「株価を動かすコンサルティング」 ―IR・SRの専門チームで、経営の意思決定を支援する―
sponsored by みずほフィナンシャルグループ

株主構造の変化やアクティビストの台頭により、企業経営における「株式戦略」の重要性はかつてないほど高まっている。みずほフィナンシャルグループ/みずほ信託銀行の株式戦略コンサルティング部は、IR・SR、ガバナンス領域に特化し、経営と市場の橋渡しを担う専門チームだ。アクティビスト対応や株主総会対応といった“有事”の支援から、“平時”の脆弱(ぜいじゃく)性分析、資本政策や投資家対話まで、企業価値向上に直結する支援を手掛けている。
こうした時代の変化に真正面から挑むには、学び続ける姿勢と知的好奇心が欠かせない。変化を前向きに楽しみ、新しい知を吸収できる人こそ、この成長領域で力を発揮できるだろう。
※内容や肩書は2025年10月の記事公開当時のものです。
なぜ今「株式戦略」が注目されるのか。変化する市場環境と経営者の抱く危機感とは
――株式戦略コンサルティング部のミッションと、提供しているサービスについて教えてください。
白取:当部門では、企業の「株式市場における評価を高めること」を軸に、さまざまな支援を行っています。企業価値が適切に評価されないと、アクティビストの標的になったり、同業他社からの買収提案を受けたりといったリスクにさらされます。そのため、過小評価の根本的な要因を明らかにし、〈みずほ〉のリソースを活用しながら、戦略的に解消していくことが私たちのミッションです。
プロジェクトの流れとしては、まず「脆弱性分析」を実施することが多いですね。投資家の目線で事業ポートフォリオの収益性や財務・バランスシートの状況、ガバナンス体制などを精査・分析し、株式市場でなぜ自社が正しく評価されていないのかを洗い出し、そのギャップを埋めるためのアクションを提案します。
併せて、機関投資家との対話支援も重要な業務の一つです。株の持ち合い構造が崩れた今、企業の約半数の株式は国内外の機関投資家が保有しており、彼らの意見や要望を経営にどう反映していくかが経営陣にとって大きな課題となっています。投資家の声をヒアリングし、その意図を企業へ適切に伝え、必要に応じて面談の場をセッティングするなど、対話の橋渡し役も担っています。
さらに、平時から顧客の経営に近い立場でIR・SR戦略を⽀援することで、資本政策などのニーズやコーポレートアクションを早期に把握し、ECM(株式による資金調達)・M&A・不動産など具体的なソリューション提案につなげる取り組みも行っています。サービス領域を拡大しながら、それに伴って当部のメンバーも増員しているところです。
もちろん、株主提案など有事局面に発展した場合は、総力を挙げて顧客企業の株主総会対応をサポートしますが、そのような事態にならないよう「平時の事前予防」に注力することこそが重要であり、私たちの強みはそこにあると考えています。
――この数年で株式戦略領域への注目は非常に高まっていると思いますが、その理由をどのように感じていますか。
白取:背景としてまず挙げられるのが、アクティビストの急増です。以前から存在したファンドに加え、例えば証券会社出身者が立ち上げた新興ファンド、さらには欧米からの新規参入も活発化しており、日本市場への注目度はかつてないほど高まっています。
また、彼らの提案内容も年々洗練されてきており、単なる株主還元要求にとどまらず、企業価値向上に向けた具体的かつ正当性のある提案が増えているのも特徴です。こうした動きに企業が適切に向き合えなければ、業界再編や意図しないM&Aの波にのまれてしまう可能性もあるでしょう。実際、アクティビストが保有している株式を同業他社が買い取って買収に踏み切るケースも珍しくないですし、経済産業省も企業再編を後押しする姿勢を見せています。
こうした環境下で、日本企業の経営層の意識は確実に変わりつつあります。「株価を上げなければ経営が守れない」という危機感が浸透し、東証や機関投資家のプレッシャーも相まって、資本市場との対話や情報開示への姿勢が格段に強化されている。私たちのような専門チームが求められる理由も、まさにこの「変化への対応力」が問われる時代になったからこそだと感じます。
