技術と実践に裏付けられた改革ノウハウが強み。キャリア採用社員とプロパー社員が語るNECのDX戦略コンサルティング
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DX(デジタルトランスフォーメーション)の要請が高まる中、NECが取り組む大変革。その一つが「DX戦略コンサルティング」の拡大だ。これまでも社内にコンサル機能はあったが、クライアント企業のDX課題解決力を強化すべく、新たに事業部を立ち上げ、共にDX戦略コンサルティングに取り組むメンバーを募っている。
コンサルタントを募るのは社外からだけではない。NECの技術的な強みを熟知したコンサルタントを育成するため、社内でコンサルティング業務に関心のあるメンバーも積極的に迎え入れている。
外資系コンサルティングファームでキャリアをスタートし、事業会社での経験を経てNECへジョインした若穂囲氏と、新卒で入社し、NECの変革期にキャリアチェンジに踏み切った曽根崎氏による対談を実施。NECでDXコンサルティングに挑戦するやりがいや、自身のキャリアにどのような好影響があったかを二人に聞いた。
DX戦略策定をフックに、経営戦略レイヤーに関わるプロジェクトへと発展
――お二人が現在所属するDX戦略コンサルティング事業部内のDigital & Operation Strategyグループについて伺いたいです。
若穂囲:Digital & Operation Strategyグループのメンバーは25名ほどで、私を含めた8名がマネージャーです。DX戦略策定やDX構想策定、DXテーマでのBPR(業務プロセス改善)といった、DX戦略と業務に関するさまざまなコンサルティングを提供しています。
Digital & Operation Strategyグループによるコンサルティングの成果から個別テーマが切り出され、DX戦略コンサルティング事業部の別グループへ橋渡しをすることもあります。人事・組織に強いグループや、デザイン思考に強いグループなど、専門性の高いグループがそろっているので、クライアントに対して幅広い価値提供ができる入口として機能しています。
DX戦略コンサルティング事業部は、NEC内の全ての営業部門・技術部門に対して独立して動くことができる部門なので、社内の他機能組織とスムーズに連携でき、オーガナイザーとしての役割も担っています。
曽根崎:具体的なプロジェクトとしては、クライアントの業務改革案件を担当しています。例えば、残業対策がテーマで、時間外業務を減らすために、業務をいかに標準化するべきかについて支援をしています。
現在はクライアントの各事業所の業務内容についてヒアリングをしているところで、目的達成のために週4回、クライアントとのセッションを設定しています。
Digital & Operation Strategyグループには、事業会社でキャリアを積んだメンバーも在籍しています。支援される側の視点で、クライアントの成功実現に向けて、セッション計画やスケジュールをどのように進めるべきかを検討、実行し、クライアントに寄り添う形でプロジェクトを進めています。
そこがコンサルティングファームと事業会社のハイブリッドな要素で、事業会社の“肌感覚”を持ちながらプロジェクトを遂行できるNECならではの強みといえるかもしれません。
若穂囲:プロジェクトを回していて面白いなと思うのが、元々SCM(サプライチェーンマネジメント)など、事業寄りのDX戦略案件を多く担当する予定だったDigital & Operation Strategyグループが、一層上の、経営戦略に関わる範囲で改革を支援していることです。
これは、より経営に近いところで企業変革に従事したいと考えていた私にとっては、うれしい誤算でした。
――“誤算”の部分について詳しく教えてください。
若穂囲:某重工業企業のDX戦略策定を担当していた時のことです。DX戦略策定のインプットとなる与件はおおよそ経営課題と経営環境、それから現状の経営ビジョンです。それらを俯瞰しながら、どのようなDX戦略をつくり上げるかをクライアントと議論していると、「そもそも経営戦略の視座が低い」という問題点に着地してしまうことも多いのです。
