外資戦略ファーム経験者が語る、次世代コンサルティングファームの魅力と仕組み
2024/09/06

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「PRODUCE NEXT しあわせな未来を、共に拓く。」をミッションに掲げ、国内外でコンサルティングサービスを展開するライズ・コンサルティング・グループ(ライズ)。「戦略の実行」と「成果の上昇」にこだわりながら、Hands-on Style、Scopeless、More than Reports、Professionalsを特徴とするサービスを提供し、成長を遂げてきたコンサルティングファームだ。

今回は、アクセンチュアとボストン・コンサルティング・グループ(BCG)からそれぞれライズに転職した2人のコンサルタントに話を聞いた。彼らが感じるライズならではの魅力とは。一見、相反する「ワンプール制」と「プラクティス制」を両方取り入れた同社独自の制度から生まれる相乗効果、将来のコンサルタントに求められるスタンスなどの話も交えながら、新興コンサルティングファームならではの醍醐味(だいごみ)に迫る。

〈Profile〉
写真右/川上将史(かわかみ・まさふみ)
ライズ・コンサルティング・グループ パートナー。大手酒類飲料メーカーでエンジニアとしてキャリアをスタート。アクセンチュアの ストラテジー& コンサルティング部門を経て、ライズに参画。製造業を中心にサプライヤーマネジメントやサプライチェーンプランニング、ファクトリーオートメーション、販売管理などサプライチェーン全域における中長期戦略・構想策定や組織・業務改革、システム導入まで数多くの支援実績を有する。現在はManufacturing & Innovationプラクティスに所属し、SCM領域を管轄。
同左/福井裕也(ふくい・ゆうや)
ライズ・コンサルティング・グループ シニアマネージャー。新卒で住友商事に入社し、財務部門で資金調達などを担当。20代後半でコンサルティング業界への転身を決意し、クニエ、デロイト トーマツ、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)と、複数の大手コンサルティングファームで経験を積む。2021年11月、ワークライフバランスの実現と、より大きな裁量を求めてライズに入社。現在はDX × Talent Managementプラクティスに所属し、DXや人材マネジメント関連の戦略プロジェクトを主導。

※内容や肩書は2024年9月の記事公開当時のものです。

「出るくいを伸ばす」カルチャーに魅力を感じた

――経歴について教えてください。

川上:2008年に大手酒類飲料メーカーに入社し、生産管理や生産技術を担当していました。在職中にアメリカの大学院に留学する機会をもらい、経営学などさまざまなことを学びました。約8年間勤務した後、アクセンチュアに転職。ストラテジー&コンサルティング部門で、石油元売りや大手電力会社、化学メーカーなどの素材・エネルギー関連のクライアントに対して、中長期計画や事業戦略の策定から、BPR(業務プロセス改革)、システム導入までの支援を行っていました。2023年にライズへ入社し、現在はManufacturing & Innovationプラクティスに所属して、サプライチェーン領域を担当しています。

福井:私は新卒で住友商事に入社し、財務部門で資金調達・運用・グループ資金管理などの仕事をしていました。その後、自身の目指すキャリアを実現するためにコンサルティング業界への転職を決めます。退職後は、NTTデータの子会社であるクニエ、デロイト トーマツ、BCGを経て、2021年にライズに入社しました。現在はDX × Talent Managementプラクティスに所属し、デジタルトランスフォーメーション(DX)や人材マネジメント関連の戦略プロジェクトを担当しています。 description

――なぜ大手コンサルティングファームからライズへ転職したのでしょうか。

川上:ライズからのスカウトメールがきっかけです。経営層とカジュアルに話をする機会を複数回もらう中で、一人一人のパーソナリティーや会社のビジョンに興味を持ちました。

特に印象的だったのは「出るくいを伸ばす文化」があること。面接の際に「こんなことがやりたい」と提案したところ、経営層全員が「自由にやったらいい」というスタンスで話してくれました。これは大手コンサルティングファームにはない、ライズ独自の魅力だと思いました。

福井:私がライズに転職した一番の理由は、ワークライフバランスを保つことができそうだと思ったからです。過去に所属した企業の働き方や業務は好きでしたが、労働時間が長く、体を壊してしまった経験がありました。このことをきっかけに「自分にとって幸せな生き方は何か」を考えるようになり、労働時間を自分の裁量である程度コントロールできる環境を求めるようになりました。

もう一つの理由は、組織の規模感です。転職するなら、規模の大きな組織よりも、小さな組織で柔軟に裁量を持って仕事がしたいと考えていました。 いろいろな会社を見ている中で、ライズはオファーから内定までのスピードが非常に速く、選考の過程だけでも、採用面接官に大きな裁量が与えられている機動的な組織だという印象を受けました。自社の改善やバリューアップに挑戦できる環境と、大きな裁量を与えてもらえる社風に魅力を感じて入社を決めました。

「ワンプール」と「プラクティス」が生み出す相乗効果

――ライズの組織体制について、特徴を教えてください。

川上:ライズは、若手社員や専門性を探している人を、幅広い案件にアサインできる「ワンプール」の組織に加え、八つの「プラクティス」が組成されています。プラクティスはManufacturing & Innovation やDX × Talent Managementなど、業界・領域特化の専門的な知見を蓄積することを目的としています。「ワンプール制」と「プラクティス制」という、一見相反する二つの制度が両立しているのです。

年次を経てケイパビリティーや専門性のエッジが立ってくると、それを後輩や他のコンサルタントに横展開していくことのできる「塊」が必要です。その塊として、プラクティスというバーチャル組織があるのです。マーケットインだけではなく、メンバーのスキルや経験、得意領域に合わせています。

