sponsored by ローランド・ベルガー
皆さんは戦略コンサルティングファームにどんなイメージをお持ちだろうか。世の中に変革をもたらすその仕事内容や、自分自身を高められる成長環境に興味を持っている人も多いだろう。しかし一方で、「どんな人がどのような考え方で働いているのかが見えない」ことや、「ファームごとの特徴が分からずどこが自分に合うのか分からない」といった理由で、一歩を踏み出せていない方もいるのではないだろうか。
今回話を聞いたのは、ドイツに本社を置く欧州最大級のグローバル経営戦略コンサルティングファームであるローランド・ベルガーの3人だ。3人の仕事内容やキャリア、価値観を通して、ヨーロッパ型経営の同社ならではのカルチャーや、具体的な働き方を明らかにしていく。戦略コンサルタントを志す方には、ぜひご一読いただきたい。
※内容や肩書は2024年6月の記事公開当時のものです。
「誰が言うか」ではなく「何を言うか」。全メンバーがフラットに議論しながら、アウトプットの質を高める
――3人ともキャリア入社だとお聞きしました。まずはこれまでのキャリアとローランド・ベルガーへの入社理由をお聞かせください。
時:私は中国出身でシンガポールの大学院を修了した後来日し、最初は半導体メーカーに勤めました。半導体の研究者として働く中で、技術を開発するだけでなく「その技術をどうビジネスに展開するか」という点に強い興味を持ったことが、コンサルタントに転身した理由です。
コンサルタントとしてのキャリアは約7年になります。前職も同じくグローバル経営戦略コンサルティングファームで、2023年の3月にローランド・ベルガーに入社しました。私が感じる当社の魅力は、社員全員の顔が見える組織であること、そしてフラットな環境の中で、一人ひとりに寄り添う文化を持っていることです。 海外オフィスとの協業案件も豊富ですね。コアバリューの一つである「Entrepreneurship(起業家精神)」が全メンバーに根付いているので、一緒に新しい価値をつくり上げていくプロセスはとてもエキサイティングです。
高倉:フラットなコミュニケーションは私も魅力に感じていて、入社当初は良い意味で驚きました。前職の総合商社では、「誰が言うか」が重視されることも時折ありましたが、ローランド・ベルガーでは「何を言うか」にフォーカスされていると感じます。実際に新卒1年目の社員とパートナーがフラットにディスカッションをしている場面も日常的に目にします。
他にも、人材の「多様性」はローランド・ベルガーの持つ面白さであると思っていて、入社を決めた理由の一つでもあります。商社時代は主に食品業界を担当していましたが、もっと幅広い業界で経営課題を解決できる人材になりたいと思い、経営戦略コンサルティングファームを志しました。数社の面接を受けましたが、バックグラウンドの多様性はローランド・ベルガーが群を抜いていたと感じます。
大歳:新卒で入社して鍛え上げられている人や、時さんのように他ファームの経験も持ち合わせている人、そして事業会社の経験を持つ人など様々なメンバーが集まって、良い化学反応が起きていると感じています。私は前職がSIerなのですが、ITに閉じた価値提供にとどまらず、クライアントに真の変革をもたらせるようになりたいと思って転職を考え始めました。欧州系ファームの特徴である「長期的な視座」で、クライアントとパートナーシップを築きながら変革を推進しているローランド・ベルガーは、私にとっては理想的な環境ですね。
創業以来、受け継がれている3つのコアバリュー
――先ほど時さんから話のあったコアバリューについて、詳しく教えてください。
時:ローランド・ベルガーでは、創業以来受け継がれている「Entrepreneurship(起業家精神)」「Excellence(卓越性)」「Empathy(共感)」という3つのEで始まるコアバリューを大切にしています。普段から特別意識しているというよりは、振り返ると自分たちの行動は全てこの3つに紐づいていると感じる、という言い方が正しいかもしれません。
Entrepreneurshipは「起業家精神」と訳されますが、ここでは直接的に会社を立ち上げることを意味するものではなく、一人ひとりが自律的に考えながら挑戦し、クライアントに対して常に新しい価値を提供する、そうした姿勢を重視しているということです。
このコアバリューが体現するのは、自分でチャレンジを掴み取り、声をあげていくことを推奨する風土です。そしてこれがローランド・ベルガーの組織文化を大きく特徴づけるものであると、日々働く中で強く実感しています。
チャレンジ意欲や知的好奇心を持って新たな領域を開拓しようとするメンバーに対しては、ファームとしても全力で後押しします。そういった好奇心や挑戦する姿勢がなければ、時代の先を捉えることは難しいでしょう。
Excellence(卓越性)は、まさにアウトプットの品質で、我々は最後の1秒までクオリティーを高めるために議論しています。既に合格点で、クライアントに満足していただけそうなものだとしても、自分の限界も相手の期待も超えて磨き上げていく。シニアメンバーが直接プロジェクトに関与する割合が大きいことも、こうした姿勢の表れだと思います。