DX戦略策定の前に、その戦略の元となる経営の形を新しくつくり直す必要がある……。DX戦略だけでは、クライアントの目指すところへはたどり着けない。こうした点を指摘し、経営戦略へのテコ入れや人事制度の改善といったテーマが派生的に生まれてきて、議論のレイヤーも必然的に上がっていくのです。これは非常に面白いですし、やりがいがありますね。
このクライアント企業とは、DX戦略と絡めた経営ビジョンをつくり、実行計画の立案までを行いました。現在はIT基盤や人事系の領域にフォーカスし、施策を具体化しているところです。
NECの強みは、こうしたロードマップの先に自社が提供するソリューションが実在する点にありますね。「絵に描いた餅」で終わらせず、実現させるための武器があるのは、クライアントにとっても安心材料になっています。
曽根崎:それは私も実感しています。ソリューションやテクノロジーがある安心感もありますし、NECが経験してきたことはクライアントへの提案につなげることができます。
NECは従来の“SIer企業”から脱却するため、2018年に「Project RISE」という取り組みを掲げ、社内文化を含めた大きな変革に挑戦しています。外部から役員を迎えたり、中途採用を増やしたり、評価制度を刷新したりするようになったのもこの時です。
DX戦略や、そこから派生する経営戦略提案の際に、こうした変革の経験を同時にクライアントへシェアできると、「NECもそうやって変革してきたんだ」「ウチでもできることがあったら知りたい」と、クライアントから尋ねられることも増えました。
コンサルティングファーム出身の社員が増え、社内で取り組んできたことに関する言語化がさらに進み、クライアントへDX戦略を交えた組織づくりの成功事例を共有しやすくなったのも、NECの歴史と新しい風が生み出したシナジーといえます。
曽根崎氏
コンサルティングファームと事業会社を経験し、立ち上げ期のDX戦略コンサルティング事業部へ
――若穂囲さんは外資コンサルティングファーム出身ですね。これまでの経歴とNEC入社のきっかけを教えてください。
若穂囲:大学では機械工学を学んでいました。そこから、ビジネスの上流に携わりたいという気持ちが強くなり、コンサル会社をいくつか見て回り、そのうちの一社である外資系コンサルティングファームに入社しました。
外資系ファームでの日々は、とてもエキサイティングでした。キャリア早期からクライアントのマネジメント層と対峙できたり、大きな裁量を与えられたりしました。
そして、システム課題から業務課題、経営課題の領域へのスキルシフトを図るため、SI企業のコンサルティング部門へ転職し、スキルと経験の幅を広げることができたのです。
その後、コンサルあるあるですが、“自分ごと”として事業を推進する機会を求め、飲食系の事業会社へ転職し、業態開発からIPO(新規株式公開)へのチャレンジまで、取締役のポジションで幅広く経営タスクを経験しました。
ここで学んだ中小企業の経営者視点は、今のコンサルティング業務にも生きています。それから、機械メーカー内のコンサルティング部門の立ち上げを経て、NECにジョインしました。
きっかけは、前職の会社の経営方針転換でコンサルティング事業が縮小となり、自分の身の置き所を探していた時に、エージェントからNECのDX戦略コンサルティング事業部を紹介されたことでした。
――どのような経緯で入社を決めたのでしょうか。
若穂囲:最初は「なぜNECがコンサルタントを募集しているのか?」と、やや懐疑的でした。しかし、企業研究や立ち上げ期のリーダーである戸田(DX戦略コンサルティング事業部 業務・組織デジタル改革統括のリーダー)との対話を通して、NECの本気度と、自社にソリューションがあることの強みを感じ、面白そうな環境だと感じました。
例えば、DX戦略コンサルティング事業部が立ち上げ初期であるがゆえの凝り固まっていない風土に魅力を感じました。「イチから組織をつくり、大きなプロジェクトを回したい」と考えていた自分にとって、自社に武器となる技術やソリューションがある点もチャンスにつながりそうだと思ったのです。
若穂囲氏
新卒入社で営業職を7年半経験。戦略策定力の必要性を感じ、コンサルタントへ転身
――曽根崎さんは新卒でNECに入社し、営業職としてキャリアを積んでいますね。
曽根崎:2013年に新卒でNECに入社し、営業職として7年半の経験を積んできました。入社1〜2年目まではネットワークやサーバーの導入といったインフラ寄りの案件を担当することが多く、3年目以降はもう少し直接的にクライアントの事業に関わるようなアプリケーションの開発や導入を扱うことが増えてきました。
