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事業会社でコンサルティングに携わる選択――。それはキャリアとして少し中途半端に感じられるかもしれないが、実は事業の肌感覚を養うと同時にコンサルティングスキルを身に付けることができる、人材の成長に適したハイブリッドな環境だ。
その上、次々と新規事業を成長させているユナイテッド株式会社には、事業の経営、開発、グロースなど、大きなチャンスやキャリアの選択肢も多い。
ユナイテッドでコンサルティングを経験してから、新規事業開発に携わる中根遥香さんは、入社2年で自ら立ち上げた事業をほぼ一人で手掛けるなど、驚くべき成長を遂げているという。
今回は、中根さんと、その直属の上司に当たる取締役 兼 執行役員の金子陽三さんに、事業会社であるユナイテッドでコンサルティングに携わるメリットや成長環境、若手のキャリアパスについて聞いた。
入社4カ月でコンサルタントに。2年目で役員と一緒に新サービスの立ち上げに携わる
――中根さんはユナイテッドに新卒で入社し、現在2年目ですね。これまでどのような業務に携わってきたのでしょうか。
中根:2020年4月に新卒入社後、アドテクノロジー(以下、アドテク)事業の法人営業を経験し、2020年8月にDXソリューション本部に異動しました。
そこでDXのコンサルティング(以下、DXコンサル)を半年ほど経験し、2021年4月からは同じDXプラットフォーム事業の新規事業開発室で、新サービスの立ち上げなどに携わっています。
――入社4カ月でいきなりコンサルに携わることになったのですね。
中根:まさか自分がコンサルタントになるとは思っていませんでした。私はどちらかというとロジックよりも感情が先行するタイプなので、不安もありました。でも、自己成長にモチベーションを感じるので、自分の弱みだと思っていた論理的思考力を伸ばせるのは楽しみでしたね。
――一方で、金子さんは投資銀行やVC、起業など、豊富な経験をしています。現在に至るまでの経緯を聞かせてください。
金子:外資系の証券会社でキャリアをスタートし、大企業や大手金融機関の海外における資金調達やM&Aの支援に携わりました。その仕事も面白かったのですが、新しい産業や企業が生まれる瞬間にもっと立ち会いたいと思い、VC(ベンチャー・キャピタル)に転職しました。
その過程で、日本の起業家がより頑張れる環境をつくりたいと思い、インキュベーション・オフィスの提供を通じて、ベンチャーの創業をサポートする会社を起業しました。
社会インフラに近いことに取り組んでいたため、小さな一企業としてではなく、資金やヒューマンリソースがより潤沢な環境でインパクトを出していった方がいいと考えるようになりました。
そこで、2004年末に、ユナイテッドの前身である株式会社ネットエイジに会社を売却してグループ入りし、同時に私もネットエイジに入社しました。それ以降は、投資部門の責任者や事業開発などを手掛け、現在はDXプラットフォーム事業とインベストメント事業という2つのセグメントの担当役員として、マネジメントを行っています。
私は中根の直属の上司で、肩書きは離れているように感じるかもしれませんが、まさに日々コミュニケーションを取りながら一緒に仕事をしています。
金子氏
DXコンサルで培ったスキルをベースに、1から10まで自分で事業を進める思考力と実行力が身に付いた
――中根さんがDXコンサルとして経験したことを教えてください。
中根:約半年という短い期間ではありますが、初めてECに取り組む魚介類卸業者のEC開業支援や、大手出版社のオウンドメディア制作、ヘルスケア領域のPoC(Proof of Concept)など、領域も内容もさまざまなプロジェクトに携わりました。
DXコンサルとして求められることは、アドテクの営業のそれとは違います。お客さまの業種業態が毎回異なる中で、その業種のことや市場の中でのお客さまのポジションを1から調べ、その上でどんな戦略を練って、どのように提案するかを考える必要があります。
インプット量や頭の使い方が異なるので大変でしたが、徐々に自分の中でフレームワークのようなものが出来上がって、武器が増えていく感覚がありました。
それが成長実感につながっていました。また、お客さまの反応も返ってきやすい立場なので、そういったことからも自分自身の成長が感じられてうれしかったですね。
――新規事業開発室では、どのような業務を手掛けているのでしょうか。
中根:ユナイテッドのグループ会社に、プログラミングに特化したオンラインスクール「テックアカデミー」を運営するキラメックスという会社があります。
そのスクールで「EC事業者向けの教育サービス」の企画からリリース、その後のマーケティング、営業、サービスのオペレーション設計など多岐にわたる業務を全て一人で担っています。
また、それとは別に、スクールの卒業生に制作機会を提供するため、ECを運営する企業とのアライアンス提携を進めています。アライアンス獲得後の制作案件の営業〜ディレクション業務も行っています。
EC制作の新コースは、2021年7月にリリースしたばかりです。これは、私が新規事業開発室に異動し、これから進めていく企画を自分で考えることになった時に、金子から「自分の思いが乗るプロダクトをつくれ」と言われて考えたもの。
DXコンサルでEC事業者の立ち上げを行った際に、EC業界に対する課題意識が芽生えたことから、課題解決の一助にしたいと、ECをテーマにしたカリキュラムを企画しました。
――これまでを振り返り、苦労したことは何でしょうか。
中根:DXソリューション本部にいた時は、チームでフォローし合いながらプロジェクトを遂行していくことが当たり前でしたが、新規事業開発では自分で立てた企画は全て自分で担当することが前提になっています。
もちろん、上司である金子のアドバイスを仰ぐことはできますが、基本的には自分で1から10まで考えた上でタスクに落とし込み、作業を進めていかなければならないので、それが大変ですね。