ただし、プラクティスへの所属は必須ではなく、自由に選択することができます。特に若手社員は一人一人の志向やキャリアプランと、プラクティスで扱っている専門性が合致するかが重要ですので、まだ自分の専門性が分からないという人は、プラクティスに所属せず、ワンプールで活躍することも可能です。 description

――大手コンサルティングファームと比較して、ライズの優位性はどこにあると思いますか。

福井:カバー範囲は大手コンサルティングファームと大差はないと思いますが、課題が見つかったときに周囲からの協力を得られるスピードは圧倒的にライズの方が速いです。上場したとはいえ、まだまだ300名程度の組織で、グループ会社のしがらみなどもないため、独立性が高く、クイックな対応ができていると感じます。

また、プラクティス間の連携がしやすいのも大きな特徴です。セクショナリズムがないため、他のプラクティスに所属している人にも気兼ねなく相談ができます。常に専門家が隣にいて、頼ることができる点は、ライズの魅力だと感じています。

責任さえ果たせば、自由。裁量の大きさがライズの魅力

――BCGの頃と比べて、コンサルタントとしての仕事の幅や深さに変化はありましたか。

福井:クライアントの業界や規模は変わりませんが、以前は「戦略を描いて終わり」となることが多かったです。一方、ライズでは競争力のあるコストで戦略を作り、それを実行・実装してクライアントのマーケットに届けるところまでカバーできるため、扱っているアジェンダがより具体的で、実行に至るまでの手応えを感じることができています。

これが実現できるのは、プラクティス間の連携ができているからだと思います。例えば、私が所属しているプラクティスが戦略立案など上流に近いところを担当し、その後のシステム導入やプロジェクトマネジメントは専門のプラクティスと連携することで、幅と奥行きのあるソリューションを提供できるのです。 description

――他のコンサルティングファームで働いている人にとって、どこがライズで働く魅力になりそうですか。

福井:能力が高くマインドセットがしっかりしていれば、自由に任せてくれるところですね。クライアントのため、自社のため、チームメンバーのためという3つを担保する能力とマインドセットがあり、それを説明できる能力があれば、本当に大きな裁量を委ねてくれます。

個人としてクライアントと向き合ったときの一人当たりにかかる責任と裁量、そこから得られる成長度合いは、ライズの方が圧倒的に大きいですね。

川上:そうですね。社内のエンゲージメントサーベイの結果を見ても、「裁量権がある」と答えている社員は非常に多かったです。

再び強かった日本へ。ライズが目指す、社会的インパクト

――今後、コンサルタントにはどのような役割が求められていくと思いますか。

福井:今後はさらに情報が広く共有されるようになり、情報自体の価値が低下していくと思います。そのため、知識のアップデートは当然として、そこからインサイトを出していくことがより重要になると考えています。

具体的には、クライアントの状況を聞いて、情報を有機的にひもづけていく能力が求められていくでしょう。情報の海で溺れているクライアントに「今の状況ならこの情報にコンタクトすると価値がありますよ」と教えてあげられる、そんなスキルが必要になるのはないでしょうか。

また、コンサルタントとしてのスタンスを取ることも重要です。例えば、AとBの仮説があった場合、「自分はAがいい」というスタンスを取り、それに立脚して仕事をする。スタンスを取ることで、情報に意味が付いて取捨選択ができるようになり、クライアントの状況に適切にフィットさせられるようになります。

川上:そうですね。私は、テーラーメードのアプローチがより重要になってくると思います。他のコンサルティングファームのような大規模化や標準化のみに向かうのではなく、一人一人が頭をひねり続ける。そんな姿勢がこれからより重要になると考えています。今後は標準化できるところはテクノロジーに代替されていくため、そこに活路を見いだすのではなく、各人の成長を重視しながら事業拡大を目指していきたいですね。 description

――最後に、ライズで実現したいことがあれば教えてください。

川上:私は日本の製造業を復権したいと考えています。これまでコンサルティング業界が支援してきた日本の製造業はいわゆる大企業が中心で、製造業全体で見るとほんの一握りでした。支援から取り残されている企業ではデジタル化が遅れていたり、旧態依然とした仕事のやり方が残っていたりするのが現状です。

高度成長期に日本の成長を支えたサプライチェーンが、今では現状維持バイアスとなって居座り続けている面があり、過去の栄光から脱却できない企業も多いです。クライアントの内部リソースだけでは改革が難しい場合もあるので、クライアントの中に入り込み、一緒に汗をかきながら、組織・人間関係にまで一歩深く踏み込んで支援していきたいと考えています。

福井:会社としても個人としても、一貫して思っているのは、「日本を良くしたい」ということです。日本は今、経済的に低迷していると言われていますが、この状況を変えたいと本気で思っています。例えば、現在は訪日外国人観光客が増えていますが、その理由を「日本の物価が安いから」ではなく「日本が良いから」に変えたいのです。

私自身は今、タレントマネジメントの分野を担当しているため、その分野からのアプローチで日本企業を支える人々の能力の底上げをしたいと考えています。若い世代だけでなく、戦後の成長を支えてきた人たちにも、今の日本を変えるポテンシャルはあるはずですが、過去のやり方以外、どうすればいいのかを知らない人が多いのです。そういった人たちがスキルを学び直す文化が広がれば、また日本は成長できると信じています。それが私のやりたいことであり、ライズで目指して取り組んでいることですね。 description

コラム作成者
外資就活ネクスト編集部
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