コンサルタントの「フリーランス化」は進むのか。 個人でできることと、ファームにいるべき理由

コンサルタントの「フリーランス化」は進むのか。個人でできることと、ファームにいるべき理由
「スキルさえあれば、ファームに属さなくても仕事はできる」。コンサルタントのフリーランス化をめぐる議論は、ここ数年で確実に増えてきました。副業解禁の流れ、リモートワークの普及、スキルマーケットの拡大。環境的な追い風は揃ってきたように見えます。
では実際のところ、コンサルタントの独立・フリーランス化はどこまで現実的なのでしょうか。外資就活ネクストのデータが示すコンサルタントたちの実態と、フリーランスとして働く際の可能性と限界を、正直に整理していきます。
1. コンサル業界に「独立志向」はどれだけいるか
自己PRに独立・フリーランス志向を書くユーザーは6.4%ですが、経営者・独立志向は在籍10年以上で24.8%に達し、ファームで経験を積むほど「自分でやれる」という感覚が育っていくことがデータに表れています。
外資就活ネクストのデータで、コンサル業界ユーザーのself_PR(自己PR)に「副業」「フリーランス」「独立」というキーワードが含まれる人の割合を調べると、全体の6.4%(1,211人中77人)という結果になっています。
この数字をどう読むかは難しいところです。自己PRに独立・フリーランス志向を書く人は実際の意向者の一部にすぎず、潜在的な関心層はこれより多い可能性があります。一方で、実際に行動に移す人はさらに少ないことも事実です。
より示唆的なデータとして、希望職種に「経営者・CEO・COO等」または「社長・役員」を選んでいるコンサル業界ユーザーは全体の15.1%(9,752人中1,474人)に上ります。フリーランス独立と経営者志向は完全に一致しませんが、「ファームという組織の外側で自律的に動きたい」という指向を持つ人が、コンサル業界に一定数存在することは確かです。
- 1〜3年:8.4%
- 5〜10年:15.4%
- 10年以上:24.8%
2. フリーランスコンサルタントが「できること」の実態
フリーランスコンサルタントの仕事はスポットアドバイザリー・業務委託・顧問契約の3パターンが中心。共通する難しさは「仕事の質」より「仕事の獲得」にあります。
実際にフリーランスとして活動しているコンサルタントが担う仕事は、大きく分けて三つのパターンに分類できます。