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日本政策投資銀行(以下、DBJ)は、金融の枠を超えた視点を持ち、社会や産業の発展を支える組織だ。そのためには、過去の成功にとらわれず、新たな発想で未来を切り開く人材の力が欠かせない。
今回は、DBJがキャリア採用に力を入れる理由、求める人材像、そしてDBJならではの成長環境について、人事部のキーパーソンである三ヶ山正明氏と藤崎智希氏の2人にインタビューを実施した。変化を恐れず、新しい価値を生み出すことにワクワクできる人にとって、DBJは唯一無二のフィールドとなるだろう。自らのキャリアを次のステージへ進めたいと考えている方は、ぜひDBJの可能性を知ってほしい。
※内容や肩書は2025年2月の記事公開当時のものです。
時代の変革に挑むDBJにおいて、キャリア採用が果たす役割とは
――DBJではこの数年特にキャリア採用に注力していると聞きました。その背景や狙いについて教えてください。
三ヶ山:ひょっとしたらDBJは新卒採用のイメージが強いかもしれません。しかし、実はキャリア採用にも以前から継続的に取り組んでいます。大きなきっかけとなったのは、2008年にDBJが株式会社化したことです。事業ドメインを「融資から投資」へ移行することを掲げ、その実現に向けて多くのキャリア採用者を迎えてきました。投資に関わる専門性や深い知見を持つメンバーが、社内に新たな価値観をもたらし、それが組織全体の変革を推進してきたのです。
そしてこの数年さらにキャリア採用に注力しているのは、当時以上の大きな挑戦に取り組んでいることが理由です。少子高齢化や環境問題への対応に代表されるように、世界にはこれまでの延長線上では解決できない課題が数多く横たわっています。国内外で、大規模な産業の変革が求められているわけです。
例えば近年GX(グリーン・トランスフォーメーション)という言葉は、皆さんもよく耳にしていることでしょう。環境・エネルギー分野における大きな変革の動きですが、こうした新しい領域には当然ながら長年の経験を持つ専門家は存在しません。だからこそDBJも従来の枠にとらわれず、これまでにない発想で挑戦する必要があります。キャリア採用者に期待するのは、まさにこうした点ですね。
藤崎:私は2008年の株式会社化元年に入社した世代なのですが、この20年弱でDBJは劇的な変化を遂げてきました。融資から投資への転換を実現する中で、キャリア採用者が持つ外部の知見やノウハウが大きな助けとなったことは間違いありません。
ただ、誤解しないでほしいのは、必ずしも最先端の投資手法やGXに関する知見を持っていることが必須の採用条件ではないということです。DBJは、社会や産業の変化に対応し、自らも変革し続けることで社会価値を創出してきました。つまり、何よりも重要なのは「変化対応力」と「自己変革力」。志を高く持って社内外で多様な経験を積み重ね、変化・成長し続けられる方であれば大歓迎です。
三ヶ山:その通りですね。入社時点での知識やノウハウだけでなく、考え方やスタンスでも、既存メンバーの価値観や視座を揺さぶってほしい。私たちが持っていないものを取り入れて、組織として一段上の成長を遂げるためにもキャリア採用は不可欠だと考えています。
変化を楽しみ、成長し続ける。DBJが提供する多様なキャリア機会
――変化対応力や自己変革力の他に求めるポイントはありますか。
藤崎:DBJで活躍する方の共通点としてまず挙げられるのは、「多様な関係者を巻き込み、信頼関係を築きながらプロジェクトを推進する力」です。私は地方支店や経営企画、さらには海外留学なども経験してきましたが、どの場面でも「多様な人々を巻き込む力」が不可欠でした。その基盤となるのは、単にスキルや経験だけでなく、人への興味や信頼関係を築く力だと感じています。
また、二つ目の特徴として「知的好奇心の高さ」が挙げられます。DBJでは社会や産業に対して深い洞察を持ち、絶えず新しい価値を生み出すことが求められます。そのため、変化を恐れず、課題をチャンスと捉えられる柔軟な発想が必要です。
三ヶ山:確かに、人を巻き込む力は非常に重要ですね。DBJは民間企業と公的機関のハイブリッドのような性格を持っているため、政財界や産業界と広く連携しながら仕事を進めることも多くなります。その際、業界や世代を超えて信頼関係を築ける人物は貴重です。加えて、「変化にワクワクできる人」というのもキーワードですね。DBJは自己変革を繰り返してきた組織ですので、その環境を楽しみながら前向きにチャレンジできる人に来てほしいと思っています。
藤崎:そうした姿勢を持った方なら、金融業界未経験でも大歓迎ですよね。
三ヶ山:もちろんです。先ほど藤崎も言っていたように、「金融の専門知識が必須なのでは」と思われがちなのですが、そんなことはありません。例えば、「メーカー出身の方が投資先企業の経営課題にユニークな視点を提供してくれる」といったケースもよくあります。多様なバックグラウンドを持つ方に門をたたいてほしいですね。
――DBJに入社した後は、どのような環境で成長していくことになるのでしょうか。
三ヶ山: DBJの成長環境を語る上で欠かせないのが「戦略的ローテーション」の仕組みです。この制度は、投資、地域、海外といった多様な分野での経験を通じて大きく成長できるよう設計されています。私自身も出向を含めてさまざまな部門での経験を重ねてきましたが、その全てが現在に至るまでの大きな財産になっていると感じます。
