多様性に富んだ環境で、丁寧に問い、議論することで得られる成長
2024/11/26

sponsored by ローランド・ベルガー description

ローランド・ベルガーは、クライアントへの本質的な価値を高めることには妥協しない。一方で、コンサルタントの価値観やライフプランにおいては、柔軟に個人の自由を認め、職位や職種にかかわらず、会社として一人一人の多様なキャリアパスを支援している。個々のニーズや希望に応じた育成制度や、海外勤務経験などの幅広いキャリアの選択肢があるのはもちろんのこと、ローランド・ベルガーにおける多様性へのアプローチは、ガイドラインや社内制度の充実にとどまらない。その背景にあるのは、「多様性こそが価値の源泉である」という信念だ。

多様な考え方を持つコンサルタントがそれぞれの知見や視点から議論に参加することで、クライアントに提供する価値を多面的に高めていく。そうしたプロセスが、ローランド・ベルガーを唯一無二の存在に押し上げていることは間違いない。経営者と共に難題に挑む「経営参謀」として議論を繰り返す経験は、若手人材の成長スピードも大いに高めてくれるだろう。今回のインタビューでは、現場で活躍する3人のコンサルタントが、ローランド・ベルガーの魅力や働き方について具体的に語ってくれた。彼らの実体験を通じて、このグローバルファームが提供する多様性と成長の機会に迫る。

〈Profile〉
◇掲載企業の意向により一部のインタビュイーの氏名は英語表記となっています。
写真右/鮑睿杰(ばお・るいじえ)
シニアプロジェクトマネージャー
同済大学(中国)車両工学部修了後、日系エンジニアリング会社、外資系コンサルティングファームを経てローランド・ベルガーに参画。外資系・日系の自動車メーカー・サプライヤに係る新規事業開発、海外市場参入戦略、成長戦略など多様なプロジェクトに従事。中国をはじめ、多くの海外プロジェクト・クロスボーダープロジェクト経験を保有している。
写真左/黒田夕貴(くろだ・ゆき)
プロジェクトマネージャー
慶應義塾大学経済学部卒業、SOAS University of London 開発経済学修士取得後、ローランド・ベルガーに新卒入社。製薬業界、自動車業界、商社など幅広い業界のプロジェクトに従事。海外経験を生かし、日系企業のASEAN市場参入戦略など海外プロジェクトにも多数参画。シニアコンサルタント時代に外の世界での学びと成長のために一度卒業し、日系化粧品メーカーの経営戦略部門や他戦略ファームを経て再入社。
写真中/May Sato(さとう・めい)
シニアコンサルタント
慶應義塾大学総合政策学部卒業後、ローランド・ベルガーに参画。自動車、産業財、消費財、商社など幅広い業界の新規事業開発、成長戦略、企業再生案件等に従事。幼少期を海外で過ごし、北米を中心とした多くの海外プロジェクト・クロスボーダープロジェクトを手掛ける。

※内容や肩書は2024年11月の記事公開当時のものです。

多様な価値観が尊重される風土。個性を生かしたグローバルなキャリアパスを実現できる

――戦略コンサルティングファームもいろいろありますが、皆さんがローランド・ベルガーを選んだ理由を教えてください。

Sato(佐藤):風通しの良さ、グローバル、フラットで個人が尊重される自由なカルチャー。キーワードを挙げるならそんなところでしょうか。いくつかオファーをもらったのですが、面談での話しやすさはローランド・ベルガーが圧倒的でした。職位が違っても対等に話をしている姿を見て、縦も横も風通しが良さそうだなと感じたことを覚えています。

黒田:ほとんど同意見ですが、自由なカルチャーのベースにあるのはやはり多様性のある考え方が根付いていることだと思います。私は新卒でローランド・ベルガーに入社した後、クライアント側の視点も学ぶために一度事業会社に転職、その後他ファームを経て当社に戻ってきました。他の会社も経験したからこそ、さまざまな点でローランド・ベルガーの多様性を受け入れる風土には驚かされますね。

