どこまでも成長したい人にも、自由な生き方を求める人にも。フリーランスのコンサルタントという選択肢を
2022/04/26

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リソース・グローバル・プロフェッショナル・ジャパン(以下、RGP)は、米国に本拠地を置くプロフェッショナルファームの日本オフィスだ。世界で約70の拠点を持つグローバルファームであり、日本では300人を超えるコンサルタントが日系グローバル企業を中心に課題解決を支援している。

特徴的なのは、一人ひとりのコンサルタントの働き方。社員として所属しているメンバーもいる一方で、フリーランスや業務委託といった契約形態のコンサルタントも数多い。今回は、フリーランスとして同社のプロジェクトに参画している恒任克彦氏に、フリーのコンサルとして生きるメリットもデメリットも、包み隠さず語ってもらった。

〈Profile〉
恒任 克彦(つねとう・かつひこ)
外資系企業でのマネージメント経験後、フリーランスコンサルタントとして独立。医療系企業の社有車規定集の改定や、化粧品会社の外注管理改善のコンサルタント業務、国内外の顧客に対して、購入生産材のコストダウンの計画から実行、海外顧客の製造工場の売却計画立案業務(2カ月間現地駐在)などを手掛ける。
事業会社ではグローバル・国内調達、サプライヤーマネジメント、アウトソーシングの戦略計画、継続的改善活動、品質管理、契約交渉、顧客・サプライヤーとの関係構築、ISO(世界標準機構) 9000/14000に基づいた工場監査を国内外の工場にて指導を実施しキャリアを形成。

※内容や肩書は2022年4月の記事公開当時のものです。

グローバルプロジェクトが多く、顧客からの信頼も厚いRGP

――恒任さんがフリーランスのコンサルタントという道を選んだ理由を教えてください。

恒任:正直に言うと、50代の半ばに差し掛かって、そろそろのんびりしたいなと思ったのが私の場合の動機です。Liigaの読者さんは成長意欲の高い若い方が多いと聞いているので、あまり参考にならないかもしれませんね。

ただ、フリーのコンサルタントは「成長したい」とか「稼ぎたい」という方にもお勧めできますし、私のように「やりたい案件だけ入ってあとは好きなことをして過ごしたい」という人にもマッチします。絶え間なくプロジェクトに参加することもできますし、少し余裕を作って私生活に時間を充てることもできるので、自分の求める生き方を選べることが大きな特徴です。

――実際にのんびりできているのでしょうか?

恒任:思いはかなりかなえられていますね。2018年からフリーになったのですが、19年は日本でラグビーワールドカップがあったので、観戦のために開催期間の約2カ月はほとんど仕事を入れませんでした。そういった時間のコントロールは間違いなくやりやすくなっています。

――フリーランスということは、RGP専属というわけではないんですよね?

恒任:そうですね、他の会社さんにも登録していますし、以前在籍していたコンサルティングファーム時代の人脈からも案件をお請けしています。これも本音ベースの話ですが、1つの会社だけに依存していると、案件のタイミングが合わず空白期間が生まれてしまうこともあるわけです。フリーランスとして生きていくなら、多くの人や会社と付き合っていくことも大切だと思います。

とはいえ、私としてはRGPさんはとても好きですよ。好きな理由はいくつかあるのですが、まずはグローバルプロジェクトが多いこと。元々外資系の会社に所属していたこともあって英語は得意なのですが、使わなければさび付いてしまいます。自分自身のスキル維持という側面でもRGPの案件は相性がいいですね。

あとはグローバルレベルでデリバリーの質にこだわる企業なので、クライアントからの信頼も厚く、1社と長く付き合っているケースが多い印象です。私は調達や購買といったオペレーション系の案件を専門としているのですが、プロジェクトに入る際に聞いてみると、同じ顧客の財務やITにもRGPのコンサルタントが入っている。これはかなり心強いというか、安心して案件に取り組むことができます。

もう一点付け加えると、窓口となってくださる方の人柄にも惹かれています。とても優しく、親身になって接してくれるので。新しいプロジェクトが始まるとすぐに「調子はどうですか」と聞いてくれますし、気軽に相談しやすい関係を築くことができています。これからも長くお付き合いしていきたいですね。

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フリーランスに必要なのは、決してブレない自分の軸と、学び続ける意欲

――RGP経由で担当されたプロジェクト事例について、可能な範囲で教えてください。

恒任:先日担当したのは、大手医薬品企業の社内規定の見直しです。大きい会社さんであっても、ルールや規定は一度作るとなかなか見直しをおこなわないことが多いんですね。だから現在の状況に合わなくなって、さまざまなところでひずみが生まれてしまう。特にこの数年はどこの会社でも働き方改革によって大きく社内のあり方が変わっていますから、全体的に見直して刷新したいというオーダーでした。

複数の部署や支社で現状を詳細にヒアリングしながら進めていったので、私自身も学びの大きい案件でしたね。

――担当するプロジェクトは自由に選べるのでしょうか?