藤崎:私もこの17年間で地方支店、経営企画、航空機ビジネス、海外留学など、多岐にわたる経験を積ませてもらいました。一見関連性が薄いように見えるキャリアですが、それらが掛け算となり、自分自身の価値を高める基盤になっています。また、DBJは社外出向や派遣留学の機会も多く、希望する人はグローバルな環境での経験を通じてさらに幅広い視座を得ることができます。
三ヶ山:キャリア採用の方々にも、もちろんこうした環境を提供しています。金融未経験の方には基礎的なスキルを習得できる充実した研修を用意していますし、経験者はより高度なプログラムを受講することも可能です。3桁を超える研修プログラムがあり、それぞれのキャリアや志向に応じた学びを得ることができます。「変化を楽しむ心構え」を持つ方なら、新しい環境や役割に挑戦する中でどこまでも成長することができるでしょう。
社会課題の解決と自らの成長を両立させる、新しいキャリアの選択肢
――DBJで働くやりがいはどんなところだと思いますか。
三ヶ山:最大のやりがいは、「唯一無二の存在として、日本や世界の発展に貢献できる」という点です。
私たちが手掛ける案件の中には、これまで誰も挑戦したことのない分野や、まだ市場として確立されていない領域のものも少なくありません。例えば、再生ファイナンスの分野で日本初の取り組みをリードしたり、地方産業の再編を支援することで地域経済の活性化を図ったり。DBJは常に先駆者としての役割を担ってきました。
「今社会に本当に必要なことは何か」を問い続け、それを実現するために果敢に挑戦する醍醐味(だいごみ)は、DBJでなければなかなか味わえないのではないでしょうか。
藤崎:私自身も、これまでの仕事を通じて「DBJだからこそできる仕事」の意義を強く実感してきました。
一つ印象に残っているのが、地方支店でお客さまと一緒に新しい事業計画を考え、実現まで伴走した経験です。その際、私たちは単に融資や資金調達をサポートするだけでなく、事業の本質に深く関与し、社会や産業にとって本当に必要な価値を考える姿勢を貫きました。結果的にその事業は地域経済を支える柱の一つとなり、大きな社会価値を生み出しています。多くの壁にぶつかりながら進めたプロジェクトでもありますが、その分やりがいも大きかったですね。
三ヶ山:単に利益を追求するだけでなく、社会価値と経済価値を両立させることも、DBJのユニークなところです。
新しい産業の基盤を作るためなら、まだ収益が見込めない初期段階から投資を行う意思決定をすることもあります。短期的な利益につながらなくても、長期的には社会全体にプラスの影響を与え、最終的にDBJ自身の利益にもつながっていく。そうした信念がDBJには根付いています。
藤崎:さらに付け加えると、DBJには「シェアの精神」があると感じます。例えば、新しい事業領域やネットワークを開拓した際、それを独占せずに他の金融機関や産業プレーヤーと共有し、広く社会に活用してもらうことを優先します。
これも、社会価値を第一に考えるDBJならではの特徴ではないでしょうか。自分たちだけの利益を追求するのではなく、より大きな影響を生むために他者と協力し、社会全体の発展を目指す。こうした考え方に共感できる方なら、DBJでの仕事は非常にやりがいがあるものになると思います。
――その他に、働き方やカルチャーといった観点でDBJの特徴があれば教えてください。
藤崎:DBJは、人と人とのつながりを大切にする組織でもあります。キャリア採用者同士が早期にネットワークを築けるような仕掛けも多数用意していますし、誰もが自然と社内に溶け込むことができる環境です。キャリア入社から取締役に昇進した事例もあり、新卒とキャリア採用の間に全く壁はないのでその点は安心してください。
三ヶ山:単に風通しがいいというだけでなく、各社員が「どういうキャリアを描きたいのか」「どのように成長したいのか」をしっかりと聞いた上で、それに応じた環境や機会を提供することにも力を入れています。
戦略的ローテーションを通じて多様な経験を積み、キャリアの幅を広げることもできますし、専門性を深めたい方にはそれを支えるための研修や実務の機会も豊富にあります。一人一人を尊重し、人と人とのつながりも大切にする。そんなカルチャーですね。
――ありがとうございます。最後に、求職者の方たちにメッセージをお願いします。
藤崎:これからキャリアをどう築いていこうかと考えている皆さんに、ぜひ伝えたいことがあります。それは、DBJは社会や産業の課題に向き合いながら、自らも成長を続けられるフィールドだということです。これまでの経験を基にさらに新しい視点を取り入れたい方、異なる業界や分野での経験を掛け合わせて自分の価値を高めたい方には、最適な環境です。
変化を恐れず新しい挑戦を楽しめる方、自らのキャリアを通じて社会に貢献したい方の応募を、心待ちにしています。
三ヶ山:繰り返しになりますが、DBJは「社会価値を追求する」という明確な使命感を持った組織です。それに共感し、「自らの経験を生かして社会にどのように貢献できるか」を真剣に考えたい方には、ぜひDBJへの入社を検討してほしいと思っています。私たちと一緒に、新しい未来を作り上げていきましょう。