投資の仕事は“経験=成長”――新興PEファンドで「一気通貫の経験をスピーディーに積む」という選択
sponsored by ブルパス・キャピタル

ブルパス・キャピタルは、経営コンサルティングファームを出自に持つユニークな新興バイアウトファンドだ。公認会計士からPEファンドに転じた杉田庸子氏と、設立母体のプロレド・パートナーズから同社に移った小林一航氏に、PEファンドの仕事の魅力や、ブルパス・キャピタルで得られる成長機会について聞いた。
※内容や肩書は2026年2月の記事公開当時のものです。
コンサルティングファームが母体の若いPEファンド
――これまでの経歴や現在の仕事を教えてください。
杉田:私のキャリアのスタートは公認会計士だったのですが、もっと企業成長に直接寄与したいという思いが強くなり、2009年からPEファンドで働いています。2社のPEファンドを経て、2025年3月にブルパス・キャピタルに参画しました。
現在はファンド全体の運用統括を担当していて、採用やIR活動なども担っているほか、投資委員も務めています。個別の投資案件のリードもしていて、メンバーとも非常に近い距離で働いています。
小林:私は新卒でプロレド・パートナーズに入り、成果報酬型のコンサルティングに携わりました。PEファンドの仕事に関心を持っていたところ声が掛かり、2020年からブルパス・キャピタルの設立や1号ファンドの立ち上げに携わりました。その後、2021年にグループ内で転籍しました。
その後複数の企業の投資からExitまでを担当する経験を積み、現在はシニア・ヴァイスプレジデントとして案件をリードしながら、メンバーの育成やサポートも行っています。
――PEファンドに関心を持ったのはなぜでしょうか。
小林:コンサルティングの仕事をする中で、限界を感じることがありました。例えばコスト削減のプロジェクトでは、損益が改善しても、生まれた原資をクライアントがどのように使うかまで関与することは難しいです。企業価値を上げるためにもう一歩踏み込むとなると、やはり株主となって経営に参画する必要があります。そこまでやってみたいと思うようになりました。
――ブルパス・キャピタルは、コンサルティングファームを設立母体としています。どんな特徴がありますか。
杉田:設立母体のプロレド・パートナーズは、コンサルティングファームとして大企業のバリューアップに関わってきましたが、日本が成長するカギとなる中小・中堅企業の支援に特化した投資ファンドの必要性に着目し、ブルパス・キャピタルを設立しました。
コンサルティングファームのリソースに裏打ちされた、投資先企業に対する事業理解の深さや、提案力の高さは特筆に値すると思います。私は多くのオーナー企業の経営者との面談に同席していますが、「初回面談でここまで当社の事業を理解し、深掘りしてもらったのは初めてです」とお褒めの言葉をもらうことが多いです。

ポテンシャルの高い中小企業の成長支援に特化
――投資先の特色や傾向はありますか。
杉田:日本企業の多くを占める中小・中堅企業の中でも、何らかの独自性を持っていて差別化が可能な企業に投資しています。「われわれが入ることで成長が加速できるか」に着目しているので、グロース要素が強いところが多いです。
――どのようにバリューアップを図っていますか。
杉田:まずは「ユニークな商材があるが、営業力が不十分」「オーナーのビジネスセンスは素晴らしいが、組織づくりのノウハウがない」など、成長のボトルネックを探します。採用やマーケティングなど、専門家と連携することで足かせが外れて劇的に伸びたりすることもあります。
小林:事業承継はもちろんですが、着眼点は成長性です。私がブルパス・キャピタルに加わって最初に携わった、製造業向けソフトウェアの開発・販売を手掛けるシー・アイ・エム総合研究所は、創業オーナーが60代で後継者問題を抱える企業でしたが、個別性が高くシステム化が難しいといわれていた金型製造の領域で圧倒的なポジションを占めていました。素晴らしい製品を持っていて、これからも必要とされる成長性の高い事業だと考え、2021年4月に投資を行いました。