恒任:自由に、というと少し語弊があるかもしれません。最優先すべきはこちらの都合ではなくクライアントの状況ですから。顧客ニーズとうまくタイミングが合えば希望する案件に取り組めると思いますが、必ずしもそうとは言い切れないのも事実です。

一方で、やりたくない案件を無理に引き受ける必要もありません。それがフリーランスのメリットでもありますし、モチベーションの上がらない案件に入っても成果は出せないですよね。だからこそ先ほどもお伝えした通り、複数のネットワークを確保してできるだけプロジェクトの選択肢を増やしておくことをお勧めします。

――どんな人がフリーランスのコンサルタントに向いていると思いますか?

恒任:間違いなく必要だと思うのは、自分自身の将来像を明確に持っていること。「グローバルに活躍できるコンサルタントになりたい」でもいいですし、私のように「私生活とのバランスを保ってやっていきたい」でもいいんですが、自分の軸がぶれないことは必須条件です。会社員と違って「やる」も「やらない」も自由なので、軸がなければモチベーションを維持することはできません。

もう一つは勉強意欲が高いことですね。大前提として、コンサルタントはお客さまが自分たちだけでは解けないような、難しい課題にチャレンジすることが使命です。そうした課題に対峙(たいじ)することを、そしてその課題を解くために学び続けることを楽しいと思える人に向いている仕事だと思います。

それと、大手のファームに所属していれば新しいスキルやナレッジ、情報が消化不良になるほど流れてきますが、フリーになると自分から取りに行く必要があります。そういう意味でも、勉強意欲が高い人でなければフリーランスで身を立てることはできません。

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自分の人生そのものをコントロールするのが、フリーランスという生き方

――すべてのコンサルタントに平等に案件が紹介されるわけではないと思います。引き合いが多いのではどんな人なのでしょうか?

恒任:1つは明確にスキルですよね。今であればERPやDXといったニーズが高いですから、IT分野に長けたコンサルタントは引く手あまただと思います。それと近年は日本でも素晴らしいスタートアップ企業が増えているので、人事や財務のスペシャリストも求められていますね。企業にとって間違いなく必要な機能ではあるものの、小さなうちは専門家を雇う余裕がない。人事や財務の領域を半年や1年といったスパンでコンサルタントに任せたいというニーズは増えています。

ただ、若い方に関しては現時点でのスキルにそこまでこだわる必要もないと思います。「まだ経験は少ないけどこの領域にもチャレンジしたい」という思いがあるなら、RGPさんにその通り話してみてください。アサインについてきっと相談に乗ってくれるでしょう。

あとは責任をもって成果にコミットする姿勢などは当然必要ですが、ソフト面というかキャラクターについては人それぞれですよね。素直な人を好む企業もあれば、少し生意気でもハッキリものを言う人を求める企業もありますし、にぎやかな人と寡黙な人でどちらが良いとか悪いとかはないと思います。ここは相性の問題なので、お互いにやりながら見極めていくことになるのではないでしょうか。

――なるほど、ありがとうございます。最後に、フリーランスという生き方を検討している方に向けて一言メッセージをいただけますか?

恒任:フリーになると、毎日当たり前のようにコミュニケーションを取る同僚や上司といった存在はいなくなります。そういう意味では、孤独に強くなるというか、孤独感を覚えない環境を自分で作り上げることも重要です。

最新の情報や知見を交換し合うフリーの仲間や他のファームにいる人たちとの付き合い、仕事だけでなく趣味の合う友人や家族との時間。仕事やプロジェクトの内容だけでなく、自分の人生そのものをコントロールする必要があるわけです。

そのバランスを取ることができて、意欲高く学び続けられる人は、ぜひ一度フリーランスという道を検討してみてください。さまざまな業界の企業を深く知ることはとても刺激的ですし、おそらく今まで以上に職位の高い方と相対することになると思います。1社だけに所属しているよりも幅広い経験を積むことができるので、大きな成長につながるはずです。

就職や転職の市場は、これからますます自由になっていくでしょう。実際にやってみて自分にはフリーは合わないと思えば、正社員に戻ったっていいじゃないですか。若いうちにフリーのコンサルタントとして挑戦した経験は、きっとあなたの人生を豊かにしてくれると思いますよ。

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コラム作成者
外資就活ネクスト編集部
外資就活ネクストは、「外資就活ドットコム」の姉妹サイトであり、現役プロフェッショナルのキャリア形成を支援するプラットフォームです。 独自の企画取材を通して、プロフェッショナルが必要とする情報をお伝えします。