業界特化型マーケットユニットが切り開く、新時代のコンサルティング
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2025年1月、キャップジェミニは従来のサービスライン型組織を改編し、業界特化型の「マーケットユニット(以下、MU)」という新たな組織へと体制を刷新した。新組織では、製造や自動車、ライフサイエンス、エネルギー領域など、業界深耕型の戦略的なサービス提供を進めている。この改革にはどのような狙いがあり、どんな人材が活躍できるのか。キャップジェミニの産業事業部を統括する藤澤貴啓氏に話を聞いた。
※内容や肩書は2025年8月の記事公開当時のものです。
業界への深いインサイトが、複雑化した課題解決の最重要ファクターになる
――今年1月に大規模な組織改編を実施したそうですが、その背景と狙いを教えてください。
藤澤:以前は、コンサルティングやエンジニアリング、ITソリューションといったサービスライン別の組織構成を採っていました。この体制は、稼働率を最適化するには非常に効率的でしたが、一方で業界ごとのノウハウや深いインサイトが蓄積されにくいという課題もありました。
近年は経営課題がますます高度化・複雑化しており、業界に特化した深いナレッジや具体的なインサイトが求められるようになっています。日本市場では特に、業界特有の背景やコンテキストを踏まえた提案力やデリバリー力が重要となる場面が多くあります。そうしたニーズに応えられる組織を整えることで、顧客のビジネスの成功をより強力に支援し、われわれとしてもさらなる成長を遂げることができると判断しました。
さらに、「さまざまなサービスラインを組み合わせることによって幅広い貢献価値を提供できる」という当社の強みを一層強化するためには、全体をまとめる機能が必要でした。その役割を事業部が担うことも、今後のビジネス拡大に有効な要素だと思っています。
――MU体制の導入後、具体的にどんな成果がありましたか。
藤澤:現在、具体的なサービスやマネジメントなどを新しい組織で有効な形に整備している段階で、大きくその成果が表れ始めるまでには、もう少し時間がかかるでしょう。とはいえ、以前だと難しかった案件にも、事業・営業・デリバリーサイドが一体となって臨めるようになり、一層貢献価値の高いサービスやソリューションを提供できるようになってきています。
具体的には、MUのメンバーが単独でソリューションを提供しているわけではなく、顧客の課題を深く理解したMUのメンバーがハブとなり、社内の専門家を的確に巻き込みながら、チームとして課題解決に立ち向かっています。これまでもグローバルを含めた各チームと連携しながら案件に取り組んできましたが、新体制に移行したことで、「課題に合わせて最適なチームを構成する力」は格段に高まりました。
実際、チームオーケストレーションの力が発揮され、従来では機会を逃していた案件を受注できる事例も出てきています。例えば先日参加した大規模なコンペでは、当初顧客から「実はほぼ他社に決めている」と言われていました。それでもMUのメンバーが中心となって各専門チームを束ね、一体となって提案を作り上げた結果、プレゼンで大きく評価が覆り最終的にわれわれが選ばれるという大逆転を果たしたのです。
この成功は、各チームが個別に動いていては成し得ることはできなかったでしょう。「クライアントにとっての最適解は何か」を共通の軸として突き詰めながら、部門横断でフラットに意見を出し合うことでそれぞれの専門性を最大限に発揮する。まさにMU体制が狙いとしていた姿に近づいていると感じます。

世界中の最先端知見を即座に届ける。MUがリードするグローバル連携の未来
――藤澤さんが担当している産業事業部の役割や注力領域を詳しく教えてください。
藤澤:産業事業部は製造、自動車、ライフサイエンスの業界を主な対象とし、一部エネルギーや化学領域にも取り組んでいます。製造や自動車業界は、キャップジェミニが強みとしている領域ですが、ここをさらに深掘りして顧客への貢献価値を高めていく方針です。
また、繰り返しとなりますが、MUは各サービスラインをハブとしてつなぎ、ムダな動きを排除しながら有機的なコラボレーションを促進する役割も担っています。
――具体的な成功事例や、効果が表れたプロジェクトについて聞かせてください。
藤澤:先ほど紹介した事例以外では、自動車業界におけるコネクテッドカーに関するプロジェクトがあります。産業事業部が主導して、クラウドやエンジニアリング、データ分析の各チームと連携しながら、単独のサービスラインでは提供できなかった統合的ソリューションを提案しました。 こうした協働体制を取ることで、深い専門性を融合させた価値の高いサービス提供を実現しています。
――組織変更に伴う課題や難しさもありましたか。
藤澤:縦の業界軸と横のサービスラインを融合させる過程での調整や、コミュニケーション負荷の増加など運営面の難しさはあります。しかし、それ以上に価値ある提案や成功体験が確実に積み重なっています。
