「日本の未来に資する」金融スキルを身に付ける。若手未経験でも挑める社会貢献のフィールド
2025/03/28

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「自分なりの専門性を身に付けて日本社会に貢献したい」と願う人材にとって、日本政策投資銀行(以下、DBJ)は理想的な舞台だろう。政府100%出資の信用力を背景に、国内外の大型投資や地域再生の支援など、多彩な金融ソリューションを提供している。

入行後は研修やOJTで徹底したサポートを受けられるため、経験がなくとも早期から第一線で活躍できることも特徴だ。利益追求を超え、社会意義や公共性に根差した案件に挑戦できるDBJだからこそ、生きた学びと大きなやりがいが得られる。さらにMBA留学や海外拠点などの成長の選択肢も豊富で、志ある人材には多面的なキャリアが待っているという。本コラムでは、未経験入行者の生の声を通じて、DBJの魅力と可能性を掘り下げていく。

〈Profile〉
写真左/川崎翔太(かわさき・しょうた)
企業金融第5部 エネルギー・プロジェクト班 調査役
前職:損害保険会社
写真右/林夏実(はやし・なつみ)
企業金融第3部 小売・食品班 副調査役
前職:ガス会社

※内容や肩書は2025年3月の記事公開当時のものです。

未経験でも踏み出せる。専門性を一から磨き、ここでしかできない社会貢献を

――まずはこれまでのキャリアとDBJへの入行動機を教えてください。

川崎:新卒では損害保険会社に入社し、投資部門で債券や為替などのファンドマネジメントを担当していました。数兆円にも及ぶ大規模なポートフォリオの運用を担い、3年目にはアセットマネジメント会社へ出向も経験したのですが、元来はお客さまと一から新しいものを作り上げていく仕事に強い興味を持っていたんです。

運用部門は専門性が深くやりがいはあるものの、お客さまと直接やりとりしながら課題を解決していく経験はできません。そのため、4年目あたりから銀行や証券会社への転職を考え始めました。そんな折、転職エージェントを通じてDBJと出合い、政府100%出資というユニークなポジションや、通常の銀行法ではなく日本政策投資銀行法の下で広範な金融商品を扱える独自性に強く引かれたのです。

「金融×運用」の知識を生かしつつ、社会貢献性の高い仕事をしたいと思っていたので、DBJが第一志望でした。

:私が新卒で入社したのはエネルギー会社です。当時は海外発電所への投資検討などを担当していました。ただ発電所は多額の投資が必要ですし、海外案件となるとリスク許容度も低くなるので、資金の面で断念せざるを得ないプロジェクトを多く見てきたんですね。「資金調達や金融ソリューションがあれば解決できる課題がもっとあるのでは」と感じたことから、金融機関へのキャリアチェンジを考え始めました。

その中でDBJを選んだのは、エネルギー分野の案件の豊富さに加えて、前職で取引先として接点があったことも理由です。多岐にわたる挑戦的な業務を行っている金融機関という印象があって、より大きなスケールで社会に貢献できると感じ、迷わず入行を決意しました。

――金融未経験からの入行で、不安はありませんでしたか。

:確かに、金融業界は全くの未経験だったため不安はありました。しかしDBJは「若手の未経験者歓迎」という採用枠を設けていて、実際に求人票にも「金融経験は一切不問」と書いてあったので、心理的なハードルは低かったと思います。前職で数字を扱った経験があったとはいえ、融資や投資の専門知識は未知の領域。しかしその点をしっかり受け止めてくれる採用枠だったので、安心感を持ってチャレンジできました。

川崎:私の場合は前職で投資運用の経験はありましたが、お客さまと向き合うフロント業務は未経験で、そういう意味では多少不安もありましたね。とはいえDBJはOJTによる実践的な指導や研修が充実しているので、意欲さえあればどんどん吸収していける環境が整っています。むしろ未経験だからこそ得られる新鮮な視点を大切にする風土もあり、やりにくさを感じることは全くありませんでした。 description

