【業界別】現役社会人が新卒に贈る推薦図書一覧 ~「学生時代に読んでおきたかった!」あなたのバイブル教えて下さい!~

2022/03/24
#書評・書籍紹介

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・1.はじめに

就職活動の選考対策や入社前準備として、良書を読むことは、とても有効な手段です。ただ、おすすめの本が多すぎて何から手を付けて良いか分からない方もおられるかと思います。

そこで、今回は各業界の現役社会人おすすめの書籍を、コンサルティングファーム、金融、商社、広告の新卒内定者向けに対談形式でまとめました。

ファシリテーターは、Liiga編集部のゆず(22卒金融業界内定者)です。

本調査は、外資就活ドットコムが運営する相談室の回答者に協力をお願いしています。

▼相談室はこちらから▼
https://gaishishukatsu.com/box/answers

・2.コンサルティングファーム

〈回答者Profile〉
生物系修士@ブティックコンサル
日系ブティックコンサルティングファームでアナリスト修行中。就活時代にはBIG4コンサルの内定も保持。

Hal
戦略コンサルティングファームのアソシエイト。就活時には戦コン以外にも投資銀行、IT、メーカー、出版社などを見ていた。

3代目秋田
外資系戦略コンサルティングファームに勤務。

タケモトユウヤ
新卒でゴールドマン・サックス投資調査部に入社。A.T.カーニーに転職後、コミュニケーション・メディア・テクノロジー事業担当マネージャーとして中期戦略立案や新規事業立案などPJに従事。現在は、データ分析SaaSのスタートアップにて取締役CFOとして経営戦略、財務戦略、アライアンスの推進など、経営全般に尽力。

ベンチャーにいる伊藤
アクセンチュアを5年目で退職。yousual株式会社(スタートアップ)を共同創業した人。

マイケル
戦略コンサルタント。
※「外資就活相談室」は各回答者名からご覧になれます。閲覧には外資就活アカウントが必要となります。



コンサル内定者に向けて、コンサルファームで求められる基本スキルを学ぶためにおすすめの書籍を教えてください。

ベタですが、■コンサル1年目が学ぶこと が1番教科書になると思います。

入社後もリファレンス的に置いておくなら■PowerPoint資料作成 プロフェッショナルの大原則が良いです。

入社後も手元に置いておきたいと思う本もあるのですね。Halさんは、入社後も繰り返し読まれている書籍はありますか?

■意思決定のための「分析の技術」
■ストーリーとしての競争戦略
■イシュ―からはじめよ
の三冊は、今でも繰り返し読んでいます。大学での学びにも使えるエッセンスが大量に詰まってるので学生のうちに一度読んでみてください。

コンサル業界に限らず有名な3冊ですね。

コンサルは転職が当たり前で、変化が激しい職種だと思います。その点を踏まえて、おすすめの書籍はありますか?

僕もコンサルは「変化への適応を求められてきた業界」だと思います。

その点で、 ■選ばれるプロフェッショナルはおすすめです。具体的な業界やテーマを絞るため、というよりはプロとして生きる(コンサルタントとして生きる)自身の在り方を考え直す材料になる書籍だと思います。

コンサルは、起業される方も多い印象があります。

ゴールドマン・サックスから戦コン、さらにはスタートアップと活躍の場を広げられてきたタケモトユウヤさんにも、お伺いしましょう。

僕が環境によらず常に意識していることは、自分が過去に学んだ思考の型にハメるだけではなく、自分のもつ型の幅をさらに広げることです。

そのためには、学ぶ姿勢を失わないことと、基礎的な思考スキルが重要で、これらはどんな会社でも必ず役に立つ“ポータブル”なものだと思っています。

さらにポータブルな知識を身につけられるオススメの書籍としては以下を挙げます。

■考える技術・書く技術
■超・箇条書き
■ロジカル・シンキング

いずれもいかに思考を整理するかを教えてくれるので、これらをベースに日常でもそうした思考の整理をしてみることをお勧めします。

ベンチャーにいる伊藤さんも、コンサルを経て起業されています。ご自身のnoteの中で、コンサルも起業も共通して「120%で自らの事業に打ち込むだけ」とおっしゃられていますが、新卒からパフォーマンスを発揮するために、おすすめする書籍はありますか?

大前研一さんの ■企業参謀、佐俣アンリさんの ■僕は君の「熱」に投資しようあたりは自分もやらねば!という気にさせられる本でした。

企業参謀にいたっては、30歳ちょっとでこれを書いたのかという衝撃、そして30そこそこになったら実力としてはやろうと思えばなんでもやれるはずなのに、年功序列で40過ぎまで出番待ちしてるのか?といった主旨の一文が強く記憶に残っています。

アンリ氏の本も、頭脳のピークである20代後半から30代前半、君にいくらの価値がある?1000万とか2000万とか器の小さい話してるんじゃねえ、的なことが書いてあり、痺れること言う!!と思いました。どちらも読むと、年齢を言い訳にせず、ガンガンチャレンジして120%出していこうという気持ちになります。