Empathy(共感)は、欧州系ならではのコアバリューではないでしょうか。クライアントへの共感に加え、クライアントの利益のみでなく彼らを取り巻くステークホルダーとの共存共栄を追求することが非常に重視されています。そういった部分への共感からローランド・ベルガーを選んでくださる方も多く、非常に嬉しく感じています。
大歳が申したように、クライアントのパートナーとして寛容と尊重の精神を大切にし、知性あふれる情熱を持って共に働くスタンスにも表れていると思いますし、理想論ではなく実現可能な戦略に落とし込むためにも非常に重要な考え方です。
高倉:コンサルティング業界の中では、例えば過去のプロジェクトや定石に当てはめて提案内容を決めるケースもあると聞いたことがありますが、当社では、クライアントが置かれている状況や思いに合わせてテーラーメイドで提案しています。
面白いのは、クライアントワークのはずなのに、いつの間にか「我々にとってはここが課題だから次にこういう施策を打つべきだ」と、発言が一人称になっているんですよね。これも、クライアントの課題を自分事として捉えて挑戦し続けるというコアバリューが根付いていることの一例だと思います。
――そうしたテーラーメイドな案件事例を教えてもらうことはできますか?
高倉:近年はサステナビリティに関するプロジェクトが増えています。2030年や2050年という未来を見据えて、クライアント企業のビジネスはもちろんのこと、業界を含めた周りの環境やステークホルダーなど、それら全てを含めて各クライアント企業にとってどういう戦略が最適なのかを、長期的かつ広い視点で考えることが多いですね。
――どうやって未来を予測するのでしょうか。
高倉:私の場合は専門とする領域が消費財なので、常に人間にフォーカスして考えるように意識しています。食品会社や化粧品会社等は技術ドリブンで道筋を決めることも多いのですが、それだけではなく、社会科学や人間科学的な知見を踏まえて、どういうメガトレンドが起きるのかをまず予測する。その上で、どういったケイパビリティを獲得していくべきか、という順序で戦略を描いていきます。
Excellence(卓越性)を備えたアウトプットを導き出すため、多様な考え方や価値観を持つメンバーが集まって日々率直に議論しています。
常に、一段上の成長機会が与えられる
――高倉さんと大歳さんはコンサルティング未経験でのキャリア入社ですが、どのように成長してきたのでしょうか。
高倉:入社すると1人につき1人のOJT担当の先輩がつきます。私もコンサルタントとしてのプロフェッショナリズムや提案書の作り方、専門家へのインタビューのコツなどを多面的に教えてもらいました。フィードバックをいただく機会も多くあり、成長に向けた課題やそれらの対応方法などを相談していましたね。
また、それとは別にメンター制度も用意されています。メンターはマネージャー以上の方で、プリンシパルやパートナーが選定されることもあります。日々の業務のことのみならず、中長期的なキャリアプランや、今後チャレンジしたい成長機会等、幅広く相談できるので大変心強い存在です。
大歳:OJTとメンターに加えてバディ制度もあります。キャリア採用で入社したメンバーが集い、ポジションの近い先輩=バディに相談できるコミュニティーです。社内ツールの活用方法など、日々の実務の中で出てくる些細な疑問を気軽に聞くことができたり、ランチ等を通じて横のつながりもつくることができたりと、入社間もない頃から仲間として受け入れられていると感じることができました。
ローランド・ベルガーは社内に対してもEmpathy(共感)の価値観が浸透していて、困っている人がいればお互い積極的に助け合う風土が根付いています。そういったメンバーが周囲にたくさんいることも、自分が立ち上がる上で大きな支えになりました。
――苦労したことや壁にぶつかった経験などはありますか?
大歳:入社半年くらいの頃にアサインされたプロジェクトはチャレンジングでしたね。プロジェクトではプリンシパルのすぐ下に私が入り、ジュニアメンバーの差配も含めて任せていただきました。もちろんプリンシパルもしっかり現場を見てくれてはいましたが、これは私自身も一つか二つ目線を上げて考えなければいけないと身が引き締まる思いでした。
高倉:私も入社して最初の数カ月はかなり苦労しました。事業会社から来て最初に言われたのは、「結局何が言いたいのかよく分からない」と。事業会社では、若手社員がデータやその解釈を報告することはあっても、それらを踏まえた最終的な結論を求められることはそれほど多くはありません。しかしローランド・ベルガーでは、君はどうするべきだと思うか、とプロジェクト初日から問われます。このパラダイムシフトへの対応は大変でした。
大歳:それは私もありましたね。自分のスタンスを明確にして結論ファーストで伝えるようにとフィードバックを受けました。
高倉:ブレイクスルーできたのは、大歳さんと同じく自分で全てをやり切らなければいけないプロジェクトに入ったことがきっかけです。プロジェクトの設計からリサーチ、スライド作成、プレゼンテーションまで任せてもらって、パートナーにインプットをいただきながら完走できた経験は大きかったですね。
結局は自分でやらないとできるようにはなりませんから、ある程度ポテンシャルが見えたら任せていく方針なのだと思います。
常に新しいことに挑戦しなければ、未来をつくり出すことはできない
――ローランド・ベルガーに親和性があるのはどんな人だと思いますか?