過去の経験は生きるが必須ではない。社会課題への情熱と学習意欲が必須条件

――現在担当している仕事内容について聞かせてください。

川崎:企業金融第5部で、エネルギー業界向けのストラクチャードファイナンスを扱っています。融資のみならず、契約書だけでも数百ページに及ぶ複雑な海外投資案件も多く担当しています。私は2021年の入行後、企業金融第1部で中堅製造業のお客さま向け営業を担当した後、今の部署に配属されました。

一般的な融資とは異なるスキームをゼロから組成し、出資を含めた多様な手法を提案するケースも多いので、やりがいと難しさを日々感じていますね。海外案件では英語の契約交渉が必要となりますし、金融の枠を超えていろんなステークホルダーを巻き込む必要もあります。DBJは政府系金融機関だからこそ、お客さまから高い信頼を得られている側面も強く、それがわれわれの挑戦機会をさらに広げていると思います。

:私は企業金融第3部に所属し、小売業や食品メーカー、農業関連企業まで幅広く担当しています。将来的にはエネルギー領域に関わりたいと思っているのですが、今も話があったようにエネルギー関連の業務は高度なファイナンスが多いので、「なるべくベーシックな融資スキームから慣れていった方がいい」という判断でこちらに配属となりました。金融未経験の私に配慮してもらってありがたいですね。

ただ実際に取り組んでみると、企業金融第3部でもファンド組成やスタートアップ出資など、難度の高い案件も多いです。そういうときは、経験豊富な上司やプロダクト部門の人に相談しながら一緒に作り上げています。全体として、本人にとって簡単ではない、けれど決して無理でもないというハードルを設定してくれていると感じます。

――なるほど。金融未経験から入社した場合、どういうステップで成長していくことになりますか。

:私の場合は、新卒入行のメンバーと一緒に「財務分析研修」を受けさせてもらいました。研修では財務三表の読み方から始まり、融資審査の基礎まで学ぶことができるので、金融経験が全くない人でも知識を身に付けやすいと思います。研修中に新卒メンバーとも仲良くなれて、疑問点を遠慮なく聞き合える雰囲気だったのもありがたかったです。

川崎:私も研修は受けましたが、それ以上に大きかったのは早くから前線に出る機会の多さですね。営業未経験の私でも、当時の上司が積極的にクライアントとの会合に同席させてくれました。やはり座学だけでは分からないことも多いので、実践に勝る教育はないと感じています。

もちろんストラクチャードファイナンスのような高度な案件に対しては、独自の研修やサポート体制も充実しています。弁護士事務所から出向で来ている専門家もすぐ近くにいて、契約書の読み方を手取り足取り教えてもらえるのも心強いですね。

――前職での経験が生きていると感じることはありますか。

:エネルギー会社時代もプロジェクトの事業性を分析するために、ある程度は財務モデルを扱っていました。その延長で「数字をベースに物事を考える」という姿勢はDBJの業務にも生きています。金融機関ならではの見方やスキームもありますが、基本的な分析やリスク評価には抵抗感なく取り組めています。

川崎:私は損害保険会社時代に投資運用に関わっていた経験が大きかったです。営業として金利等のマーケット情報などお客さまが不安に感じるポイントを先回りして説明できるのは、運用のバックグラウンドがあったからこそだと思います。

――お二人のように、何かしら金融や投資の経験がないと難しいでしょうか。

川崎:いえ、全くそんなことはありません。DBJは研修やOJTが手厚いですし、組織の規模が大き過ぎない分、上司や先輩のサポートを得やすい環境です。むしろ大切なのは「日本の将来や社会的課題に深く関わっていきたい」というマインドだと感じています。DBJでは常に「この取り組みは日本にどう貢献するか」という視点が求められ、そこに共感できるかどうかが重要です。

:私も同意見です。知識や経験は入行後に身に付ければ十分間に合います。それよりも「知識を吸収しようとする意欲」や「社会課題を解決したいという思い」の方がはるかに大切。DBJは複雑な案件が多い分、学ぶ範囲が幅広いので、常にアップデートし続けたいタイプの人ほど楽しめるはずです。 description