――先ほど少しグローバル連携の話も出ましたが、実際にはどのような形で協働することになるのでしょうか。
藤澤:キャップジェミニ・グループは世界で約34万人のプロフェッショナルを擁しています。グローバルの専門家チームとの連携が非常にスムーズなこともわれわれの強みです。日本市場で未開拓な領域であっても、世界のどこかには必ずその分野のエキスパートが存在しますので、彼らから、常に最先端の知見や技術を活用できます。
例えば先日、大手製造業のクライアントに最新のAIを活用した開発効率化の提案を行いました。キャップジェミニ・グループはグローバルのリサーチ会社からAI分野でトップリーダーと評価されており、幅広いAI技術を有しています。顧客の目的に応じて、適切なAI技術を持つグローバルのチームと連携できるのも当社の強みです。
――グローバルファームは他にもありますが、他社と比較した際のポイントはどこでしょうか。
藤澤:グローバル連携のスピードと緊密さにおいては、キャップジェミニがナンバーワンと言ってもいいでしょう。これは元々「アメーバ型」の組織文化を持っていることが理由の一つです。何か課題が発生すれば世界中の専門家チームが集まり、解決に向けて協働し、プロジェクトが完了すれば柔軟にそれぞれの場所に戻っていく。世界中の全チームが同じ理念を持ち、ナレッジやリソースを積極的に共有する文化が浸透しているため、グローバルの専門性を日本の顧客に効率的かつスピーディーに提供できるのです。
また、日本法人は1400人ほどの比較的コンパクトな組織なので、個人の裁量が大きいことも特徴です。グローバルファームの豊富なリソースを活用しながら、ベンチャーのような柔軟性とスピード感で挑戦できる。この「ハイブリッド型」の環境こそが、当社ならではの醍醐味(だいごみ)ですね。

グローバルのリソースを武器に、自ら事業や組織をつくり上げていく
――新たな体制で求められる人材の特徴やスキルについて詳しく教えてください。
藤澤:MU体制では、卓越した業界知識をベースにビジネスデベロップメントを主導できる人材が求められます。特に産業事業部では、製造、自動車、ライフサイエンス、エネルギーといった業界に深い知識を持ち、同時にコンサルティングのマインドやプロジェクトマネジメントスキルを兼ね備えた人材が理想的です。
――若手とシニアで求められる役割やスキルの違いはありますか。
藤澤:シニア層の場合は、業界経験とコンサル経験を持ち合わせ、即戦力として顧客との信頼関係を築き、プロジェクトを主導する役割が期待されます。一方、若手層に求められるのは柔軟性と学習意欲です。若手のうちはMU内で複数の業界を経験することもできるので、自分の興味や適性に合わせて専門性を深めていくことができます。
語学面では、グローバルとの連携が頻繁に発生するため英語に精通している人は大歓迎です。ただ、現時点で完璧である必要はありません。積極的に英語環境に飛び込んで学ぶ意欲を持つ人であれば、間違いなく成長できるでしょう。
――キャップジェミニで働く魅力はどんなところだと思いますか。
藤澤:キャップジェミニ日本法人は、今まさに拡大期にあります。そのため、自ら事業や組織をつくり上げていける裁量の大きさこそが、働く上での最大の魅力ではないでしょうか。
個人が主体的に組織の成長に関わり、自らの意思で物事を動かせる環境は、率直に言って他社では経験し難い、当社ならではの特色だと思います。実際に他ファームから転職してきたメンバーも、豊富なグローバルリソースを使って多様なソリューションを提案できる裁量の大きさに魅力を感じているようです。
――キャップジェミニでのキャリア形成や具体的な昇進機会についても教えてください。
藤澤:ビジネス開拓や顧客満足度などの「目に見える成果」が評価に直結する仕組みなので、若手であっても短期間で昇進し、マネジメント層へと抜てきされるケースも珍しくありません。また、日本法人の組織規模が拡大している現在、新たなポジションや役割が続々と生まれており、自らの専門性や関心に応じて多彩なキャリアパスを描ける環境が整っています。
産業事業部においても、ビジネスデベロップメントのリーダーやグローバルチームとの連携を推進する役割、さらにはマネジメントや事業責任者など、自分の成長に応じてキャリアの幅を広げていけます。
――最後に、今後のキャリアを検討中の皆さんにメッセージをお願いします。
藤澤:キャップジェミニ日本法人は大きな変革期を迎えています。現在は、業界軸を深掘りし、グローバルリソースを活用した真に価値のあるソリューションを提供できる体制を築き上げている最中です。
これまで培ってきた専門知識やスキルを生かし、自分の力で新しい事業や組織をつくり上げたい人、グローバルな舞台でスケール感のあるキャリアを築きたい人にとって、理想的な環境です。ぜひ私たちと共に次世代のコンサルティングをつくり上げていきましょう。