半年後には非常に優れた経営人材を招聘(しょうへい)し、創業オーナーも安心して引退しました。その後は、新社長と監査役として参画した私が二人三脚で経営に当たり、営業の強化などに取り組みました。それまでは、引き合いに対応することが中心の受け身の営業だったのですが、潜在ニーズを探してターゲットリストを作成するところから始めて攻めの営業に転じ、販売先を広げて業績を伸ばしました。われわれにできるバリューアップを完遂した上で、2024年3月に大手SIerにExitすることができました。
――小林さんにとって初めての投資案件でしたが、どんな学びがありましたか。
小林:まだファンドとしての動き方を模索している中で担当したのですが、他のファンドメンバーや、経営人材の人にサポートしてもらい、良い形で投資からExitまで持っていくことができました。
ファンドの仕事は、投資先従業員の皆さんの意見を聞き、困り事があれば改善策を一緒に考え、必要に応じて知見を持つ専門家を探してくるといった地道な活動の積み重ねです。日々の関係構築の中から信頼を得ることがカギなので、知識やテクニックよりも、投資先企業の皆さんとしっかりコミュニケーションを取ることがまずは重要だと学びました。
そして、ファンドの仕事の経験が浅いからといって臆する必要はなく、しっかりやるべきことをやっていれば成果はついてくるものだと実感しました。

若手も一気通貫の経験を多数積める
――ブルパス・キャピタルで得られる経験は、大手PEファンドとはどのように異なりますか。
杉田:「一気通貫の経験ができること」「案件数が多いこと」が大きな違いです。
私たちは設立5年の若いファンドなので、多くの若手が活躍しています。小林も30代前半ですが要職に就いていますし、他のメンバーも若いうちから一気通貫した経験をしっかり積んでいます。
PEファンドによっては、分業制をとるところもありますし、経験が浅い人にはプロセスの一部だけを任せるというところもあります。しかし私たちは、若手であってもあくまでも「一人のプロフェッショナル」として、周りがサポートしながら全てのプロセスを担当してもらいます。
小林:若手もどんどん経験が積めるだけでなく、成果を出したらしっかりリターンが得られるインセンティブ設計になっています。やる気のある若い人にもフィットする環境です。
杉田:圧倒的な案件数の多さも特徴です。ミッドキャップ以上のファンドは取り扱う案件の規模が大きい分、対象となる企業の数も限られていて競争環境が厳しくなりがちなのですが、スモールキャップの案件は対象となる企業数がとても多く、かつ事業承継のニーズの高まりに端を発した活況なM&A市場の影響で、非常に活発に案件の組成が行われています。
また、私たちのようなスモールキャップのファンドの場合、対象となる企業の規模感が小さいことからデューデリジェンスへの対応力などが考慮されて、最初から独占交渉権を得て相対に近い取引になることが大半です。一方、一定規模以上の案件の場合は、複数のPEファンドや事業会社が二次ビッドに進むことが多いです。すると、「デューデリジェンスで苦労したけれど結局選ばれない」ということも、かなりの確率で起こってしまう。もちろん、それでも貴重な学びにはなりますが、そればかりを繰り返すと、せっかくファンドに参画したのに投資実行の経験がなかなか積めないということになりかねません。
われわれは、1号ファンドは4年間で15件の投資をしていますし、追加投資を含めると20件近くに上り、一人が年間1、2件の経験を積んでいます。この差は非常に大きい。
この業界では、投資経験の数が自身の成長に直結します。投資は経験値に基づく部分が大きいので、小さい案件であっても、一気通貫で手掛けた経験を多く積める方が、成長は早いでしょう。
「チームワーカー」「セルフスターター」が多い
――ブルパス・キャピタルで働く人の特徴は何ですか。
小林:「チームでの仕事が好きな人が多い」という印象です。コンサルティング業界などのプロフェッショナルファームでは、比較的「自分が成果を挙げること」にこだわりを持つ人が多いですが、ブルパス・キャピタルは、自分から他のメンバーと積極的にナレッジを共有するタイプの人が多いです。投資案件によって求められる知識やスキル、経験は違うので、各自が持っているものを出し合い、サポートし合うことの重要性をよく理解しているからだと思います。
杉田:それから、当事者意識が強い人が多いです。フラットな組織で、若手もどんどん仕事を任される風土があるからでしょう。「指示待ち」タイプの人はおらず、自分から能動的に物事に取り組むセルフスターターばかりです。