海外案件やファンドの組成も。多様な経験を積みながら、自らのキャリアを自由に描ける環境が整っている

――DBJならではのやりがいや醍醐味(だいごみ)はどんなところだと思いますか。

川崎:やはり「政府系金融機関」という唯一無二の立ち位置ですね。銀行法で規制される商業銀行とは異なり、例えばファンドの共同組成や出資によるリスクマネーの提供など、一般的な銀行には難しい内容も提案できます。しかも政府100%出資の信用力を背景にお客さまからの信頼も厚いので、大型案件や海外案件にも積極的に挑戦できるのが魅力です。

:私は社会課題を解決する視点が常に求められる点が醍醐味だと感じています。現在も、農業のスタートアップ支援や地方の事業承継をテーマにしたファンドの組成など、一見すると金融の範疇を超えるような挑戦にも取り組んでいます。利益を追求するだけでなく、社会的な意義や公共性を重んじるカルチャーが根付いているところも大きいですね。

――今後のキャリア目標について教えてください。

:まずは今の企業金融部門で、融資や出資などの基礎をしっかり固めたいです。その上で、プロダクト部門へ異動してより専門的なスキルを磨くのか、海外案件を深めるのか、あるいはMBAなど留学制度を活用するのかは、今後の機会次第で考えていきたいと思っています。短期間で極められる仕事ではないので、腰を据えて成長していきたいですね。

川崎:私は今ストラクチャードファイナンスの専門性を磨いているところなので、さらに深掘りをして、お客さまや海外のパートナーと対等に議論できるようになりたいと考えています。将来的にはまた営業部門に戻ってどんな課題にも柔軟に対応できるRM(リレーションシップ・マネージャー)になるのが目標ですね。DBJには海外拠点もありますし、MBA留学やグローバル人材育成プログラムなど自己研さんをサポートする制度が整っています。意欲次第でどこまでもキャリアを広げられる環境です。

――そうした環境のDBJには、どんな人が合うと思いますか。

川崎:裁量の大きさや扱う案件の幅広さ故、新しいチャレンジが好きな人には向いていると思います。業務上、社内外の多くのステークホルダーを巻き込む場面も多いので、人を動かすコミュニケーション力と、分からないことでも積極的に飛び込んでいける柔軟性があるとなお良いですね。

:学び続けたいという気持ちが強い人が合うのではないでしょうか。私自身、日々変化する社会のニーズにどう対応していくかを考えるのが面白いと感じています。金融や経済の知識はもちろん、テクノロジーや国際情勢など多面的にキャッチアップが必要なので、知識欲のある人ほどDBJでの仕事を楽しめるはずです。

川崎:一つだけ補足として伝えておくと、DBJは政府系金融機関ということもあり堅いイメージを持たれがちですが、実際はフランクでウエットな人間関係が特徴です。他部署の人と交流する機会もありますし、懇親の場も意外と多い。人が好きで、周囲と一緒に挑戦したいと感じる人にぜひ来てほしいと思います。

:本当にそうですね。私が所属するチームも若手が多く、ボトムアップで意見を言いやすい雰囲気です。新人だから発言しづらいということは全くなく、むしろ上司が積極的に意見を聞きに来てくれる。自分のアイデアを素直に出しやすいカルチャーだと感じます。

――ありがとうございます。最後に、キャリアを検討中の若手へのメッセージをお願いします。

:DBJには金融未経験でも着実にキャッチアップできる体制がありますし、実際に私がそうでした。日本の課題を解決したいとか、公共性の高い仕事に取り組みたいという思いがある人は、前向きに検討してほしいですね。また当然ながら産休育休や時短勤務をはじめとした制度もしっかり整っており、女性が長期的にキャリアを築きやすい体制も整備されています。男女問わず、自分なりの強い意思を持った人に会えることを楽しみにしています。

川崎:転職を考えるときは、どうしても「うまくやっていけるのか」「今のキャリアを捨てるリスクは大きいのでは」といった不安もあるかと思います。でも、転職してみて初めて開けるチャンスも多いですし、私自身はDBJに入ってから大きく視野が広がりました。

まずはDBJの考え方を知るだけでも、きっと新たな可能性に出合えると思います。志がある人であれば、DBJにはその思いをサポートしてくれる環境がありますので、ぜひ一歩踏み出してみてください。 description

コラム作成者
外資就活ネクスト編集部
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