――業績以外の観点で言うと、株価はどうやって評価されるのでしょうか。
白取:いろいろな要素があるのですが、例えば日本企業は自己資本が過剰に厚いケースが多く、それがROE(自己資本利益率)の低下を招いている側面もあります。これは過去の金融危機などを経て「守りの経営」を選択してきた名残ですが、投資家目線に立てば「バランスシートを適切にマネジメントできていない」というネガティブな評価につながります。
こうしたギャップを埋めるためには、資本政策の見直しに加え、ガバナンス体制の強化も不可欠です。実効的な社外取締役の拡充や、意思決定プロセスの透明性を高める仕組みを整備することも、企業に対する信頼感や評価につながり、最終的に株価の上昇に寄与します。
株価とは単なる業績の反映ではなく、「将来の利益成長期待」や「経営に対する市場の信任(株主が期待するリターンを稼ぎ続けることができるかを問われる)」も加味された総合的な評価指標なのです。私たちは、こうした観点から企業のポテンシャルを引き出し、投資家に正しく伝わるよう支援を行っています。
異なるバックグラウンドを掛け合わせ、多角的な視点で課題解決に挑む
――それぞれの専門分野や担当業務について教えてください。
杉浦:私はまだ「この領域の専門家です」と言える分野はありませんが、平時のIR・SRサポートから、有事の対応支援(アクティビストによる株主提案対応)など2年間で幅広い業務を経験しました。最初は知識も経験も乏しく、難しさを感じる場面が多かったのですが、大きな仕事を任されているという「やりがい」が自分の成長につながったと感じます。
当部の仕事柄、企業の経営層と対話する機会に多く恵まれ、私たちが助言した内容を参考に企業が重要な意思決定を行うプロセスを肌身で経験することも多く、「各社がどのように考え、どんな戦略を持って対応するのか」を一緒に議論できる面白さを実感しました。
例えば株主提案を受けた企業に対して、単にその場をしのぐのではなく、〈みずほ〉内の専門チームと連携し、グループ一体となって課題を根本から解決するプロジェクトにつなげていく。そんな仕事に携われることは、大きなやりがいですね。
白取:入社当初は少し苦労していたことを私も覚えています。コンサルティング営業の経験もなく、パワーポイントで資料を作った機会も少なかったようですから。でも危機意識を持って必死に取り組んでくれて、2年で随分頼もしくなりましたね。彼の強みは「やり遂げる意思」だと思います。最初は弱気に見える部分もありましたが、今では「必ずやり遂げる」という姿勢を持ってお客さまに向き合えている。それが成果にも表れています。
杉浦:任せてもらえる範囲が増えたことで、責任感が芽生えてきたのだと思います。前職の生命保険会社では、主に個人の顧客を支える立場だったので、法人の経営層と直接やりとりする今の仕事は不安もありました。それでも一歩ずつ経験を重ねることで視野が広がり、提案にも自信が持てるようになったのは大きな変化でした。
塚原:私はSR支援や企業の株主構成分析など、主に平時における支援を幅広く担当しています。直近では企業の株式を大量に取得するアクティビストの事例が増えていることもあり、大規模買い付け行為があった場合に備えた事前準備のサポートを担当することも増えています。
株式戦略コンサルティング部は、有事の際には買収提案への対応支援も実施しますし、平時から脆弱性を洗い出して備える役割も担っています。平時の準備は地味に見えますが、企業を守る上で重要な部分です。入社してまだ1年ほどですが、多岐にわたる案件に取り組んでいます。
――前職での経験が今の仕事にどう生きていますか。
塚原:コンサル時代に鍛えられた「インプットからアウトプットへのプロセス」は今も役立っています。情報を素早くキャッチアップして構造化し、パワポなどで分かりやすくアウトプットする力は、そのまま活用できました。一方で、株主提案やアクティビストの動向など、この領域ならではの知識は日々の勉強が欠かせません。ニュースチェックや勉強会を通じて、常に最新情報を吸収するように努めています。
