな技術に携われるとは限りません。

――前職での懸念だった「体力的な厳しさ」は解消されると思いましたか。

内藤:はい。PKSHAにはコンサルティングファーム出身者も多く、話をする中でコンサル時代との働き方の違いは、ある程度具体的にイメージを持つことができました。プロジェクトの進め方や、その中での定例ミーティングの頻度なども聞き、余裕を持った働き方ができそうだと判断しました。

ビジネス側とエンジニア側が、共にクライアントと向き合う

――PKSHA入社後に携わっているプロジェクトについて教えてください。

内藤:私が興味を持っていたマーケティング領域の案件を中心に担当しています。自然言語処理の技術を使った新規ソリューションの検討や、定量データを使った業務効率化の提案などです。

入社後に長く関わっていたのは、アンケート代行などを手掛けるBtoB系企業向けのプロジェクトでした。アンケートの回答内にあるテキストを自然言語処理技術で解析し、サービス開発や業務効率化につなげていくということが求められました。

プロジェクトでは週に1〜2回、社内のチームでミーティングを行い、エンジニア側とビジネス側でアウトプットの擦り合わせをしていました。エンジニアから運用上の報告をもらい、私たちビジネス側が報告資料にまとめていくのです。

クライアントとは2週間に1回の定例ミーティングを設定し、私はビジネス面からの説明を、エンジニアは技術面からの説明をして、最終的なゴールへ向けてプロジェクトを進めていきました。

――ビジネス側だけでなく、エンジニアもクライアントとの定例ミーティングに参加するのですね。

内藤:はい。エンジニアもクライアントと直接向き合っていますし、ビジネスに関する議論にも積極的に参加しています。これは私が入社前に抱いていたイメージとは大きく異なりました。

入社前の私は、失礼ながら、エンジニアは開発にフォーカスして、コミュニケーションをあまり好まない人が多いのではないかと勝手に思っていたんです。でもPKSHAのエンジニアは全く違いました。

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「非エンジニア」でも技術面の知識をキャッチアップしやすい仕組みがある

――内藤さんは、“情報系のテクノロジーについてはまっさら”な状態でPKSHAに入社したわけですよね。技術面での知識習得に苦労することも多かったのでは。

内藤:そうですね。特に最初は、技術に関する会話の内容が分からない際に、「的はずれな質問をしてあきれられるかも……」と不安に思うこともありました。しかし、エンジニアの方々は皆さん優しく、分かりやすい形でやり取りしてくれます。

技術を勉強するという観点では、プロジェクトに関連することは自然に興味を持てますし、都度調べるのですが、私は数学が苦手なので、一人で入門書を読むのは本当に大変です。入り口の学びでは、会社側で用意してくれている「PKSHA University」という基礎知識の講習が大きな助けとなっています。

――PKSHA Universityについて教えてください。

内藤:二つの目的で実施されている講習です。

目的の一つはクライアントと対話をする中で、想定される工数や予算などを基に、実現可能性をざっくりと判断できるようにすること。そしてもう一つは、エンジニアと対話をする中で、エンジニアの言っていることがある程度理解できるようになること。

これらの目的で、主にオンライン講習で、ソフトウエアやアルゴリズムの基礎知識を習得できる仕組みになっています。

本を読むだけではどんな知識がプロジェクトに生かせるのかイメージしにくいですが、PKSHA Universityは実際のプロジェクトを想定した内容となっていて、ケーススタディも豊富です。

――個人の努力に任せるだけでなく、組織としても技術面での知識向上をサポートする仕組みがあるんですね。ところで、コンサル時代に身に付けたスキルが生かされていると感じることはありますか。

内藤:コンサル時代のスキルや習慣は全部生かされていますね。

PKSHAでは、コンサルティングファームと同様にプロジェクトベースでクライアントに価値提供を行います。その中で、ビジネスサイドのメンバーとしては、プロジェクトのスコープや論点、進捗を管理する役割を担う点で、まさにコンサルタントと同じスキルが求められます。

例えば、今何を詰めておくべきかを考えてチームで議論する、着実に合意形成を行って前に進めていくために巻き込むべき人の認識がずれないような言葉を選ぶ、といった基本的な癖は、前職で身に付けておいて良かったと思う点の一つです。

また技術面に関しても、ビジネスサイドとしては、難しい技術の内容を難しいまま伝えるのではなく、クライアントが理解できるように伝える役目を担います。

社内で技術的な議論を行う際には、やはり知識不足のために分からない内容が出てくることもあります。クライアントと議論になりそうなポイントをつかみ、不明瞭なままであってはいけないことはその場で議論を遮ってでも聞くことが必要です。

これは私の場合は直感的に行っていることも多いのですが、恐らくコンサルワークを行う中で経験的に磨かれたものなので、もしPKSHAに新卒で入社していたらできなかったと思います。

データに変換されにくい「ユーザー心理」に向き合いたい

――内藤さんの今後の目標についても聞かせてください。

内藤:短期的にはまず、機械学習の事業会社という環境で学べる知識とスキルを貪欲に身に付けていきたいです。

長期的には、マーケティングにおけるユーザーの心理に興味を持っているので、そこにつながっていく仕事ができればと考えています。

データを使ったマーケティングはとても発展していますが、ユーザー心理についてはデータに変換されにくいものだと思っています。例えば利用しているサービスに不満を持っているユーザーがいたとして、「利用頻度が減った」、「退会した」といった行動はデータ化されますが、何がどうして不満なのかは直接データには表れません。

ユーザー心理に深く踏み込まず、アルゴリズムで最適化していくようなアプローチも強力です。しかし、私は最先端のアルゴリズムで数式として捉える世界と、人が想像力や共感力で捉える世界を融合させていく、あるいは、ベストな使い分けを追求していくような領域が面白いなと思っているんです。

機械学習はまさに今、ユーザー接点の領域で大きな革命を起こしているところです。今後もさまざまな機会があると思いますし、PKSHAは良い意味で一人一人の役割を限定しない会社なので、私の原点である「人々の生活そのものを良い方向に変えるようなインパクトのある仕事」に向かって挑戦を続けていきたいです。

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コラム作成者
外資就活ネクスト編集部
外資就活ネクストは、「外資就活ドットコム」の姉妹サイトであり、現役プロフェッショナルのキャリア形成を支援するプラットフォームです。 独自の企画取材を通して、プロフェッショナルが必要とする情報をお伝えします。