包括的なアプローチで挑むサステナビリティの新時代。多様な課題を解決し、ビジネスと社会を次のステージへ
sponsored by みずほリサーチ&テクノロジーズ

「気候変動」「資源循環」「生物多様性」など、環境・社会にまつわるテーマは加速度的に複雑化している。企業経営においてもサステナビリティへの取り組みが重要課題となっている今、時代の最前線に立ち企業と社会の進化に貢献しているのが、みずほリサーチ&テクノロジーズのサステナビリティコンサルタントだ。高度な専門知識を備えるプロフェッショナル集団として、国や企業が直面するサステナビリティに関するさまざまな課題に対して包括的なサポートを行っている。
今回インタビューを実施したのは、水資源分野からキャリアをスタートし、生物多様性や自然資本等、環境問題全般に専門領域を広げてきた杉村陸氏。転職の理由やプロジェクト事例、実感するやりがいと難しさなど、現場のリアルを聞いた。
※内容や肩書は2025年4月の記事公開当時のものです。
視野を広げ、環境全般の専門性を身に付けるために転職を決意
――これまでのキャリアと、みずほリサーチ&テクノロジーズに入社した動機を教えてください。
杉村:大学卒業後は建設コンサルティング会社に入り、水資源分野の調査・解析に取り組んでいました。水リスクマネジメント体制の構築や水資源対応策の提案が、当時の主な担当領域です。元々、大学で水や地下水に関する研究を行っていたので、「水」に特化した業務はとても魅力的でした。
ただ一方で、真剣に取り組めば取り組むほど「環境課題は水だけではないのではないか」とジレンマを覚えるようになったのです。水だけではなく環境全般に専門領域を広げたいという思いが強くなり、みずほリサーチ&テクノロジーズへの転職を決めました。
金融機関が母体の強みを生かしたネットワークの広さ、既に高い実績を誇る脱炭素コンサルティングに加え、生物多様性や自然資本といった新たなテーマでも積極的にイノベーションを起こそうとしている姿勢も魅力でしたね。シンクタンクならではの高い専門性を備えており、国を含む多様なクライアントとの仕事を通じて自分のレベルを上げられると思ったことが、当社への入社動機です。
――サステナビリティコンサルティング部では、どのようなサービスを提供しているのでしょうか。
杉村:クライアントは国の省庁から民間企業までさまざまで、気候変動や生物多様性・自然資本、化学物質など、多岐にわたるテーマを横断的に扱っています。私が所属する環境ビジネス戦略チームは、民間企業のサステナビリティ戦略や、ビジョン策定がメインです。
国内外の政策動向、ESG投資家(※2)の視点なども踏まえ、クライアントの事業と環境課題との接点を洗い出し、優先度の高い課題やリスクを特定。それを解決するための方策を共に考えるのが私たちの役割です。近年は生物多様性や自然資本の分野でも相談が急増しており、サステナビリティコンサルティングの重要性が高まっていることを実感しています。 (※2)ESG投資: Environment(環境)、Social(社会)、Governance(企業統治) の要素に考慮した投資
――具体的なプロジェクト事例を教えてもらうことはできますか。
杉村:例えば先日は、大手製造業のクライアントを支援しました。「そもそも自社がどの程度“自然”に依存しているかが分からない、具体的な影響やリスクを把握できていない」というところからのスタートでした。自然資本・生物多様性の領域は比較的新しい分野なので、こうした相談もよくあるケースです。
グローバルにサプライチェーンを展開する企業では、サプライヤーや自社拠点の活動地域ごとに、生物多様性や自然資本へのインパクトやリスクは異なります。経営陣の皆さんと議論しながらそこを可視化して「どの拠点やどの調達先がリスクを抱えているのか」を整理し、優先度に応じた対応策を提案しました。
――自然資本・生物多様性がどう経営に影響を与えるのでしょうか。
杉村:業界によっていろんなパターンがありますが、例えば食品業界は自然そのものを商材にしているわけです。チョコレートの原料はカカオですし、コーヒーの原料はコーヒー豆です。降雨量の偏在化、花粉媒介者(ミツバチなど)の減少は、これら農産品の生産に直接的な影響を与えます。バイヤー企業にとっては、中長期的に見ると調達網が脆弱(ぜいじゃく)化するリスクを抱えています。安定的な事業継続に向けて、あるいは投資家向けの情報開示の観点から、リスクをどう管理するべきかという戦略を立案することが、私たちの使命です。
多領域の専門家×金融ネットワーク。唯一無二の総合力で戦略立案から設備の実装まで支援する
――他のコンサルティングファームやシンクタンクと比べて、みずほリサーチ&テクノロジーズの強みはどんな点にあるのでしょうか。
杉村:まず一番大きいのが、領域の幅広さとそれを支える専門性を併せ持つことです。サステナビリティ領域は、気候変動や生物多様性、ガバナンス、人権課題など多岐にわたります。当社コンサルティング本部には、そうしたそれぞれの専門分野を担うプロフェッショナルが在籍し、かつ社内で頻繁に知見を共有し合う文化が根付いているので、ワンストップで課題解決の体制を組むことができます。
さらに、母体が金融機関であることも私たちの強みです。これには大きく二つメリットがありまして、まずは直接的なファイナンス面のサポート。サステナ領域での設備投資や再生エネルギー導入には多額の資金が必要になるケースもあるので、お客さまの同意の下、グループとして最適なファイナンス支援につなげることができる点は明確な強みだと言えるでしょう。