杉浦:私は「投資家視点」が生きています。前職での後半は機関投資家として議決権行使に関わっていたので、彼らがどう考えるかを想像することができる。その経験が、脆弱性分析や投資家ヒアリングの場面で役立っていますね。今は東証や経産省の動きもあり、投資家サイドの意識は以前よりずっと高まっています。投資家の声を経営に反映させる重要性は年々強まっていると感じます。
白取:少し補足すると、株主総会でも投資家の影響力は大きくなっています。優良企業であっても、経営トップへの賛成率が60%台にとどまるケースもあります。理由は業績だけでなく、ガバナンス体制や社外取締役の数などさまざまです。昔の総会は形式的でしたが、今はまさに株主民主主義の舞台。経営陣にとって投資家対応の重要性はますます高まっていますね。
学び続ける力と、多様性を生かすカルチャーが成長を加速する
――この仕事のやりがいについて聞かせてください。
塚原:やりがいはやはり、お客さまから直接「助かった」と言っていただける瞬間です。自分が関わった資料を評価していただいたり、数カ月にわたる支援の中で信頼関係が築けて「頼んで良かった」と言われたりすると、本当にうれしいですね。出張も多いですが、ライフイベントを考慮した柔軟な働き方が可能で、長期的にキャリアを積める環境だと感じます。
白取:「働きやすさ」という点で言うと、当部門の大きな特徴は案件獲得に追われないことです。通常のコンサルティングファームでは、自ら営業して案件を取りに行くのが当たり前ですが、私たちは「〈みずほ〉の顧客基盤」を背景にしています。信託の営業部・証券代行部や銀行・証券からの紹介を通じて案件が集まってくるので、メンバーはソリューションの質を高めることに集中できます。専門性を磨きたい人にとって非常に魅力的な環境です。
――この仕事に向いているのはどんな人だと思いますか。
杉浦:常にマーケットや投資家の動きを追いかける必要があるので、金融や株式市場に強い関心を持っている人が向いています。単に知識を持っているだけでなく、「学び続けること」を楽しめる人がいいのではないでしょうか。
塚原:同感です。私自身、入社前はIRやSRの知識がほとんどありませんでしたが、新しいことを吸収するのが好きなので楽しく続けられています。未知の領域を「怖い」ではなく「面白い」と思える人に合う環境だと思います。
白取:加えて「チームで働くのが好きな人」ですね。私たちの仕事は、個人で完結することはほとんどありません。銀行・信託・証券など社内外の専門部隊と連携し、得意分野を掛け合わせながら成果を出していきます。周囲と協働することで力を発揮したい人にはお勧めですね。
――白取さんがチームビルディングで気を付けていることはありますか。
白取:メンバーはそれぞれ専門性やバックグラウンドが異なるので、それぞれの強みを生かせるようなチーム編成を意識しています。例えば「この案件には法務の視点が必要だから彼を入れよう」といった形ですね。誰か一人に負担を集中させず、知を融合させて最大の成果を出すことを心掛けています。
――最後に、転職を検討中の皆さんにメッセージをお願いします。
杉浦:転職を考えるときは、不安よりも「ここで新しい自分を試したい」という気持ちを大事にしてほしいと思います。私自身も最初は知識不足で不安でしたが、実際に飛び込んでみると、周りのサポートもあり確実に成長できました。迷っている人も、まずは一歩踏み出してみることをお勧めします。
塚原:当部門は多様なバックグラウンドを持つ人が集まっているので、自分の経験が生きる場面は必ずあります。専門知識がなくても一緒に学びながら力をつけていけますし、知的好奇心を持って楽しめる人ならすぐになじめるはずです。
白取:「株式戦略×コンサルティング」という分野はまだニッチですが、その分、自分の市場価値を大きく高められる可能性があります。経営層と直接向き合い、企業価値の向上に貢献できる希少なポジションです。金融やコンサルで培ったスキルを新たな形で発揮したい人にはきっとやりがいを感じてもらえるはずです。日本経済のダイナミックな変化を間近で感じながら、自分自身も進化し続けたい、そんな人にぜひ仲間になってほしいですね。