例えば、画一的な働き方やキャリアステップを強要されることはないですし、ジェンダーや国籍といった属性によってラベリングされることもありません。一人一人の事情や価値観をしっかりと尊重した上で、本人の希望に沿って自由にキャリアプランを描いていける環境です。

:私は中国の上海出身で、大学を卒業してから来日して働き始めました。エンジニアリング会社、総合コンサルティングファームを経てローランド・ベルガーというキャリアです。当社を選んだ理由は大きく三つありまして、一つ目はグローバルで活躍できる機会があること。日本自体が私にとっては外国ですが、中国や日本に限らず世界中のプロジェクトに参画できる環境を求めて転職してきました。

二つ目は、総合ファームの時はDXや業務改善のプロジェクトが中心だったので、より上流の戦略領域で社会に大きなインパクトを出したいと考えたことです。

最後は少し異なる方向性ですが、私にとっては現在の組織規模がちょうどいいんです。前職は何万人も社員がいる会社だったので、出社しても知らない人がほとんどでした。社員間の距離が近いローランド・ベルガーはとても居心地がいいですね。全員の顔も得意分野も分かっているので、プロジェクトの中で自分の専門ではない課題にぶつかった時も、「この問題はあの人が詳しいから聞いてみよう」とすぐに思い浮かびます。 description

クライアントと共に正解のない難題に挑む、参謀型コンサルタントとしてのやりがい

――個々人に目を向けると、ローランド・ベルガーのコンサルタントは他ファームのコンサルタントとどう違うと思いますか。

黒田:あらゆる課題に対応できる経営参謀を目指す、というところがまず大きなポイントです。インダストリーや領域など、各コンサルタントはそれぞれの専門分野を有していますが、それとは別の軸として幅広い「課題解決力」を磨くことが求められています。

経営者が対峙(たいじ)する課題は本当に多岐にわたるので、それら全てに対して相談に乗れる相手になろうということですね。単純なフレームワークに頼るのではなく、その場その場で異なる経営課題に丁寧に立ち向かっていく仕事です。

:参謀という言葉にも表れていますが、ローランド・ベルガーのコンサルタントは他ファームのような先生的な位置付けではなく、クライアントの経営者と一緒になって正解のない難しい課題に取り組んでいくスタンスです。

正解が分かっていてそれを教える楽しさと、正解がない中で一緒に答えを見つけていく楽しさは、個人的な感覚では倍以上違う印象です。そうした考え方に共感できる方にはお勧めできる環境ですね。

――「課題解決力」を分解するなら、その中にはどんなスキルが含まれるのでしょうか。

佐藤:一つは本質を探り出す力だと思います。たとえ大企業の経営者であっても、自社の課題を客観的に把握するのは難しいことです。限られた時間と情報の中で課題の本質にたどり着くには、「なぜこのような発言をされたのだろう」「なぜここがネックになっているのか」と、自ら問いを立てて考え続ける力が絶対に必要ですね。

もう一つは、掛け合わせる能力。鮑からも正解のない課題という話がありましたが、現代の課題はどんどん複雑かつ多様化しているため、過去の事実から論理的に考えるだけでは答えが出ないケースも多くあります。そういった時に、他の業界や海外の事例からエッセンスを抽出して、掛け合わせながら新たな手法を考えていく。アナロジー的に掛け合わせる能力は、今の時代のコンサルタントに必須のスキルだと思います。

黒田:もう一点付け加えると、経営者から信頼される人間力も大切ですよね。それがなければ、本質的な課題を開示してもらうことはできませんから。

:われわれはチームで動くスタイルです。クライアントの声に耳を傾けることに加えて、社内のプロフェッショナルと力を合わせるためにも信頼関係を築いていく力は欠かせないと思います。 description

クライアントだけでなく業界や社会全体へのインパクトも重視する、ローランド・ベルガーのアプローチ

――特にローランド・ベルガーらしいと感じるプロジェクト事例について、可能な範囲で教えてください。

:経営参謀という立ち位置に加え、クライアントの長期的な成長を追求する姿勢や、一社単体ではなく業界や社会全体への影響まで考えるところもローランド・ベルガーの特徴です。その観点では、昨年担当した大手家電メーカーのプロジェクトは印象深いですね。