熱いコメントまで頂き、すでに読みたくなってきました。

また、現役戦略コンサルタントとして活躍されているマイケルさんは、「ほとんど書籍を読まない」とおっしゃっていますね。

私は書籍を読まない代わりに、人と話すことでキャリアを考えることが多いです。自分に無いキャリア観を持つ人を見つけたとき、なぜこの人はそういうキャリアを歩みたいんだろう というのを考えたり直接聞いてしまいます。するとそのキャリアが自分に合う/合わないが分かり、自ずと自分のキャリア観が見えてくると思います。

内定者時代は本を読むより色んな業界の人と知り合ったり、色んなところに旅行に行くことをおすすめします。20年足らずで見てきたものの範疇で描けるキャリアや人生観はかなり狭いので、これを押し広げる努力をしてください。

ありがとうございます。

仕事においても、人生経験においても、得た知識と経験を掛け合わせていくことが一番のスキルアップなのかもしれません。

・3.外銀・金融・PEファンド

〈回答者Profile〉
SOE
元外資系投資銀行のIBDバンカー。邦銀での勤務経験もあり。

ウグイス(メジロ)
投資銀行部門の勤務経験あり。経歴としては、商業銀行、外資系投資銀行。

キティー
外資系金融のバイサイドで勤務。公認会計士。

きなこもち
新卒で投資銀行部門に入社。その後バイサイドに転向ののち、スタートアップへ。就活時は、外資系コンサルティングファームにも内定。

ポパイ
20代で転職し、PEファンドへ。
※「外資就活相談室」は各回答者名からご覧になれます。閲覧には外資就活アカウントが必要となります。



まず、外銀の世界や働き方を知ることができる書籍があれば、教えていただけますか。

IBDなら勤めてみるとこの2冊の間のような事を行ったり来たりすることになります。
■投資銀行残酷日記
■投資銀行青春白書

黒木亮の小説、 ■獅子のごとくは必読です。外資系投資銀行を舞台にした現代版平家物語と思ってもらえれば。今でもモチベを上げたい時とかに読んでいます。

■獅子のごとく■投資銀行残酷日記、と併せて、■巨大投資銀行 ■トップレフトは、バンキングの仕事の雰囲気がわかるはずです。特に ■投資銀行残酷日記は、過酷だった時代の話を見て、今でも震えます。

内定者のうちから、書籍を通じて身に付けておけば良かったと思う知識などはありましたか?

■MBAバリュエーション■ベーシック会社法入門<第8版>(日経文庫) あたりですかね。

前者は、バリュエーションの基礎が分かりやすく解説されています。後者は、会社法についての書籍なのですが、クライアントである日本企業のコーポレートアクションは会社法で規定されて、意思決定されるないしは制約されるので、早いうちから基礎理解は必要かなと。

内定者時代にもう少し財務諸表を読めるようになっておくべきだったなと今でも思っています。もしまだ財務や会計に馴染みがなければ、國貞克則さんの■財務3表一体理解法を読んでおくことをおすすめします。

私は、■銀行経理の実務■銀行業の会計実務をバイブルとしています。

ただ、前者は働く前に読むには重すぎるので、内定者には後者をおすすめします。メガバンク等の銀行の財務を基礎からわかりやすく理解するためにおすすめの1冊なので、全金融業界の内定者におすすめします。

キティーさんはご自身のTwitterでも数多くの書籍を紹介されていますが、その中でも、外銀内定者におすすめはありますか?

まず、業界問わず、これから就職される全ての内定者に是非読んでいただきたいのが、 ■僕は君たちに武器を配りたいです。

一言で表すと資本主義の構造を定性的に説明した本です。 自分は大学卒業後に読んだのですが、大学入学後ぐらいのタイミングで読むと、昨今、社会において戦うべきルールがそれまでと大きく変わったことがよく分かると思います。

あとは、ジョブ型雇用で働かれるなら ■外資系で学んだすごい働き方も参考になるかと思います。ただ、外資系で働かれる方向けというよりは、グローバル化に伴う日本人の長期的なJob Securityを考えるための本というのが正しいかと。

外資系企業における役割ごとの年収レンジや求められる英語力の違いも具体的で納得感しかなかったですね。

古いイメージかもしれませんが、外銀は男性社会な印象がありますが、女性で活躍されているきなこもちさんから、外銀内定者に向けて、キャリアを考える上でおすすめの書籍はありますか?

キャリア的な観点でいうと、私は学生時代に木全ミツさんという方とお話したのが結構刺激になったので、 ■仕事は「行動」がすべて~無名の偉人・木全ミツの仕事~などもおすすめです。

木全ミツさんは「労働省キャリア官僚、国連公使、ザ・ボディショップジャパンの初代社長として、驚くべき量のプロジェクトを、60 年近くすべて成功させてきた」とのことです。これから働こうとしている私たちに多くのことを教えてくれそうですね。

ポパイさんは、メガバンクからPEファンドに転職というキャリアを歩まれていますが、そのキャリア形成に役に立った書籍などはありますか?