7年半で企画構想や新規事業に必要なテクノロジーは何かといったように、議論のレイヤーが一段上がりました。
NECには元々特定ユニットに専門のコンサルティング組織があり、彼らとともに仕事をする機会も増えたことで、コンサルタントにも関心を持つようになったんです。クライアントと向き合う際にも、徐々に職位が上の社員と接する機会が増えました。
――DX戦略コンサルティング事業部に異動したのは、そうした関心の変化が影響したのですか。
曽根崎:そうですね。当社には「NEC Growth Careers」という社内公募制度があり、自分の描くキャリアに適した部署への異動志望を出すことができます。この制度を活用して、2020年10月に営業職からコンサルタント職へとキャリアチェンジしました。
営業としてのキャリアを変える決心をした背景には、自分の営業職としての経験がある程度成熟してきたことと、NECのケイパビリティに危機感を覚えたことが挙げられます。
営業職としての最後の半年ほどで、立て続けに競合との提案コンペに敗れたんです。いずれも、企画構想や戦略策定といった上流の企画力を必要とする提案でした。自分たちが持っているスキル・ノウハウと、クライアントが求めるそれがミスマッチを起こしているような感覚を抱くきっかけになり、SIerとしてのNECの限界がそこにあるのかもしれない、とも感じました。
DX戦略コンサルティング事業部を知った時に、戦略策定や企画構想といった提案の能力が弱いSIerとしてのNECを補完できるのが、まさにこれらを専門とするこの事業部ではないかと思いました。そこで異動を希望し、コンサルタントとしてのキャリアをスタートしたんです。
――コンサルタントとしてのキャリアをスタートしてからどのような変化がありましたか。
曽根崎:クライアントとのリレーション構築には、営業時代に培ったコミュニケーション能力が生きていると感じる場面も少なくありません。一方、コンサルティングのスキル面では日々学び続けています。
営業時代と全く違うと感じるのは、やはりプレゼンテーションやドキュメンテーションといった一つ一つのスキルに求められる“質”です。
勉強会や研修などでインプットの機会は豊富にありますが、一番成長につながっているのはコンサルティングファーム出身のメンバーとの協働です。責任者やディレクタークラスとのやり取りやレビューを通じて、徹底的に鍛えてもらっていますし、一緒に働くコンサルティングファーム出身メンバーの仕事ぶりを見て刺激を受けています。
立ち上がったばかりの組織を、一緒に楽しみながらつくっていける人と働きたい
――DX戦略コンサルティング事業部、Digital & Operation Strategyグループに適した人物像について教えてください。また、NECの強みについても聞かせてください。
若穂囲:立ち上げ期の組織なので、整っていない部分もあります。案件の創り出し方も、リードコンサルを中心に総力戦で取り組んでおり、ルール化や仕組み化を進めている真っ最中です。こうした状況をポジティブに楽しんでくれる人と一緒に仕事ができたらいいなと思います。プロセスを楽しめる人ですね。
曽根崎:NECの強みや魅力は、先進テクノロジーやソリューションを社内で有していること。通常のコンサルティングファームは、研究施設や生産ラインなどは持っていませんし、外部から人やソリューション・テクノロジーを調達してくる必要があります。NECは社内にそれらの技術者が在籍し、研究段階のテクノロジーを応用したソリューション提供も可能です。
クライアントも大企業であることが多いため、お互いの歯車がかみ合ったときの爆発力は非常に大きいものです。そこを自分で動かせるのは、貴重な経験といえるでしょう。
若穂囲:スタートアップやベンチャーの気風が好きだという人にも、うちのチームは合っているかもしれませんね。企業としては安定していますが、DX戦略コンサルティング事業部は立ち上がったばかりの部署。組織づくりを経験できるタイミングでもあるし、チャレンジしたいことがあればどんどん手を挙げられる環境です。一緒に組織づくりを楽しんでくれる人との出会いを楽しみにしています。
曽根崎氏(写真左)と若穂囲氏