――皆さん、どんな働き方をしていますか。
杉田:オフィスへの出社義務があるわけではなく、時間の使い方や働き方は、各自に任せています。また、安心して任せられるメンバーです。
小林:「このやり方でないとダメ」と押し付けたりすることはなく、お互いを尊重していますね。
杉田:最近加わってくれた、1歳の子供がいる女性からは、入社前に「子供が小さいので、夕方いったん帰宅して、子供を寝かしつけてから必要に応じてまた仕事をしたいのですが、それでもいいですか」と相談されました。他社ではあまりいい顔をされないことも多かったらしいのです。でも、私もそうやって仕事をしてきましたし、「それで全く問題ない」と答えました。
強みがある人も、強みを探している途中の人も成長できる“懐の深さ”がある仕事
――PEファンドの仕事の面白さややりがいは、どんなところにありますか。
小林:私の場合は、コンサルティングの仕事をしていた時以上に、フィードバックをもらえる機会が多いところがやりがいにつながっています。投資先の経営層や従業員から「投資してもらって良かった」「新しい体制になって仕事がしやすくなった」と言われたり、シナジーのある企業にExitして「これから新しいことにどんどんチャレンジできそう」と感謝されたりすることもあります。
杉田:PEファンドの仕事は、「総合格闘技」に例えられるほど幅が広く、この仕事を最初から全部自分でできる人なんて誰もいません。どんな武器を持っていても、初めはみんな初心者です。
ただ、実際に仕事をしてみると、それが強みだと自分で気付いていなかったことが強みになり、投資先企業の成長に寄与できたりすることも多い。自分のこれまでの経験が、いろんな角度で生きる機会があるのです。誰もが何かしら自分の強みを見いだすことができる、実に懐が深い仕事です。
今、自分に「これだ」という明確な強みがある人にとっても、探している途中の人にとっても、自分の成長につながるとても良い仕事だと思います。
フラットにコミュニケーションができ、相手のすごいところを見いだせる人
――どんな人に仲間になってほしいですか。
杉田:コンサルティング業界などでは、比較的短期間で成果を出したいという人が多いかもしれませんが、PEファンドの仕事は数年単位で成果を出していきます。ですから、自分に対しても企業に対しても、短期的な成長だけでなく、中長期的な成長に目を向けられる人が向いていると感じます。
それから、私たちの投資先は中小規模の企業が多いのですが、ファンドメンバーとは全く異なるバックグラウンドを持ちつつ、素晴らしいビジネスセンスやリーダーシップを発揮する経営者や社員が多くいます。先入観にとらわれず、誰に対してもフラットに接することができ、相手を尊重できる人、相手のすごいところを見いだせるような人に来てほしいです。
小林:投資先では、いきなり外部から役員として入ってくるわれわれファンドメンバーは警戒されることもあります。「この人たちは味方だ」「困ったことを相談すると助けてくれる」と思ってもらえるようにならないと、そっぽを向かれてしまいます。いくら企業成長のための戦略をあれこれ考えても、投資先の人たちに実行してもらわないことには、何も進みません。
杉田:採用活動で、私たちはよく「この人は“チャーム”(人を引き付ける魅力)がある」という言い方をします。投資先の人たちに言うべきことをきちんと伝えるためにも、「外部から来た怖い人」と思われることなく、親近感と信頼感を持ってもらえるチャームがある人だといいですね。
――求められるスキルはありますか。
杉田:もちろん、財務モデル作成や事業分析力などのハードスキルも大切ですが、ある程度以上の能力がある人なら、ハードスキルは後から身に付けることができるでしょう。そうなるとやはり、先ほど話したような、人柄や仕事に対する姿勢が重要になってきます。
――今後のブルパス・キャピタルの予定は。
杉田:2024年に1号ファンドの資金を使い切り、今はつなぎファンドとして1号Sファンドを運用しています。1号Sファンドでも投資を1件実行しており、その他にも具体的な投資検討は進んでいることから、それも早々に使い切る予定です。2026年中に2号ファンドを立ち上げる予定で、今年に入ってからパートナー1名を含む2名のメンバーが参画していますが、今後もう少し仲間が必要になるので、多様なバックグラウンドの人材を採用したいと考えています。