サーキュラーエコノミー(循環型経済)の実現に向けた戦略立案がテーマだったのですが、われわれはクライアント単体のパフォーマンスだけでなく、さまざまなステークホルダーがいる全体像の中でクライアントの課題を捉えたビジョンを提案しました。クライアントをリーダーとして、サプライチェーン全体、産業全体を変革していこうというコンセプトです。

これまでの競合企業が協業相手になるわけですから、当初は先方の社内から慎重な意見も出ていました。しかしこれからの時代においては、競争と協調のバランスを取らなければ持続的な発展は期待できません。理性と感性の両輪から丁寧に説明して、最終的には非常に満足したとの言葉をもらうことができました。

黒田:ローランド・ベルガーは新規事業に関する戦略立案の案件も多いのですが、私が今担当しているのは、消費財のクライアントの売り上げを5年で倍増させるというプロジェクトです。現時点でもスタートアップのような規模ではないので、新規事業を一つ立ち上げて解決するようなお題ではありません。事業ドメインそのものを見直す必要があります。非常に骨太な戦略案件です。

相対しているのは社長と取締役の方々で、何十年と業界にいて成功を収めてきた方ばかりです。難易度はとても高いですが、後手に回ってしまってはコンサルタントでも参謀でもない。最低でも並走、できれば一歩先を行くことが求められます。日々壁にぶつかりながらではありますが、何とか価値を提供できるよう全力を尽くしているところです。

佐藤:私からは多国籍チームで担当したプロジェクトを紹介します。クライアントはイタリアの製造業で、ローランド・ベルガーのコンサルタントはドイツとオーストリア、イタリア、そして日本から私が参加しました。コストダウンがメインテーマだったので、モロッコやオランダからコストエンジニアのメンバーも招集されていましたね。

それぞれの持つ知恵と経験を結集して、部品の価格やマージン比率、組み立てる工数まで精緻に計算しながら費用や手間をカットできる部分を探っていきました。最終的にかなりの費用を削ることができましたが、ここまでやり切るのもローランド・ベルガーらしいポイントだと思います。

他の戦略ファームでは、「これくらい下げられるはずだから交渉してみてください」と言って終わることが多いかもしれません。でも私たちは製造プロセスを知り尽くしているので、実際にサプライヤーと交渉しながら「ここはこの金額でいけるはず」「そもそもこの技術を使う必要があるのか」と、議論を深めていきました。

このプロジェクトを通して、いわゆる上流の戦略立案から現場の実行や交渉まで一貫して担当する経験を得ることができました。 description

一人一人の希望に合わせたキャリアプランを実現する、多彩な選択肢とサポート体制

――冒頭で、黒田さんから「一人一人に合ったキャリアプランを描ける環境」だという話がありました。具体的な育成制度についても教えてください。

黒田:まず、座学もOJTも一般的なファーム以上に手厚いと思います。バディ制度やメンター制度も充実していて、さらに普通なら「もう一人前だよね」と言われるようなポジションになっても、職位が上のパートナーやプリンシパルがメンターとして付いて、次の成長を支援してくれます。どこまでいっても悩むことや考えることはありますから、気軽に相談できる存在が近くにいるのはありがたいですね。

また、グローバルトレーニングの機会も豊富です。ブートキャンプという制度では、世界各国から同じポジションのメンバーがヨーロッパのどこかの国に集まって、5日間ほど研修を受けたりグループワークを行ったりしています。

:それとは別に、チャレンジクラブという2年間のグローバル研修の制度もあります。各国オフィスの選抜メンバーが対象にはなりますが、半年に1回集まり、リーダーシップ研修などさまざまなプログラムを受講可能です。私もおととしこの制度に参加しまして、その年はブートキャンプも重なったので、年に3回ほど欧州でトレーニングを受けました。