また、みずほグループとして多種多様な企業と深い関係性を築いているため、クライアントの戦略を形にする際、必要な技術やサービスを持つ他企業を迅速に紹介し、連携してプロジェクトを進めることも可能です。実際に私たちが上流で描いた戦略を、設備導入やモニタリングなど実装フェーズに落とし込むときに、適切なパートナーとつなぐケースも少なくありません。
――他企業との協業事例で、紹介してもらえる案件はありますか。
杉村:ちょうど先日プレスリリースも出したのですが、東京ガス株式会社とのプロジェクトは象徴的だと思います。彼らは再エネの導入に加えて水や廃棄物に関するソリューションも持っているので、私たちのコンサルティングと非常に親和性が高いのです。例えば工場の現場で省エネ対策を実施したり再エネを導入したり、あるいは水の使用量を減らす設備を設置したり。戦略策定から実装までスムーズにつなげられるので、クライアントにとっても大きなメリットになると考えています。
東京ガス株式会社との提携は私がリードさせてもらって、お互いの利益を最大化するための交渉は非常にタフなものでしたが、実現できて本当に良かったです。
――この仕事のやりがいと、逆に難しさを感じる点について聞かせてください。
杉村:やりがいは、自分の専門知識が経営層の意思決定に直結し、企業の将来や社会課題の解決に貢献できるところですね。若手であっても大企業の経営陣と直接議論する機会が多く、必然的に高いレベルの情報収集・分析が求められます。その分、自分の提案が企業戦略に大きな影響を与えますし、社会的なインパクトを持つケースも多いので、自身の成長や社会貢献を強く実感できます。
難しさは、環境や生物多様性のテーマが日々アップデートされること。国際的な枠組みや投資家の要求も年々変化していますから、常に最新情報をキャッチアップしていなければ誤った方向に導いてしまうリスクがあります。現代の企業にとって、環境対応は経営上の重要課題です。その重責を感じながら、日々の業務に取り組んでいます。
絶えず変化する世界の潮流を追い続け、社会にインパクトを残せる人材に
――この仕事に向いているのはどんな人だと思いますか。
杉村:当然ながらサステナビリティや環境分野の専門性、エネルギー領域の知見などを持っている人は大歓迎です。ただ先ほども述べた通りこの領域は非常に変化の波が激しいので、気候変動や生物多様性に関する国際潮流を常にウオッチし、自分自身をアップデートし続ける姿勢が欠かせません。そういう意味では、新しいことにチャレンジし、成果を出す意欲を持った人に向いていると思います。
また、クライアントのニーズや悩みをしっかり聞き出して、共に最適解を探るコミュニケーション能力も不可欠です。経営層と現場の工場サイド、本社のサステナビリティ推進担当者など、立場によって考え方や優先順位が異なる場合も多くあります。科学的な事実を曲げることは決してありませんが、相手に合わせて切り口や伝え方を工夫する柔軟性も必要ですね。
最後に、この仕事はAIを含めたITを活用して定量的に評価・分析する案件も度々あるので、そうしたテクノロジーや数値分析に抵抗感がないことも重要かもしれません。
――ITやAIの活用方法について、もう少し詳しく教えてください。
杉村:例えば、衛星画像解析です。森林破壊の状況を広範囲かつ詳細に把握し、木材資源を調達する企業の調達リスク分析に活用します。その他、AIでのテキストマイニングなどもよくありますね。膨大な量のサステナビリティレポートから、トレンドを分析するのに役立てています。
あとは、ITを活用したサプライチェーンでの環境データの交換(例えばサプライヤーからのCO2排出量の受け渡し)なども、かなりホットなトピックです。こうしたテクノロジーの力が欠かせない局面は、今後さらに増えていくと思います。
当社にはIT分野のコンサルタントも多数在籍しています。彼らとの勉強会や研修が盛んに行われていて、サステナ分野にいる私たちもITリテラシーを高めるチャンスに恵まれているので、その点は安心してください。サステナビリティとITの融合は今後さらに加速すると思います。こうした社内連携がスムーズにできることも当社の大きな魅力ですね。
――IT領域以外の教育体制や社内カルチャーについても聞かせてください。
杉村:キャリア入社の人でも最初は先輩社員がマンツーマンでサポートに付きます。プロジェクトを進める中で、業界知見やクライアントコミュニケーション、報告書の作成メソッドなど、実践に即した形で学べるのが特徴です。
さらに、専門分野や最新トピックに関する勉強会も頻繁に開催されています。有志が集まって知見を共有し合うものから、部門横断で大規模に開かれるものまでさまざまです。私も講師として「自然資本の情報開示」をテーマに話す機会がありましたが、同じ専門分野の人同士でも視点が違っていて、本当に勉強になります。若手とベテランが対等に意見交換する場が用意されているのはありがたいですね。
――最後に、みずほリサーチ&テクノロジーズへの入社を検討している人へのメッセージをお願いします。
杉村:当社の魅力は、サステナビリティ領域でも先進的なポジションを確立しているだけでなく、ITや金融といった他領域の知見を組み合わせて幅広いソリューションを提供できる点にあります。新しい社会課題が次々と浮上してくる中で、知識や経験を積み重ねながら成長したい人には最適なフィールドだと言えるでしょう。
私自身も、水資源や生物多様性、脱炭素という専門性を武器としつつ、デジタル技術との連携など、さらなる領域を切り開いている最中です。若手でも大きなプロジェクトで中心的な役割を担うチャンスがあり、自分の提案が日本を代表する企業の経営方針を左右することもあります。社会的なインパクトが大きい仕事に携わりたい人、専門性を武器にキャリアアップしたい人は、ぜひ一緒に新しい未来をつくっていきましょう。