時:やはりコアバリューに共感してくれる人ですね。人も組織も、そして社会も、新しいことに挑戦しなければ進歩しません。常に新しいことにチャレンジするのは簡単ではありませんが、それを乗り越えるだけの熱意を持っている人に参画いただき、仲間になりたいと思っています。
私自身もローランド・ベルガーで最初に担当したのは大型のグローバル案件で、非常に刺激的なプロジェクトでした。クライアントは中東で、メイン担当はヨーロッパ、顧客が興味を持ってくださった市場が日本です。時差もあり、ビジネス習慣もカルチャーも異なるメンバーが力を合わせて進めるプロジェクトはとても難しく、同時にやりがいも大きかったことを覚えています。
大歳:自分自身を成長させたい、クライアントの変革を成し遂げたい、新しい価値を創造したい。そういったさまざまなチャレンジに、熱量高く取り組んでいける方と一緒に働くことができれば嬉しいですね。
高倉:一つ付け加えるなら、好奇心の強さも大切だと思います。時さんがおっしゃった通り困難も多いですから、それを楽しめる方がローランド・ベルガーでのコンサルティングワークに向いているのではないでしょうか。
私は消費財関連のプロジェクトを担当しているのですが、機会があれば自分自身でクライアントの商品やサービスを試してみるようにしています。一人の消費者として自分はどう感じるのか、競合他社の製品とは何が違うのか。そういったことを、純粋な好奇心から知りたくなる人なら、きっと活躍できるはずです。
また言うまでもなく、クライアントにとっての重要な経営課題や、時には企業再生にも取り組む責任の大きな仕事ですし、クライアントの経営参謀となっていくべき難しい仕事でもあります。気概を持って取り組んでいただける方とぜひご一緒したいです。
――色々とお聞かせいただきありがとうございました。最後に、今後のキャリアを検討中の皆さんにメッセージをお願いします。
時:一言でいうなら、ローランド・ベルガーはとても面白い会社です。プロジェクトの内容も刺激的ですし、メンバーもそれぞれ個性があって、お互いの多様性を受容し尊重しているから、飾らない自分でいることができる。ぜひもっと多くの方にこの環境を経験してほしいですね。
それぞれ違う意見を持ちながら前向きに議論し、それによって新しいものが生まれていきます。こうしたカルチャーを面白そうだと感じる方は、ぜひトライしていただきたいです。
大歳:自分のままでいられる、というのはその通りですよね。キャリア採用だと転職に対して心理的なハードルもあるかと思いますが、チャレンジしたいという気持ちに応えてくれる環境なので、自分らしくチャレンジをし続けたい人にお勧めの会社です。
高倉:私がローランド・ベルガーへの転職を決めた時、まだ子供が小さく、妻もフルタイムの共働きなので、正直に言うと戦略コンサルティングファームの仕事と育児を両立できるかどうかについてかなり不安を感じていました。
しかし、実際に働いてみると思っていたより柔軟で、リモートとオフィス出社のハイブリッドで家庭やプロジェクトに合わせて調整できています。もちろんプロジェクトが佳境に入れば忙しい局面もありますが、家族との時間は大事にしたいと思っていますし、周りの理解が得やすい環境で働けていることに感謝しています。もうすぐ2人目の育休も取得予定です。
コンサルティング会社は長時間労働で、休みも取りづらいというイメージはいまだにあるかもしれませんが、そんなことはなく、子供の朝夕の送り迎えの時間も社内公開のスケジュールに入れることで、周囲の理解を得られていますし、まとまった長期休暇も取りやすいです。プロジェクトが完了したタイミングで1週間から2週間ほど休み、旅行や家族との時間、趣味などに没頭することもできます。
多様な仲間と共に、クライアントの経営参謀になるべく成長していきたい方、若いうちから一歩先のチャレンジをしてみたい方、個性と多様性が共存するヨーロッパオリジンのカルチャーに共感してくれた方、ぜひローランド・ベルガーへの入社を検討していただけると嬉しいです。