佐藤:私はエクスチェンジプログラムという、数カ月間の交換留学のような制度を利用しました。その期間はローランド・ベルガーの海外オフィスに所属して、実際にコンサルタントとしてプロジェクトに参画することになります。先ほどのイタリアの案件はまさにその時に入ったものですね。英語でのデリバリーはもちろん上達しましたし、日本にいただけでは得られないような知見も学ぶことができて、非常に勉強になりました。

黒田:これらの多様な制度によって、それぞれの抱える事情もキャリアの志向も違うという前提の下に、本当に一人一人が希望するキャリアを歩めるようになっています。

数多くの案件を経験したい人もいれば、佐藤のように海外オフィスにエクスチェンジしてみたいとか、官公庁やスタートアップに出向して幅広い経験を積みたいという人もいるでしょう。MBAなどの海外大学院や語学留学に行くという選択肢もあります。プロジェクトの合間には、まとまった休みを取ってしっかりリフレッシュをしてまた仕事をするという欧州系ファームらしい環境も、長期的にキャリアを築いていく上で重要だと思っています。

また、長い人生の中ではライフステージや成し遂げたい目標が変化することもあるでしょう。そんな時にも、あなたが最も輝ける方法を一緒に考えていける環境がローランド・ベルガーにはあります。キャリアやライフに真剣に向き合い、理想を追求していきたいという方に向いているのではないでしょうか。

――ありがとうございます。最後に、求める人物像と彼らに対するメッセージを一言ずつお願いします。

:この仕事でバリューを出すためには、絶えず自分を成長させる必要があります。そういう意味で高い成長意欲を持っていることは必須だと思いますが、一方でどこまでいっても完璧な人間になることはできません。私もポジションはプロジェクトマネージャーですが、まだまだ伸ばすべき点はたくさんあります。大切なのは、正しく現状を自己認識して、弱みを隠さず、成長するためのアクションを取れることです。そういう人であれば、きっと活躍できるでしょう。

最後に、私のような日本で働く外国籍の方に一言メッセージを送らせてください。この会社は実力主義で、国籍や性別によって評価が変わることは一切ありません。逆に多様性がとても重視されるので、日本という異文化で経験を積んでいる皆さんこそが求められていると思います。クロスボーダーの案件をはじめ、さまざまなシーンでぜひ力を発揮してください。

佐藤:私としては、何かしら自分ならではの軸を持っていてほしいと思います。アカデミックな領域でもいいし、スポーツ業界に貢献したい、消費財業界に変革を起こしたいといった願望でもいい。ローランド・ベルガーのコンサルタントはあらゆる課題に立ち向かえる経営参謀になるという話もありましたが、何でも屋になってほしいわけではありません。「あなただから頼みたい」と言われるような人材を目指すといいのではないでしょうか。

どんなキャリアを選んでも100%正解ということはきっとないので、自分の感情や興味関心に素直になって、やりたいことに挑戦してもらえればうれしいですね。

黒田:ほとんど2人の話で網羅されていますが、一つ付け加えるなら知的好奇心を持っていることは大切です。私たちの仕事は、「何が課題なんだろう」「どうすれば解決できるんだろう」と考え続けることになります。それを仕事だから仕方なくやる、というスタンスでは恐らくどこかでつらくなってしまうでしょう。知的好奇心があって、自分自身が知りたいから課題に向き合っていくという人に向いていると思います。

私自身も何度か転職を経験していますが、通常業務も担当しながら自分のキャリアや転職先を考えるのって本当に大変ですよね。でも、その先に自分の成長や自己実現が待っているので、エネルギーはかかりますが何とか頑張ってほしいと思います。ローランド・ベルガーはさまざまな価値観やライフステージの方を受け入れる土壌が整っているので、少しでもいいなと思ってくれたなら、ぜひ一度会いに来てください。 description

コラム作成者
外資就活ネクスト編集部
外資就活ネクストは、「外資就活ドットコム」の姉妹サイトであり、現役プロフェッショナルのキャリア形成を支援するプラットフォームです。 独自の企画取材を通して、プロフェッショナルが必要とする情報をお伝えします。