ただその分、何をすべきかを洗い出す思考力や、それを行動に移す実行力は付いてきたと感じます。自分で事業を動かすとなると、DXコンサルのように一つの課題を解決するだけではありません。
例えば、契約面の整備やそれにまつわる法律の確認、販売や経理の処理、マーケティングの方法など、複数の課題に向き合っていくことが必要になります。
事業を立ち上げる前は、何をどう考えていけばいいかも分からず苦戦しましたが、金子とビジネスアイデアの壁打ちをしながら乗り越えてきました。
事業開発では、DXコンサルで培ったスキルをベースに、その先の手足を動かすところも自分でやらなければいけません。自分が行動しなければ何も起きないので、それは今でも苦労しているところですかね。
――自分で1から10まで一人で全て担当するのは大変だと思いますが、中根さんの事業開発のモチベーションはどんなところにありますか。
中根:DXコンサルでの成果を見て、「ぜひ新規事業開発室にきてほしい」と言われたときに、自分を認めてもらえたと感じたことが一つのモチベーションにつながっています。
また、もともと「事業責任者になりたい」と言って入社したので、何らかの結果を残したい思いもありますし、自分のつくる事業が世の中に価値を生み出していくことにもやりがいを感じます。
個人的な話でいえば、コンサルには守秘義務があるので、自分がどんな仕事をしているかは家族にも言えませんでした。それが事業をつくる側になると、出来上がったサービスを見せながら、「自分がつくったんだよ」と堂々と言うことができる。
それがどのような課題解決に役立っているかなども含めて、身近な人に伝えられるのはモチベーションにつながりますね。
DXコンサルで基礎体力を付け、新規事業や経営で生かす。ユナイテッドだからこそ両方経験できる
――コンサルティングファームではなく、あえて事業会社のユナイテッドでコンサルをやるメリットは何でしょうか。
中根:グループ内の事業会社が提供しているさまざまなソリューションを活用しながら、各社の仲間と一緒にコンサルできる点がメリットだと考えます。
グループ内であればコミュニケーションも取りやすく、グループとして「日本を代表するインターネット企業になる」という共通のビジョンの下、その案件の獲得メリットや売上目標といった目的意識をそろえやすい。
外注先に依頼すると、どうしても利害関係などが発生しますが、グループ内であれば各社が主体性を持ってサポートし合えるため、より高い成果を出せると感じます。
金子:マネジメントの視点からお話しすると、ユナイテッドとしては、今後のグループの事業を経営できる人材をどんどん育成、輩出していきたいと考えていて、そのための経験を積んでいってほしいという姿勢を取っています。
もちろんコンサルタントとしてキャリアを重ねていくこともできますが、若手のキャリアステップとしては、DXコンサルのチームで基礎体力を付けてもらい、中根のように、なるべく早いタイミングで新規事業やグループ会社の事業育成、買収した会社の経営などに携わってもらう考えです。
一般的に、コンサルティングファームから事業会社に転職する流れは一定数ありますが、ユナイテッドは事業を育成している環境に触れながら、コンサルでスキルを磨いた後、すぐにでも事業に携わることができます。
将来的に再びコンサルの仕事をしたいと思ったとしても、事業での経験が生かせれば、全く違う成果が出せます。それが、ユナイテッドでコンサルに携わる意味だと思っていますね。
中根:成長という側面であれば、金子と私の関係性のように、経験豊富な役員が直属の上司として付くため、質の高いフィードバックをもらえる機会が多いこともメリットだと思います。
大企業で役員の方に時間をもらうのは難しいと思うのですが、それができるのは人数の少ないベンチャーだからこそ。毎日のようにフィードバックをもらいながらPDCAを高速で回していくことで、早い成長を手に入れることができます。
中根氏
時代の変化に柔軟に適応でき、自らチャンスを掴みにいける人と働きたい
――中根さんは、これからのキャリアをどう描いていますか。
中根:DXコンサルを担当していたころからEC領域に携わる機会が多く、事業部の中で「ECといえば中根」という認識が社内で根付き始めています。そのため、これからもEC領域の知見を増やし、ECの専門家としてグループ内で頼られる存在になっていきたいですね。
また中長期的には、自分がつくった事業の売上と組織を拡大することで、会社の拡大にも寄与していきたいと考えています。
――ユナイテッドでは、どのような人が活躍できると思われますか。
中根:時代の変化に柔軟に適応できる人が合うのではないでしょうか。特に、デジタルやITの業界は移り変わりが速いので、変化に対応できる柔軟性がなければ付いていくのは難しいと思います。加えて、自らチャンスを掴みに行って成果を出そうとする姿勢のある人と働きたいと思います。
金子:ユナイテッドが掲げるバリューに、「自責自走」という言葉があります。これはまさに中根が話していた部分で、自ら機会を創出し、自ら動ける人は会社としても重要だと考えています。
また、事業の立ち上げや経営は大変なことばかりなので、それでも楽しみながらできる前向きさや、厳しい局面でも仲間を大切にできる思いやりがあるといいなと思いますね。
――次のキャリアに踏み出す人に、企業の選び方や事業会社で経験を積むことの良さを教えてください。
中根:すでに出来上がっている大きな船に乗るのではなく、航海するための船を一緒につくることに価値を感じて、ユナイテッドに入社しました。世の中にはさまざまな選択肢がありますが、ユナイテッドは幅広い事業を展開しているので、キャリアの選択肢が豊富です。
やりたいことが一つに絞れない人は、ユナイテッドのように選択肢やチャンスがたくさん転がっている企業を選ぶのがいいのではと思います。
金子:自分が本当に好きなことや向いていることを知るには、さまざまな経験をすることが必要だと考えます。自分の枠を広げていくことによって、本当に心から熱中できることを見つけてほしいです。
写真左より金子氏、中根氏