役に立ったということで言えば、 ■成長と承継のためのPEファンド活用の教科書です。

PEファンドの業務は良くも悪くもブラックボックスの部分があり、あまり知られていないのが現状です。まずはPEファンドという職種を理解するためにも、この本を読むことをおすすめします。

・4.商社・広告

〈回答者Profile〉
よーく
総合商社の若手。就活時は、通信、広告代理店、インフラなども内定。

cocoa
総合商社勤務。就活時は、外資系金融・コンサル・日系金融、広告代理店に内定。

ljh8821
社会人10年目。メディア・マーケティング関連職種。就活時は、総合商社、外資系戦略コンサル、外資系ITに内定。

yuuu
電通から外資系スタートアップに転職。就活時は、広告代理店、メーカー、メガベンチャーなど幅広く十数社に内定。
※「外資就活相談室」は各回答者名からご覧になれます。閲覧には外資就活アカウントが必要となります。



商社勤務のよーくさんとcocoaさんから、時間に余裕があるうちに読むと良いと感じる書籍があれば、お聞かせいただけますか?

著者でいうと、藤野英人さん(ファンドマネジャー/経営者)、村上世彰(村上ファンドの創設者)さんの本は必読です。

商社は、配属リスクと言われるくらい、部署によって扱う業務も、求められるスキルも異なります。まだ配属先も分からない中、特定の分野の本を読むというより、いろんな本を読んでおくといいと思います。宗教やスポーツ等、ご自身が興味ある本を、ゆっくり時間をとって読めるのは大学生ならではとも思います。

とはいえ、実務的な本が良いということでしたら、最近のスタートアップのビジネスモデルが纏まった本とかは面白いと思います。 社内にいると足下の既に出来上がったビジネスモデルの管理に囚われがちですが、最近のスタートアップがどういうマネタイズをしているか知っておくと、その仕組みが仕事でも活かせたりとオススメです。

広告業界は他業界とは違ったスキルが求められる気がするのですが、広告業界にお勤めのおふたりから、内定者に向けておすすめの書籍はありますでしょうか?

個人的には、本を読むこと以上に、できる限り様々なメディアや広告、コンテンツ、イベントやキャンペーンにできる限り多く触れていただき、ご自身の目で見て、肌で感じる、そんな生きたインプットを意識的にやっていただくと良いかと思います。 自分自身が、生活者としてユーザーとして、広告に触れて感じたお気持ちや意見こそが、最も大切なご自身の核となるからです。

そのうえで、インプットという観点で、広告やマーケティングに関連する書籍をいくつかご紹介します。

まず、■広告&CM年鑑。年度ごとにその年の広告やCMを一覧にまとめたものが出版されます。まずは世の中に出ているたくさんの広告を見て楽しんでください。きっといつかそのインプットが役に立つときが来るはずです。

佐藤尚之さんのシリーズ(■明日の広告■明日のコミュ二ケーション■明日のプランニング)も広告コミュニケーションについての指針となるものが、分かりやすく書かれています。

■手書きの戦略論 は、コミュニケーションデザインについて、体系的にまとまっていて、今、振り返って見てみても参考になります。

他の業界と比べて勉強したら身につくことや、数値や試験で能力が測れることがパッと見つかりづらく、内定者の時期に何をすべきか迷う方もおられそうですね。

そうですね。

個人的には、ビジネス書や自己啓発本ではなく、時間がある学生のうちに古典的名著と呼ばれる本を読み漁ることをおすすめします。世の中の流行り廃りがある中でも読まれる名著には、普遍的な価値があります。そしてそういった本を読んで培われていく価値観やモノの見方こそが、働いているうちにきっと生かされるかと。

なるほど。

時間がある学生のうちだからこそ、読破するのが難しい本に挑戦できるのは、全内定者共通だと思うので、時々古典を挟んでみるのも良いかもしれませんね。

・5.【今年度版速報】有名企業22卒内定者課題まとめ

Liiga編集部では、各業界の内定者課題も調査しています。内定者課題は、新入社員に向けて「入社時にこれだけの知識・考え方・スキルは身に付けておいてほしい」という企業からのメッセージだと捉えてよいでしょう。ぜひこちらも併せて、ご活用ください。

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■【今年度版速報】MBB、商社、金融、広告の有名企業22卒内定者課題まとめ


・6.おわりに

いかがでしたでしょうか。

第一線で活躍する現役社会人の方は、内定者期間に限らず、働き始めた後もバイブルとされているとおっしゃられている方も多く、この機会に、何冊かは購入してもよさそうですね。

最後に、Liigaでは、このコラムの他にも以下のような就活生や内定者の皆様に向けた、キャリアに関するコラムやサービスを提供しております。

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■“就活生時代に知りたかった”内定者がハイキャリア転職サイトLiigaを使ってみた


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■【コンサル志望者必見】〜MBB内定者直伝〜就活生こそコロッセオを活用せよ!


コラム作成者
外資就活ネクスト編集部
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